「TM-170装甲兵員輸送車」の版間の差分
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2016年5月6日 (金) 05:49時点における版
基礎データ | |
---|---|
全長 | 6.14m |
全幅 | 2.47m |
全高 | 2.32m |
重量 | 8.8-11.9t |
乗員数 | 2名+兵員10名 |
装甲・武装 | |
装甲 | 8mm(鋼板) |
主武装 | オプション |
機動力 | |
整地速度 | 100km/h |
不整地速度 | 9km/h(水上) |
エンジン |
ダイムラー・ベンツOM366 ディーゼル 240hp |
懸架・駆動 | 4x4 |
行動距離 | 870km |
TM-170は、西ドイツのティッセン=ヘンシェル(現在のラインメタル・ランドシステムズ)社がUR-416の後継として1979年に開発した、四輪式の装甲兵員輸送車である。
概要
TM-170は、前任のUR-416と同様にウニモグのシャーシに装甲化された車体を乗せたものである。
車体は、防弾鋼板の溶接で製造されており、UR-416と異なり操縦席部分の前面と側面の広い部分が防弾ガラスとなっており、操縦に必要な広い視界を提供する。必要があれば窓は装甲板で覆うことが可能であり、その際には屋根に設置された3基のペリスコープで視界を確保する。
また、TM-170の車体には浮航能力もあり、時速9kmで水上航行を行うことも可能である。
TM-170は、原則的に軍の後方警備部隊や警察・治安部隊などでの使用を前提とした車両であるが、オプションとして7.62mm/12.7mm機関銃や40mmグレネードマシンガンを搭載するためのマウントや20mm機関砲を搭載した砲塔、NBC防護装備、暗視装置、ドーザーブレードなどを装着することも可能である。
採用国
- 韓国製バラクーダ。
- 横浜市消防局および北九州市消防局において『耐熱装甲型救助車』として運用されていたが、廃車にされた。
- 横浜市消防局に配備されていた同型車(2009年廃車)は、2000年の有珠山噴火の際、緊急消防援助隊として派遣され、警戒区域内に取り残された男性を救出したことで知られる。
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横浜市消防局の耐熱救助車(右)スーパーファイター327の愛称で長年横浜市民に親しまれた。