出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「さらばシベリア鉄道」(さらばしべりあてつどう)は、太田裕美が1980年の11月に発売したシングルであり、その後1981年3月発売のアルバム「A LONG VACATION」で、大瀧詠一が歌手としてセルフカバーとなる楽曲である。
[編集] 解説
- 大滝がジョニー・レイトンのシングル曲「霧の中のジョニー(Johnny Remember Me)」に刺激されて作った曲である。大滝自身のバージョンをレコーディングしている途中、女性向きではないかと感じた事から、担当ディレクターが同じ白川隆三だった事もあり太田裕美への提供を思い立ったという。ただ、自身の録音スケジュールの関係や、これまでの太田裕美のサウンドとの一貫性を大事にしたいという大瀧の意向から、編曲については萩田に全面的に依頼した。ただ、先に出来上がっていた自身のバージョンのオケ(編曲は大瀧自身)をデモテープ代わりに萩田に渡したため、大瀧の原編曲が生かされている部分もあり、間奏のギターソロは大瀧バージョンと同じ鈴木茂が担当している。
- 太田裕美のシングルとしての発表時、オリコンランキングは最高でも70位とヒットしなかったものの、その後歌手・大滝詠一のLP『A LONG VACATION』のロングセラーにより、このLPの中の「さらばシベリア鉄道」が注目を集めるようになった。
- 次作「恋のハーフムーン」では、製作側(渡辺音楽出版)の依頼で大瀧自身が編曲とサウンドプロデュースを手掛けたが、一線級のミュージシャンを大勢起用し、その場で編曲をしながら時間をかけて同曲とカップリング曲「ブルー・ベイビー・ブルー」のオケを作ったため、通常ならアルバムが1枚出来るだけの製作費がかかってしまったという(『太田裕美の軌跡』の解説より)。
- 小林旭が「アキラのさらばシベリア鉄道」とのタイトルでカバーしている。小林に「熱き心に」を大瀧が提供した際、担当スタッフが企画したもので、大瀧がタイトルに「アキラの」を加える事を提案したという(CD『大瀧詠一作品集』Vol.2で大瀧自身が説明)。
- あがた森魚が1993年のアルバム『イミテーション・ゴールド』でカバーしている。
- 元POLYSICSのメンバーであるカヨがソロ活動を行った際にカバーしている。楽曲はアルバム『三つ編みヒロイン』に収録されている。この『三つ編みヒロイン』では、「さらばシベリア鉄道」の作詞家・松本隆が「三つ編みヒロイン」という表題曲の歌詞を提供している。
- 大滝の作曲家として初めてチャート100位に載った楽曲である(初めてチャートに載った楽曲は「ナイアガラ音頭」で、198位)。
[編集] 収録曲
- さらばシベリア鉄道
- HAPPY BIRTHDAY TO ME
[編集] 関連項目
|
太田裕美 |
|
| シングル |
|
|
| オリジナルアルバム |
|
|
| ミニアルバム |
|
|
| ライブアルバム |
|
|
| 企画アルバム |
|
|
| ベストアルバム(LP) |
|
|
| ベストアルバム(CD) |
|
|
| その他の楽曲 |
|
|
| コンピレーションアルバム |
|
|
| BOXセット |
|
|
| ライブビデオ |
|
|
| 関連人物・項目 |
|
|