広角レンズ
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広角レンズ(こうかくレンズ 英 wide lens または wide angle lens )は、カメラ用の写真レンズで、焦点距離が短く広い写角を持つレンズである。
[編集] 定義
広角レンズのはっきりした定義は存在していない。ただ単に「広い範囲が写るレンズ」「標準レンズより焦点距離が短いレンズ」といった程度に理解されている。 ライカ判のカメラでは焦点距離が35mmより短いものが一般的に広角レンズとされており、その対角線画角は63度である。このためほかのフォーマットでも対角線画角63度以上のレンズを広角レンズと呼ぶことが多い。またその中で画角84度(ライカ判の24mmに相当)以上のレンズは超広角レンズと呼ばれることが多い。
ライカ判のコンパクトカメラでは35mmより少し長い38mm、40mmという焦点距離を持つレンズが使われることがあり、これは準広角レンズと呼ばれることもある。
[編集] 効果
その名の通り、広い範囲を写すことができる。 手ぶれを起こしにくく被写界深度が深い特性も持つためスナップ撮影に多用され、パンフォーカス撮影にも適している。
広角レンズで写した写真は、カメラから離れた被写体が極端に小さく写るため、パースペクティヴ( perspective, 遠近感)が強調されて写る。カメラアングルを変えると写り方が大きく変わり、被写体によっては形がデフォルメされて写ることもある。 人物を撮影した場合、標準レンズや望遠レンズに比べて、こめかみ部分が狭く細面に、鼻は大きめに写る。
特に超広角レンズは狭い空間を非常に広く見せることができるため、マンションの広告写真に多用される。
[編集] 機構上の特徴
レンジファインダーカメラやコンパクトカメラ用のものは、焦点距離が短いだけで標準レンズとの差は少ないが、特に超広角レンズでは非常に被写界深度が深くなるため、距離計によるピント合わせを不要として距離計非連動としたものもある。
一眼レフカメラ用のレンズでは、レンジファインダーカメラと同じ設計ではバックフォーカスが短くなってしまい、レンズの後端が反転ミラーにぶつかってしまうため、前群に凹レンズを使いバックフォーカスを長く取ることができるレトロフォーカスタイプのレンズ構成がとられる。
最近の広角レンズでは近接時の描写性能を向上させるためフローティング機構を採用しているものが多い。

