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立夏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

立夏(りっか)は、二十四節気の第7。恒気法では冬至から3/8年(約136.97日)後で5月5日ごろ。

期間としての意味もあり、この日から次の節気の小満前日までが「立夏」の期間とされている。

季節

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春が極まり夏の気配が立ち始める日[1]。『暦便覧』には「夏の立つがゆへ也」と記されている。春分夏至の中間で、昼夜の長短を基準に季節を区分する場合、この日から立秋の前日までがとなる。

日付

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定気法による立夏の瞬間(世界時、UT)と、日本中国での立夏日の日付は表のとおり。日本における時刻はこの表の9時間後[2][3]、中国では8時間後となり、世界時15時台の2国の日付は異なる。

日時 (UT) 日本 中国
1966年 5月5日23:30 5月6日 5月6日
1967年 5月6日05:17 5月6日 5月6日
1968年 5月5日10:56 5月5日 5月5日
1969年 5月5日16:50 5月6日 5月6日
1970年 5月5日22:34 5月6日 5月6日
1971年 5月6日04:08 5月6日 5月6日
1972年 5月5日10:01 5月5日 5月5日
1973年 5月5日15:46 5月6日 5月5日
1974年 5月5日21:34 5月6日 5月6日
1975年 5月6日03:27 5月6日 5月6日
1976年 5月5日09:14 5月5日 5月5日
1977年 5月5日15:16 5月6日 5月5日
1978年 5月5日21:09 5月6日 5月6日
1979年 5月6日02:47 5月6日 5月6日
1980年 5月5日08:45 5月5日 5月5日
1981年 5月5日14:35 5月5日 5月5日
1982年 5月5日20:20 5月6日 5月6日
1983年 5月6日02:11 5月6日 5月6日
1984年 5月5日07:51 5月5日 5月5日
1985年 5月5日13:43 5月5日 5月5日
1986年 5月5日19:31 5月6日 5月6日
1987年 5月6日01:06 5月6日 5月6日
1988年 5月5日07:02 5月5日 5月5日
1989年 5月5日12:54 5月5日 5月5日
1990年 5月5日18:35 5月6日 5月6日
1991年 5月6日00:27 5月6日 5月6日
1992年 5月5日06:09 5月5日 5月5日
1993年 5月5日12:02 5月5日 5月5日
1994年 5月5日17:54 5月6日 5月6日
1995年 5月5日23:30 5月6日 5月6日
1996年 5月5日05:26 5月5日 5月5日
1997年 5月5日11:19 5月5日 5月5日
1998年 5月5日17:03 5月6日 5月6日
1999年 5月5日23:01 5月6日 5月6日
2000年 5月5日04:50 5月5日 5月5日
2001年 5月5日10:45 5月5日 5月5日
2002年 5月5日16:37 5月6日 5月6日
2003年 5月5日22:10 5月6日 5月6日
2004年 5月5日04:02 5月5日 5月5日
2005年 5月5日09:53 5月5日 5月5日
2006年 5月5日15:31 5月6日 5月5日
2007年 5月5日21:20 5月6日 5月6日
2008年 5月5日03:03 5月5日 5月5日
2009年 5月5日08:51 5月5日 5月5日
2010年 5月5日14:44 5月5日 5月5日
2011年 5月5日20:23 5月6日 5月6日
2012年 5月5日02:20 5月5日 5月5日
2013年 5月5日08:18 5月5日 5月5日
2014年 5月5日13:59 5月5日 5月5日
2015年 5月5日19:53 5月6日 5月6日
2016年 5月5日01:42 5月5日 5月5日
2017年 5月5日07:31 5月5日 5月5日
2018年 5月5日13:25 5月5日 5月5日
2019年 5月5日19:03 5月6日 5月6日
2020年 5月5日00:51 5月5日 5月5日
2021年 5月5日06:47 5月5日 5月5日
2022年 5月5日12:26 5月5日 5月5日
2023年 5月5日18:18 5月6日 5月6日
2024年 5月5日00:10 5月5日 5月5日
2025年 5月5日05:57 5月5日 5月5日
2026年 5月5日11:48 5月5日 5月5日
2027年 5月5日17:25 5月6日 5月6日
2028年 5月4日23:11 5月5日 5月5日
2029年 5月5日05:07 5月5日 5月5日
2030年 5月5日10:45 5月5日 5月5日
2031年 5月5日16:34 5月6日 5月6日
2032年 5月4日22:25 5月5日 5月5日
2033年 5月5日04:13 5月5日 5月5日
2034年 5月5日10:08 5月5日 5月5日
2035年 5月5日15:54 5月6日 5月5日
2036年 5月4日21:48 5月5日 5月5日
2037年 5月5日03:48 5月5日 5月5日
2038年 5月5日09:30 5月5日 5月5日
2039年 5月5日15:17 5月6日 5月5日
2040年 5月4日21:08 5月5日 5月5日
2041年 5月5日02:53 5月5日 5月5日
2042年 5月5日08:41 5月5日 5月5日
2043年 5月5日14:21 5月5日 5月5日
2044年 5月4日20:04 5月5日 5月5日
2045年 5月5日01:58 5月5日 5月5日
2046年 5月5日07:39 5月5日 5月5日
2047年 5月5日13:27 5月5日 5月5日
2048年 5月4日19:23 5月5日 5月5日
2049年 5月5日01:11 5月5日 5月5日
2050年 5月5日07:00 5月5日 5月5日
2051年 5月5日12:45 5月5日 5月5日
2052年 5月4日18:33 5月5日 5月5日
2053年 5月5日00:32 5月5日 5月5日
2054年 5月5日06:16 5月5日 5月5日
2055年 5月5日12:02 5月5日 5月5日
2056年 5月4日17:56 5月5日 5月5日
2057年 5月4日23:45 5月5日 5月5日
2058年 5月5日05:34 5月5日 5月5日
2059年 5月5日11:22 5月5日 5月5日
2060年 5月4日17:11 5月5日 5月5日

グレゴリオ暦

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グレゴリオ暦による17世紀から24世紀までの日本の立夏は表のとおり[4][5][6]

2024年の立夏は5月5日[更新]

365日からの超過分が毎年蓄積し、4年に一度閏年でリセットされる様子がわかる(立夏は閏日の挿入される2月末日より後のため、4で割り切れる年が先頭)。 1916年 - 2071年には5月5日5月6日だが、1915年までは5月7日もあり、2072年からは5月4日もある(2072年が日の境界に近いため、不確かさが残る)。

年を4で割った余り 確定困難な(日を跨ぐ)年
0 1 2 3 真夜中の前後10分
1583年 - 1607年 5日 6日 6日 6日
1608年 - 1635年 5日 5日 6日 6日
1636年 - 1667年 5日 5日 5日 6日 1638(5-6日),
1668年 - 1699年 5日 5日 5日 5日
1700年 - 1731年 5日 6日 6日 6日 1700(5-6日),
1732年 - 1763年 5日 5日 6日 6日 1762(5-6日),
1764年 - 1791年 5日 5日 5日 6日
1792年 - 1799年 5日 5日 5日 5日
1800年 - 1823年 6日 6日 6日 6日
1824年 - 1855年 5日 6日 6日 6日
1856年 - 1883年 5日 5日 6日 6日
1884年 - 1899年 5日 5日 5日 6日 1886(5-6日),
1900年 - 1915年 6日 6日 6日 7日 1915(6-7日),
1916年 - 1947年 6日 6日 6日 6日
1948年 - 1979年 5日 6日 6日 6日 1948(5-6日),
1980年 - 2007年 5日 5日 6日 6日
2008年 - 2039年 5日 5日 5日 6日
2040年 - 2071年 5日 5日 5日 5日
2072年 - 2099年 4日 5日 5日 5日 2072(4-5日),
2100年 - 2103年 5日 6日 6日 6日 2101(5-6日),
2104年 - 2131年 5日 5日 6日 6日
2132年 - 2159年 5日 5日 5日 6日
2160年 - 2195年 5日 5日 5日 5日 2163(5-6日),
2196年 - 2199年 4日 5日 5日 5日
2200年 - 2227年 5日 6日 6日 6日
2228年 - 2255年 5日 5日 6日 6日
2256年 - 2287年 5日 5日 5日 6日 2287(5-6日),
2288年 - 2299年 5日 5日 5日 5日
2300年 - 2319年 6日 6日 6日 6日
2320年 - 2351年 5日 6日 6日 6日 2349(5-6日),
2352年 - 2379年 5日 5日 6日 6日
2380年 - 2399年 5日 5日 5日 6日

七十二候

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立夏の期間の七十二候は以下の通り。

初候
蛙始鳴(かえる はじめて なく) : が鳴き始める(日本)
螻蟈鳴(ろうこく なく) : 螻蟈が鳴き始める(中国)
次候
蚯蚓出(きゅういん いずる) : 蚯蚓が地上に這出る(日本・中国)
末候
竹笋生(ちくかん しょうず) : が生えて来る(日本)
王瓜生(おうか しょうず) : 王瓜の実が生り始める(中国)

前後の節気

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穀雨立夏小満

脚注

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  1. ^ 天体観測ハンドブック―「天文年鑑」を100%活用するために, 誠文堂新光社 (たとえば1970年)
  2. ^ 国立天文台 暦要項 各年版より世界時換算(1984年 - 2016年)
  3. ^ 2009年版より理論が更新されているが、「分」の精度でほとんど違いはない。
  4. ^ 現代の天体力学による位置推算のため、過去の暦の記述とは必ずしも一致しない(代わりに分単位の精度がある)。 将来の見積もりについては(主に閏秒の不確かさから)日付が前後する恐れがある(10分の誤差を見込んだが、表の末尾では恐らく不足)。
  5. ^ JPL HORIZONS Web-Interface(2015年8月22日 Ver 3.9.8)取得後 TT→UT変換
  6. ^ NASAによるΔTの解説計算式