メキシカンリーグ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| メキシカンリーグ | |
|---|---|
| 分類 | 野球 |
| 開始年 | 1925年 |
| 参加チーム | 16 |
| 加盟国 | |
| 前回優勝チーム | メキシコシティ・レッドデビルズ |
メキシカンリーグ(Mexican League)は、メキシコ合衆国におけるプロ野球リーグである。
目次 |
[編集] 概要
メキシコの野球はアメリカ大リーグのAAA(トリプル・エー)クラス相当のリーグ戦とみなされており、このリーグ戦から大リーグへの挑戦権を獲得した選手も大勢育っている。
大会にはメキシコ全国の各都市を本拠地にする16チームが参加して毎年大リーグと同じ4月から9月に掛けて「リーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボル(Liga Mexicana de Béisbol、英:Mexican League)」 と呼ばれるペナントレースが開催される。
また、これとは別に11月から2月にかけてもウィンターリーグの1つである「リーガ・メヒカーナ・デル・パシフィコ(Liga Mexicana del Pacífico、英:Mexican Pacific League)」と呼ばれる大会も行っており、こちらの優勝チームにはカリビアンシリーズ出場権が与えられる。
現在はアメリカのマイナーリーグのアソシエーションに入り、AAAクラスが与えられているが、独立した組織で、第二次大戦後の一時期は富豪ホルヘ・パスケルによってアメリカのメジャーリーグやニグロリーグの選手を引き抜いてメジャーリーグと張り合おうとしたこともあった。結局財政難からこの目論見は挫折、メジャー側が選手の引抜をおそれてマイナーのアソシエーションに組み込んだ。
しかし、この間に球団数は増え、その後1970年代までに16球団に拡張、現在は南北の実質2リーグ制でペナントが争われている。地区交流戦の試合数は現在の日本のプロ野球の交流戦の割合より少なく、シリーズは地区優勝チームで対戦する。
2006年6月にはWBCの行われたサンディエゴのペトコパークでサンディエゴ・パドレスと業務提携を結んでいるティファナ・コルツとメキシコシティ・レッドデビルズの公式戦が行われた。その前にもヒューストンのアストロドームで公式戦開催の前例もある。また米墨国境の都市であるヌエボ・ラレドを本拠地とするオウルズはリオ・グランデ川の対岸にあるアメリカ側の町のラレドで公式戦の3分の1を開催していた。
[編集] リーグ戦の試合方式
- 2005年度から一部試合方式が変更され、ホーム・アンド・アウェー55試合ずつの110試合が各チームに割り当てられる。
- 下記に示している16チームを8チームずつ南北に分けているが、全チームとの総当り形式となっている。
- 前・後期ともそれぞれの地区ごとに順位を設定し、それぞれの順位ごとにポイント(勝ち点)が与えられる。そのポイントの前・後期の合計で5位までに入ったチームと、それ以外の最高勝率チームの6チームずつがプレーオフ(決勝ラウンド)進出となる。
- プレーオフは6チームによるトーナメント(7戦4勝制)で争われる。
[編集] 参加チームリスト
| 地区 | チーム | 英名 | 西名 |
|---|---|---|---|
| 北地区 | チワワ・ゴールデンズ | Chihuahua Goldens | Dorados de Chihuahua |
| ラグナ・カウボーイズ | Laguna Cowboys | Vaqueros Laguna | |
| メキシコシティ・レッドデビルズ | Mexico City Red Devils | Diablos Rojos del Mexico | |
| モンクロバ・スティーラーズ | Monclova Steelers | Acereros de Monclova | |
| モンテレー・サルタンズ | Monterrey Sultans | Sultanes de Monterrey | |
| ヌエボラレド・オウルズ | Nuevo Laredo Owls | Tecolotes de Nuevo Laredo | |
| レイノサ・ブロンコス | Reynosa Broncos | Broncos de Reynosa | |
| サルティーヨ・サラーペメーカーズ | Saltillo Sarape Makers | Saraperos de Saltillo | |
| 南地区 | カンペチェ・パイレーツ | Campeche Pirates | Piratas de Campeche |
| ミナチトラン・オイラーズ | Minatitlan Oilers | Petroleros de Minatitlan | |
| オアハカ・ウォーリアーズ | Oaxaca Warriors | Guerreros de Oaxaca | |
| プエブラ・パロッツ | Puebla Parrots | Pericos de Puebla | |
| キンタナロー・タイガース | Quintana Roo Tigers | Tigres de Quintana Roo | |
| タバスコ・キャトルメン | Tabasco Cattlemen | Olmecas de Tabasco | |
| ベラクルス・レッドイーグルス | Veracruz Red Eagles | Rojos del Aguila de Veracruz | |
| ユカタン・ライオンズ | Yucatan Lions | Leones de Yucatan |
[編集] 補足
- メキシコではチーム名が都市名とセットで固定になっていることが多い。球団が移転すると資本的な系譜と関係なく、その町に以前あったチームのニックネームをつけることが多い。たとえば、アグアスカリエンテスはリエレロス(レイルロードメン)、コルドバはカフェテロス(コーヒーグローワズ)という名が固定して、他の都市にあったチームがこちらの都市に移転すると前のニックネームを捨て、リエレロスやカフェテロスを名乗る。
- また、かつてのトレオン(コットンピッカーズ → カウボーイズ、現在はラグナ・カウボーイズに)やティファナ(ブルス → コルツ)、プエブラ(パロッツ → エンジェルス → 現在はまたパロッツに)などのようにフランチャイズを変えずにニックネームだけを変える例もあって、タイガースのように本拠地を移転しても(メキシコシティ → プエブラ → カンクーン)愛称はそのままといったケースもある。
[編集] 球団名の変更
- ティファナ・コルツ(現在は解散)
- ティファナ・ブルス(Tijuana Bulls、西: Toros de Tijuana、2005年まで)
→ ティファナ・コルツ(Tijuana Colts、西: Potros de Tijuana、2006-2008)
- キンタナロー・タイガース(チームの移転に伴って都市名だけ変更)
- メキシコシティー・タイガース(Mexico City Tigers、西: Tigres de Mexico、2003年まで)
→ アンヘロポリス・タイガース(Angelopolis Tigers、西: Tigres de Angelopolis、2004-2006)
→ キンタナロー・タイガース(Quintana Roo Tigers、西: Tigres de Quintana Roo、2007- )
- チワワ・ゴールデンズ
- サンルイスポトシ・カクタスペアーグローワズ(San Luis Potosi Cactus Pear Growers、西: Tuneros de San Luis Potosi, 2004-2006)
→ チワワ・ゴールデンズ(Chihuahua Goldens、西: Dorados de Chihuahua、2007- )
- ミナチトラン・オイラーズ
- カンクーン・ロブスターメン(Cancun Lobstermen、西: Langosteros de Cancun、2005年まで)
→ コルドバ・コーヒーグローワズ(Cordoba Coffee Growers、西: Cafeteros de Cordoba、2006年シーズン開幕-2006年6月)
→ ポサリカ・オイラーズ(Poza Rica Oilers、西: Petroleros de Poza Rica、2006年6月-2006年シーズン終了)
→ ミナチトラン・オイラーズ(Minatitlan Oilers、西: Petroleros de Minatitlan、2007- )
[編集] 日本人選手
- 小川邦和(1984)
- 根鈴雄次(2002)
- 佐野重樹(2002) - メキシコシティ・タイガース
- マック鈴木(2006-2008) - ティファナ・ポトロス、タバスコ・キャトルマン、チワワ・ゴールデンズ
- 藪恵壹(2006) - ティファナ・コルツ
- 山村路直(2009) - モンテレー・サルタンズ
- 吉岡雄二(2009-) - ヌエボラレド・オウルズ
[編集] 外部リンク
- メキシカンリーグ公式サイト(スペイン語)
- アグアスインフォ(このサイトでメキシカンリーグについて取り上げている)

