丸大 (新潟県)

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株式会社丸大
丸大ロゴ
イトーヨーカドー丸大新潟店
本店が入居する新潟店
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
951-8067
新潟県新潟市中央区本町通六番町1122-1[1]
北緯37度55分12.6秒 東経139度2分50.3秒 / 北緯37.920167度 東経139.047306度 / 37.920167; 139.047306座標: 北緯37度55分12.6秒 東経139度2分50.3秒 / 北緯37.920167度 東経139.047306度 / 37.920167; 139.047306
設立 1952年(昭和27年)2月
業種 小売業
法人番号 2110001023499 ウィキデータを編集
事業内容 百貨店[2]
代表者 代表取締役 長谷川正欣[1]
資本金 2億1300万円[3]
純利益 ▲6100万円
(2022年02月28日時点)[1]
純資産 42億7500万円
(2022年02月28日時点)[1]
総資産 50億0700万円
(2022年02月28日時点)[1]
従業員数 233名[2]
主要株主 イトーヨーカ堂 100.0%[3]
外部リンク https://blog.itoyokado.co.jp/shop/761/
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株式会社丸大(まるだい)は、新潟県新潟市に本社を置く企業[2]

総合スーパーを運営するイトーヨーカ堂が傘下に持つ主要子会社のひとつ。

概要

創業期

1952年2月、資本金300万円を元手に「丸大商店」として創業、新潟県長岡市に本社を置く。

同年4月、長岡市の大手通り商店街で渡辺喜一郎が「丸大衣料品店」として店舗を開設[G 1]

1960年6月、新潟支店を新潟市の本町通6番町に開店、後の新潟丸大店(初代)[G 2]

1962年4月、商号を現在の「丸大」に変更、同年12月には長岡市大手通り商店街に新店舗を建設し、長岡丸大店(二代目)を開業[G 1]。長岡丸大店の敷地面積は 1,334.94㎡[4]、延床面積は 8,329.28㎡[4]

1963年、通産大臣から百貨店として正式に認可され、百貨店の運営会社となる。

1964年7月、新潟丸大店(二代目)が百貨店法による営業認可を受ける[5]

1965年10月1日、株式会社北陸丸大を設立のうえ富山県に進出。

この富山進出1号店として、高岡市の高岡駅前に北陸丸大高岡店を[6]、翌1966年には既に大和が進出していた富山市の西町の商店街に北陸丸大富山店を出店。

この1960年代には北陸地方を代表する百貨店「大和」の出店している新潟(古町本町通り)、長岡(大手通り)、富山(西町)、高岡の北陸4都市で、競合関係のある百貨店を運営するようになった[7]

丸大は北陸地方において大和に次ぐ2番手の有力百貨店に成長を遂げた[8]

1977年(昭和52年)8月期には約2億円の税引後純利益を計上して黒字経営となる[8]

1978年、新潟丸大店を改築して増床したのを機に、イトーヨーカ堂のCIと同じ青・赤・白のコーポレートカラーで彩られた社章を制定、丸大の運営する4店舗の愛称を「ニイガタ丸大」・「ナガオカ丸大」・「カシワザキ丸大」・「タカオカ丸大」と制定。

業務提携

年商104億円を売り上げていた1977年、ダイエーなどの進出が相次ぐなど競争が激化したこと[8]、大手通りを挟んだ本店の真向かいにあるイチムラが百貨店連合傘下のニチイ(のちマイカルさくら野百貨店)と業務提携を開始することなど将来的に商戦が激化することが予想されたことから、小売大手のイトーヨーカ堂と業務提携を締結した。

業務提携に伴い、業績不振だった富山店を1977年に大和へ売却[7]、GMSの大手企業イトーヨーカ堂と業務提携を開始する[N 1]

提携内容はイトーヨーカ堂が当時得ていた経営管理システムや自社商品など運営ノウハウを共有するのみで、資本参加や役員派遣などはこの時点で含まれていなかった。

丸大が業務提携を結んだ70年代当時、イトーヨーカ堂は平塚市のダイクマ、北海道の百貨店「札幌松坂屋」(ヨークマツザカヤ、のちにそごう・西武と合併するロビンソン百貨店)などと業務提携関係を相次いで結んでおり、イトーヨーカ堂が各社にキバを剥いたという世表があったとも言われている。

このほか同時期には福島県の紅丸商事(現:ヨークベニマル)とも業務提携関係を確立していたヨーカ堂は、各地域の地場企業と提携関係を強化していた。

1986年5月、土地所有者である伏木海陸運送との契約期間満了に伴い高岡丸大店を閉店、丸大は富山県から撤退し、IYグループの店舗が富山県から消滅した。

高岡丸大店の建物は閉店後、「ライブ1」を経て「デュオ」へ転用され、2004年12月に大規模小売店舗の届出廃止となった[G 3]

1988年11月25日、イトーヨーカ堂の直営店と同じ「イトーヨーカドー」の屋号を冠した「イトーヨーカドー丸大」のブランドが誕生し、長岡駅前店がGMSとして開業する1号店として営業を開始する。

1988年(昭和63年)11月25日[G 4]には長岡市の市街地再開発事業の一環で長岡駅大手口側のとくま旅館跡地(城内町2丁目)に建設された城内ビル[G 5][G 6][G 7]の主要テナントとして、総合スーパーのイトーヨーカドー丸大長岡駅前店(売場面積約13,500m2)を開店し、本店を事実上移転させた上でイトーヨーカドーと同じ意匠が採用されるなど丸大の独自色を一掃した。

百貨店からの脱却

丸大は1985年の最盛期で新潟、長岡、柏崎、高岡の4店舗で百貨店を運営していたが、平成に入り百貨店業から撤退している。

イトーヨーカドー丸大の誕生に伴う百貨店からGMSへの業態転換は平成に入ってから相次いで実施されており、1989年、本店所在地の長岡丸大店をイトーヨーカ堂がディスカウントブランドとして設立した「ザ・プライス」に転換、ブランド名は「ザ・プライス丸大」 、店名は「ザ・プライス丸大店[4]」として開業。

開業当初から3 - 4年程度は売上を伸ばしていた[N 1][信頼性要検証]

同年、百貨店として営業していた柏崎丸大店をGMSのイトーヨーカドー丸大に業態転換[9]

最後まで百貨店として残っていた新潟丸大店も1991年6月にイトーヨーカドー丸大に業態転換し[10]、丸大は30年近く続いた百貨店業から撤退した。

2000年、創業の地で30年以上営業してきたザ・プライス丸大店が閉店する。

売上がピークだった1993年の約半分に落ち込み赤字だったこと、系列の他店でカバーして創業の地を守ることが限界となったことから、2000年8月をもって閉店し[N 1] [信頼性要検証]、建物を丸大が長岡市と賃貸契約を締結し、2001年に長岡市の市役所施設「ながおか市民センター」を開設した[G 4]

セブン&アイ発足後

2005年のホールディングス発足後、2007年2月期まではイトーヨーカ堂の持ち株比率は80.3%だったが[11]、2008年にはイトーヨーカ堂の保有株式が100%となり、これ以降は完全子会社化となった[12]

2018年8月、ホールディングス発足後、柏崎店の閉店により丸大としては2005年以降初めての閉鎖店舗が発生する。

2019年2月には創業の地である長岡市にあった長岡店が閉店。

さらに、2020年4月には丸大創業の地である大手通2丁目に置かれ、本社機能のあった「ながおか市民センター別棟」含む土地と建物を2018年以降協議が続いていた長岡市への無償譲渡を前提に[13]、都市再生機構に売却のうえ、本社機能をイトーヨーカドー丸大新潟店内に移転するなど[14]、丸大単体では事業規模の縮小が進んでいる。

グループ店舗

新潟県内において、親会社のイトーヨーカ堂単体では1987年の直江津店開設と同時に初めて進出しており、上越市のショッピングセンター「エルマール」の核テナントとしてイトーヨーカドー直江津店(店番号:132)が開業しているほか、1993年11月には新潟市(現:東区)下木戸にイトーヨーカドー新潟木戸店(店番号:155)を出店させていた。

新潟木戸店はセブン&アイ発足後の2007年2月に、直江津店はヨーカ堂として令和最初の閉鎖店舗として2019年5月に閉店し[N 2]、イトーヨーカ堂が直営店として運営する店舗は2019年6月以降、新潟県にはない。

新潟木戸店の建物は後に新潟市の東区役所 庁舎に転用され、直江津店の入居していたエルマールは世界最大級の無印良品(直営店)や食品スーパー「ピアレマート 」を誘致するなどしてリニューアルオープンしている。

ネットスーパー

イトーヨーカドー各店舗で運用されているネットスーパーは新潟店が先行して開始していたが、2013年7月3日に長岡店、柏崎店でも運用を開始して全店が対応した[N 3]

沿革

  • 1952年(昭和27年)4月:丸大衣料品店を開業[G 1]。設立時の資本金は300万円だった[7]
  • 1960年(昭和35年)7月:新潟丸大店を開業[G 2]
  • 1962年(昭和37年)12月:丸大百貨店を長岡市大手通に開業[G 1]
  • 1964年(昭和39年)7月:新潟丸大店が百貨店法による営業を認可を受ける[5]
  • 1965年(昭和40年)10月1日:株式会社 北陸丸大を設立し、北陸丸大高岡店を開店する[6]
  • 1974年(昭和49年):株式会社 北陸丸大を合併する。
  • 1977年(昭和52年):イトーヨーカ堂と業務提携を開始し[N 1]、業績不振の富山丸大店を閉鎖のうえ大和に売却する[7]
  • 1978年(昭和53年)3月:新潟丸大店を増築する。
  • 1981年(昭和56年)4月25日:柏崎丸大店がを開業[N 4]
  • 1986年(昭和61年)5月:高岡丸大店を閉鎖し、富山県から撤退。
  • 1988年(昭和63年)11月25日:長岡市城内町に「イトーヨーカドー丸大長岡駅前店」を開業[G 4]
  • 1989年(平成元年)9月:大手通の長岡丸大店をディスカウントストアの「ザ・プライス丸大」に[N 1]、柏崎丸大店をGMSのイトーヨーカドー丸大に業態転換[9]、イトーヨーカドー丸大長岡駅前店を「イトーヨーカドー丸大長岡店」に改称する。
  • 1991年(平成3年)6月:新潟丸大店をイトーヨーカドー丸大に業態転換し、百貨店業から撤退[N 5]
  • 2000年(平成12年)8月:「ザ・プライス丸大店」を閉鎖[N 1]
  • 2008年(平成20年)2月期:イトーヨーカ堂の完全子会社となる[12]
  • 2018年(平成30年)8月19日:イトーヨーカドー丸大柏崎店を閉鎖[N 6][N 7][N 8][15]
  • 2018年(平成30年)8月30日:創業の地で本店所在地の長岡駅前にあるイトーヨーカドー丸大長岡店が閉店を検討していることが報道される[N 5]
  • 2019年(平成31年)2月11日:イトーヨーカドー丸大長岡店を閉鎖[N 9]
  • 2020年(令和2年)4月1日:ながおか市民センター別棟に置かれていた本店をイトーヨーカドー丸大新潟店内に移転させ、創業の地から完全に撤退する。

店舗

イトーヨーカドー丸大

新潟店

イトーヨーカドー丸大 新潟店
Ito Yokado Marudai Niigata
店舗外観
店舗概要
所在地 951-8067
新潟県新潟市中央区本町通6-1122-1[16]
開業日 1978年3月[16]
店番号 761
施設所有者 株式会社 丸大
施設管理者 株式会社 丸大
商業施設面積 10,300 m²[16]
店舗数 14[16]
営業時間 9:00 - 21:00[16]
駐車台数 337[16]
前身 新潟丸大店
外部リンク 公式HP
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1960年7月に株式会社丸大 新潟支店として開設され[10]、現在の店舗が開業したのは増築後の1978年3月としている[16][10]

地下1階含む地上8階建て[16]。1991年6月に総合スーパーのイトーヨーカドー丸大へ業態転換した[10]

イトーヨーカドーを名乗る店舗としては珍しく、地下階と1階に食品フロアを有している。

1960年の開業後、1969年10月と1978年2月に増築しており、1986年10月に全面改装していた。

2019年7月には休業を経て20年ぶりとなる大規模な改装を実施[16][N 10][N 11][N 12][N 13]

テナント数の増加に伴い、2019年7月付けで(一財)日本ショッピングセンター協会の定める基準を満たしたことからSC店舗として正式に登録された[17]

同年11月、約30年ぶりに百貨店時代の「丸大」のロゴマークを一面に設置[N 14]

(入居テナント一覧は専門店ガイドマップを参照)

柏崎店

イトーヨーカドー丸大 柏崎店
Ito Yokado Marudai Kashiwazaki
店舗外観
店舗概要
所在地 945-0055
新潟県柏崎市駅前2丁目3-7
オリオンビル1122
開業日 1981年4月25日
閉業日 2018年8月19日
店番号 765
施設所有者 有限会社タケダ
施設管理者 株式会社 丸大
商業施設面積 8,298 m²
営業時間 9:00-20:00
駐車台数 319台
前身 柏崎丸大店
外部リンク 公式HP(Webアーカイブ)
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1981年(昭和56年)4月25日に百貨店として開店し[N 4]、1986年10月に6階まで全館を使用する規模まで増床していた[N 15]

2018年の最終営業日時点では、地下1階 - 3階までの売り場と、4階の催事場のみ営業していた[18]

(2006年9月時点の入居テナント一覧は公式HPを参照)

長岡店

イトーヨーカドー丸大 長岡店
Ito Yokado Marudai Nagaoka
店舗外観
店舗概要
所在地 940-0062
新潟県長岡市城内町2丁目3-1
城内ビル
開業日 1988年11月25日
閉業日 2019年2月11日
店番号 766
施設所有者 城内ビル株式会社
グリーンスタンプ株式会社
有限会社とくま
施設管理者 株式会社 丸大
商業施設面積 13,500 m²
店舗数 19(閉店時点)
営業時間 9:00-21:00
駐車台数 408台
前身 (開業時)イトーヨーカドー丸大 長岡駅前店
後身 Dia Plaza長岡
外部リンク 公式HP(Webアーカイブ)
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1988年(昭和63年)11月25日に、それまでの百貨店の形態とは異なり「GMS」(総合スーパー)の形態で開業。

イトーヨーカドー丸大の1号店で、開業時の名称は「長岡駅前店」。

翌89年のザ・プライス丸大店の開業に合わせて「長岡店」に改称した。

土地は有限会社とくま旅館(現:有限会社とくま[G 8])が所有し、開業当時の設置者は有限会社とくま旅館・城内ビル株式会社[G 8]・株式会社グリーンスタンプ[G 8]の3社。

建物設計は「日建設計」が、建物施工は大成・吉原共同企業体が受諾し、1988年10月31日に竣工。地下1階含む地上7階建て[19]

(最終営業日時点の入居テナント一覧は公式HPを参照)

土地と建物は2019年2月の閉店日以降に、ダイア建設新潟を核とした大和地所・中越興業系の企業2社・フェイズ共同事業体に約10億円で譲渡された[N 16][N 17]

その後、ダイア建設新潟が運営する「ディアプラザ長岡」として2020年4月に開業。

地下階に食品スーパー「マルイ」[20][21][22]、1階にドラッグストア「ツルハドラッグ[23]」と居酒屋[24]、4階には学習塾やオフィスが入居している。

ザ・プライス丸大

ザ・プライス丸大店
THE PRiCE Marudai
店舗外観
店舗概要
所在地 940-0062
新潟県長岡市城内町2丁目2-6
開業日 1989年9月
閉業日 2000年8月
店番号 762
施設所有者 株式会社 丸大
施設管理者 株式会社 丸大
商業施設面積 8,205 m²
後身 ながおか市民センター
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駅前にイトーヨーカドー丸大が誕生した翌年の1989年9月、1960年代から百貨店として営業していた本店を、イトーヨーカ堂が誕生させたディスカウントブランド「ザ・プライス」へ業態転換させた。

ザ・プライス丸大店の開業に伴い、イトーヨーカドー丸大の長岡駅前店は店舗名を「長岡店」に改称した。

90年代のバブル崩壊後から赤字経営などが続き、2000年(平成12年)8月をもって閉店し[N 1]、建物は丸大が所有したまま長岡市と賃貸契約を結び「ながおか市民センター」に転換した。

市民センターに転換後、丸大の本社機能を置く事務所や搬入口を有した別棟は長岡市と丸大が共同で利用し、3階に長岡市労働組合、4階に丸大本社、5階に市民活動ホール、6階に会議室が設置されたが、2020年春に入ってUR都市再生機構・長岡市への施設譲渡のため撤退[25]

丸大ストア

丸大ストア
MARUDAI Store
店舗概要
所在地 945-0051
新潟県柏崎市東本町2丁目
開業日 1968年10月
閉業日 1981年8月
店番号 764
施設所有者 株式会社 丸大ストア
施設管理者 株式会社 丸大ストア
丸大
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1968年10月、株式会社丸大ストアの運営店舗として開業。

新潟県柏崎市東本町2丁目にあった店舗で、1981年4月の柏崎丸大店開業後も並行して営業し続ける方針を示していたが[N 18]、同年8月に方針転換して営業を終了した[N 19]

百貨店

長岡丸大店(二代目)

長岡丸大店
Nagaoka MARUDAI
店舗外観
店舗概要
所在地 940-0062
新潟県長岡市城内町2丁目2-6
開業日 1962年12月
閉業日 1989年9月
店番号 762
施設所有者 株式会社 丸大
施設管理者 株式会社 丸大
商業施設面積 8,205 m²
後身 ザ・プライス丸大店
丸大
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丸大が「丸大商店」として創業した新潟県長岡市大手通2丁目にあった店舗で、1962年(昭和37年)12月に二代目の長岡丸大店として開店[G 1]、1963年(昭和38年)6月15日に百貨店審議会で百貨店法による営業を認可を受けて法律上も百貨店となった店舗で[5]、延床面積8,205m2[G 4]だった。

2020年4月に本店、本社機能がイトーヨーカドー丸大新潟店内に移転するまで、丸大の本店はこの大手通にある建物に半世紀以上置かれていた。

高岡丸大店

高岡丸大店
Takaoka MARUDAI
左側に見える茶色い建物がduoビル
(2014年6月)
店舗概要
所在地 930
富山県高岡市下関町4-56
開業日 1965年10月1日
閉業日 1986年5月
店番号 763
延床面積 4,300m2
後身 duoビル
丸大
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富山県への進出に合わせて「株式会社 北陸丸大」を1965年10月に設立、高岡市の高岡駅前にある越中倉庫跡地に伏木海陸運送の鉄筋コンクリート造り5階建の伏木海陸ビル(延べ床面積約4,300m2)を建設して開業した[6]

売場構成は1と2階が洋品雑貨で3階が呉服、4階が食料品売り場で、エレベーターやエスカレーターのない店舗だった[6]

ほか、5階は倉庫及び事務所として使用していた[6]

1986年5月、20年間の賃貸借契約満了に伴い閉店、イトーヨーカ堂が運営に関係する店舗は富山県からなくなった[6]

建物は「ライブ1」を経て「duoビル」(デュオ)と称する複合型商業施設へ転用され、2004年(平成16年)12月に大規模小売店舗の届出廃止となる[G 3]

画像

建物解体後はSorae高岡が建設された[26]

富山丸大店

富山丸大店
Toyama MARUDAI
転用先の大和富山店
店舗概要
所在地 930-0062
富山県富山市西町
開業日 1966年
閉業日 1977年11月
後身 大和 富山店
丸大
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北陸丸大が運営する二番目の店舗として、1966年に富山市の西町にある総曲輪地区の一角に開業。

北陸を代表する百貨店「大和」に隣接して出店していた[27]

この店舗は丸大がイトーヨーカ堂と業務提携する前に閉鎖されたことから、店番号が唯一割り当てられなかった。

閉店後、建物は隣接していた百貨店の大和によって買収され、1977年(昭和52年)11月に当時の富山店の増床部分として新装開店したが[7]、同店が2007年9月21日に総曲輪フェリオの新店舗へ移ったため閉鎖[N 20]、解体された。

店舗のフロア

IY丸大新潟店
8F カルチャー教室のフロア
7F 飲食とカルチャーのフロア
6F 専門店のフロア
5F
4F 子供と暮らしのフロア
3F 紳士ファッションと肌着のフロア
2F 婦人ファッションと専門店のフロア
1F コスメと味の専門店のフロア
B1 食品のフロア

(出典:公式ホームページ

ギャラリー

ロゴ

脚注

注釈

出典(新聞・ニュース)

  1. ^ a b c d e f g “プライス丸大 8月末閉店”. 新潟日報 (新潟日報社). (2000年7月1日) 
  2. ^ 上越タウンジャーナル「イトーヨーカドー直江津店が来年5月めどに閉店へ|上越タウンジャーナル」『上越タウンジャーナル』。2018年11月12日閲覧。
  3. ^ “イトーヨーカ堂、ネットスーパー・サービスを新潟全4店で展開”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2013年7月8日)
  4. ^ a b “「丸大」オープン戦争に突入”. 越後タイムス (越後タイムス社). (1981年4月26日)
  5. ^ a b “新潟県のヨーカドー丸大長岡店が閉店へ” (日本語). 日本経済新聞 電子版. https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34846790R30C18A8L21000/ 2018年9月1日閲覧。 
  6. ^ “新潟)ヨーカドー丸大が撤退 柏崎駅前商店、住民に不安:朝日新聞デジタル” (日本語). 朝日新聞デジタル. https://www.asahi.com/articles/ASL8F6D1YL8FUOHB00L.html 2018年8月19日閲覧。 
  7. ^ ヨーカドー柏崎店が8月に閉店へ 老朽化と売上減が理由か”. archive.li. 新潟日報 (2018年3月15日). 2019年6月1日閲覧。
  8. ^ イトーヨーカドー丸大柏崎店が閉店 建物は解体の方針、跡地利用は未定”. www.niigata-nippo.co.jp. 新潟日報 (2018年8月19日). 2019年6月1日閲覧。
  9. ^ ヨーカドー丸大長岡店 閉店は来年2月11日|社会|新潟県内のニュース|新潟日報モア”. archive.li (2018年12月30日). 2018年12月30日閲覧。
  10. ^ イトーヨーカ堂/「ヨーカドー丸大新潟店」刷新、簡便商品・惣菜を強化 | 流通ニュース”. web.archive.org (2019年7月4日). 2019年7月4日閲覧。
  11. ^ 家電量販店のノジマが新店舗 イトーヨーカドー丸大新潟店に29日オープン|経済|新潟県内のニュース|新潟日報モア”. www.niigata-nippo.co.jp (2019年6月22日). 2019年8月12日閲覧。
  12. ^ 食品売り場拡充 12日改装オープン イトーヨーカドー丸大新潟店|経済|新潟県内のニュース|新潟日報モア”. archive.ph (2019年7月4日). 2019年7月4日閲覧。
  13. ^ 〝攻め〟の新装開店に期待の拍手 新潟・イトーヨーカドー丸大|経済|新潟県内のニュース|新潟日報モア”. www.niigata-nippo.co.jp (2019年7月16日). 2019年8月12日閲覧。
  14. ^ “懐かしの「丸大」看板 30年ぶり復活 新潟店屋上 にぎわいへ願い”. 新潟日報. (2019年11月29日). https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20191129510349.html 
  15. ^ “丸大柏崎、全館オープン”. 越後タイムス (越後タイムス社). (1986年10月5日)
  16. ^ イトーヨーカドー丸大長岡店、2月11日閉店 :日本経済新聞”. archive.vn (2019年1月5日). 2019年1月5日閲覧。
  17. ^ 地元を含む5社グループが購入 2月閉店のイトーヨーカドー丸大長岡店の土地と建物|社会|新潟県内のニュース|新潟日報モア”. archive.ph (2019年1月8日). 2019年1月8日閲覧。
  18. ^ “「丸大ストア」そのまま”. 越後タイムス (越後タイムス社). (1981年4月5日)
  19. ^ “東本町2丁目の丸大ストアが閉店”. 越後タイムス (越後タイムス社). (1981年8月30日)
  20. ^ “4日で33万人、地元が9割 富山の「フェリオ祭り」を検証”. 富山新聞 (富山新聞社). (2007年9月25日)

出典(行政)

  1. ^ a b c d e 長岡市政100年のあゆみ編集委員会編『長岡市政100年のあゆみ』長岡市、2006年3月。 
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関連項目

外部リンク