ディアボロス/悪魔の扉

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ディアボロス/悪魔の扉
The Devil's Advocate
監督 テイラー・ハックフォード
脚本 ジョナサン・レムキン
トニー・ギルロイ
原作 アンドリュー・ネイダーマン
製作 アーノン・ミルチャン
アーノルド・コペルソン
アン・コペルソン
製作総指揮 テイラー・ハックフォード
マイケル・タドロス
スティーヴ・ホワイト
出演者 キアヌ・リーヴス
アル・パチーノ
シャーリーズ・セロン
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
撮影 アンジェイ・バートコウィアク
編集 マーク・ワーナー
配給 日本ヘラルド映画
公開 アメリカ合衆国の旗 1997年10月17日
日本の旗 1998年4月18日
上映時間 144分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $57,000,000[1]
興行収入 アメリカ合衆国の旗$60,944,660[2]
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ディアボロス/悪魔の扉』(- あくまのとびら、原題:The Devil's Advocate)は、1997年制作のアメリカ合衆国オカルトスリラー映画キアヌ・リーヴスアル・パチーノシャーリーズ・セロンらが出演。原題の意味は「悪魔の弁護人」で、アンドリュー・ネイダーマン(Andrew Neiderman)による小説『悪魔の弁護人』[3](訳:庭植奈穂子)を原作としている[4]。邦題のδιάβολοςはギリシャ語で「悪魔」を意味する。

あらすじ[編集]

フロリダの敏腕弁護士ケヴィン・ロマックスは法廷での驚異的な無敗記録をニューヨークを買われ、大物弁護士ジョン・ミルトンの事務所に勤める事になる。世界を相手の活気のある事務所、豪壮なマンション、洗練された隣人たち。

上得意である不動産王アレキサンダーが妻と子どもを殺害した容疑で逮捕される。ケヴィンは裁判の準備で家に帰れない日が続く。メアリー・アンは慣れない都会での孤独で次第に精神に変調をきたす。ケヴィンも妻の看護のためにしばらく休職してもいいというミルトンの誘いを断って、仕事に埋没する。メアリーを心配して来たケヴィンの母親はマンションでミルトンとすれ違った時に驚くが固く口を閉ざす。ケヴィンの同僚の妻たちが実は悪魔だと言ったり、存在しない自分たちの赤ちゃんに子宮を奪われる夢を見たり、とメアリーの精神は確実に蝕まれていく。ケヴィンも彼女を抱いている最中に同僚の弁護士クリスタベラとセックスしている幻を見る。

弁護士のエディがジョギング中にホームレスに撲殺される。出世できない腹いせに事務所ぐるみの国際的不正を暴露しようとしていた。これをケヴィンに伝えようとしたFBI捜査官も自動車に轢かれて死ぬ。ケヴィンはアレキサンダーが罪を犯していることを確信し、ミルトンに打ち明けると「ついに黒星か」という。しかし、虚栄心からアレキサンダーの秘書に偽証をさせて勝訴。帰宅すると、メアリーがミルトンにレイプされたと泣き叫び、精神病院に運び込まれ、目を離した隙に自殺。駆けつけた母親にミルトンがお前の本当の父親なのだと告げられたケヴィンは彼が全ての元凶だと確信する。オフィスで、ミルトンはケヴィンに世界征服を持ちかける。そのために異母姉弟のクリスタベラと子どもを作り、悪魔の血筋をさらに濃くしなければならない、という。ケヴィンは魂を売り渡したかと見せて、持参した拳銃で自らのこめかみを撃ち抜く。一瞬にして積年の野望が崩れ去ったミルトンはその醜悪な素顔をさらけ出す。

目覚めると、ケヴィンはフロリダ州の裁判所にいた。白昼夢だったのだろうか?彼は猥褻教師の弁護人を降り、初の黒星にもかかわらず清々しい顔でメアリーと帰路につく。英雄的行動をとった彼にインタヴューを申し込んだ新聞記者がいた。「虚栄心は人を惑わす」と独白する彼の姿は顔を変えたミルトンだった。

スタッフ[編集]

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹き替え
ソフト版 TV版
ケヴィン・ロマックス キアヌ・リーヴス 堀内賢雄
ジョン・ミルトン アル・パチーノ 小川真司
メアリー・アン・ロマックス シャーリーズ・セロン 勝生真沙子 小山茉美
エディ・バズーン ジェフリー・ジョーンズ 斎藤志郎 亀井三郎
アリス・ロマックス ジュディス・アイヴィー 翠準子 谷育子
アレクサンダー・カレン クレイグ・T・ネルソン 小山武宏 東野英心
クリスタベラ コニー・ニールセン 塩田朋子 田島令子
バーバラ ヘザー・マタラッツォ
パム デブラ・モンク さとうあい
フィリップ・モイエズ
(クレジットなし)
デルロイ・リンドー 野村信次
ドン・キング(本人役)
  • ソフト版吹き替え:VHS、DVD、Blu-ray収録。
その他の声の出演:色川京子松岡文雄田中公行島香裕水野龍司宝亀克寿星野充昭伊藤栄次喜田あゆ美百々麻子永井誠浜野ゆうき
演出:清水勝則、字幕:太田直子・戸田奈津子、吹替翻訳:日笠千晶、調整:佐竹徹也、制作:ザック・プロモーション
その他の声の出演:田原アルノ堀越真己渡辺美佐、松岡文雄、小島敏彦藤生聖子、宝亀克寿、水野龍司、大滝進矢北川勝博佐藤ユリ中博史松谷彼哉
演出:清水勝則、翻訳:栗原とみ子、調整:栗林秀年、音楽・効果:南部満治、制作:ザック・プロモーション

批評[編集]

この映画の評判は良く、Rotten Tomatoes では45のレビューが投稿され、 67%の支持を得た。

興行収入[編集]

この映画のアメリカ合衆国における公開週末の映画興行収入高は12,170,536ドル[5]で、興行収入成績第2位を記録し、最終的にはアメリカ合衆国内で $60,944,660ドルを稼ぎ,合衆国外でも92,000,000ドルを記録した[6]

トラブル[編集]

この映画は公開後、「ジョン・ミルトンのアパートに飾られていた人体を模した彫刻が、 ワシントンD.C.ワシントン大聖堂 にあるフレデリック・ハートの作品 『無から』(Ex nihilo)と酷似している」という訴訟を受け、著作権侵害を巡って法廷で争った[7] 。 連邦裁判所判事によって、裁判が終了するまでこの映画のビデオリリースは延期となった。ワーナー・ブラザース側も再ビデオリリース時に映像を編集することに同意し、裁判前に製造したビデオテープには「この映画に登場する彫刻とハートの著作物は一切関係ありません」というステッカーを張ることにした[8]

トリビア[編集]

  • アル・パチーノ扮するジョン・ミルトンの名前は「失楽園」の著者であるジョン・ミルトンから採られたもの[9]。『失楽園』の 「天国で仕えるより、地獄で統治せよ」"Better to reign in Hell, than to serve in Heaven"を暗示した映画である。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ The Devil's Advocate (1997) - Box Office/business imdb.com
  2. ^ Box Office Mojo
  3. ^ もともとカトリック教会の総本山バチカンにある制度で「悪魔の代弁者」とも呼ばれるが、多数派に対してあえて批判や反論をする人、またその役割である。
  4. ^ 「神と悪魔とどちらが人間にとって「フレンドリー」か? これが大演説のテーマである。ここでの議論は17-18世紀にヨーロッパでさかんに行われたいわゆる「悪の存在理由に関する神学上の議論(テオディセtheodice)』の論理構成をほぼ忠実になぞっている」(内田樹『うほほいシネクラブ』文春新書 2014年)pp.237-239.
  5. ^ The Devil's Advocate (1997) – Box office / business
  6. ^ The Devil's Advocate (1997)”. Boxofficemojo.com. 2011年2月5日閲覧。
  7. ^ The Devil's Advocate”. Benedict.com. 2011年2月5日閲覧。
  8. ^ Film studio settles claim over copyrighted sculpture The Reporters Committee for Freedom of the Press.
  9. ^ The Devil's Advocate Movie Review. New York Times

外部リンク[編集]