悪魔の代弁者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
悪魔の代弁者(あくまのだいべんしゃ、英語:devil's advocate、ラテン語:advocatus diaboli)[1]は、ディベートなどで多数派に対してあえて批判や反論をする人、またその役割。悪魔の代言者[要出典]、悪魔の代言人[要出典]などとも呼ばれる。ディベートのテクニックのひとつである。同調を求める圧力などで批判・反論しにくい空気があると、議論はうまく機能しなくなり、健全な思考ができなくなることが往々にしてある。それを防ぐ方法として、自由に批判・反論できる人物を設定することがある。三省堂「新グローバル英和辞典」電子版devilではdevil's advocateの意味が「列聖調査審問検事」「(議論のために)わざと本心と反対の意見を述べる人」となっている。
語源は、かつてカトリック教会において設けられていた、列聖や列福の審議の際にあえて候補者の至らぬ点や聖人・福者たる証拠としての奇跡の疑わしさなどを指摘する職の名称。人間の悪徳を神に告げる天使としてのサタンの側面にちなむ。1983年に教皇ヨハネ・パウロ2世によって廃止された。
関連項目 [編集]
外部リンク [編集]
- ^ 児玉 聡 「悪魔の代弁者- 哲学・倫理学用語集」SATOSHI KODAMA'S OFFICIAL WEBSITE、2010年12月10日閲覧。