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『'''平成猿蟹合戦図'''』（へいせいさるかにかっせんず）は、[[吉田修一]]による [[小説]]。歌舞伎町のバーテンダーが、ひき逃げ事故を目撃したことをきっかけに多くの人々と出会い、やがて[[国会議員|衆議院議員]]を目指す。『[[週刊朝日]]』にて2010年5月28日号から2011年4月22日号まで連載。2014年秋には[[WOWOW]]の[[連続ドラマW]]枠で連続ドラマ化される。 |
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== 書籍情報 == |
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* 単行本：[[朝日新聞出版]] |
* 単行本：[[朝日新聞出版]]、1991年1月12日、ISBN 9784022508928 |
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* 文庫：[[朝日文庫]] |
* 文庫：[[朝日文庫]]、1994年6月15日、ISBN 9784022647382 |
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== 外部リンク == |
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* [http://www.wowow.co.jp/dramaw/sarukani/ |
* [http://www.wowow.co.jp/dramaw/sarukani/ 連続ドラマW「平成猿蟹合戦図」] |
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* [http://www.wowow.co.jp/pg_info/release/003177/index.php 平成猿蟹合戦図｜ドラマ｜WOWOWオンライン] |
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* [http://publications.asahi.com/news/387.shtml |
* [http://publications.asahi.com/news/387.shtml 朝日新聞出版「平成猿蟹合戦図」がWOWOWでドラマ化！] |
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2014年9月16日 (火) 16:57時点における版
| 平成猿蟹合戦図 | ||
|---|---|---|
| 著者 | 吉田修一 | |
| 発行日 | 2011年9月7日 | |
| 発行元 | 朝日新聞出版 | |
| 国 |
 日本 | |
| 言語 | 日本語 | |
| 公式サイト | [1] | |
| コード |
ISBN 9784022508928 ISBN 9784022647382（A6判） | |
 ウィキポータル 文学 | ||
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『平成猿蟹合戦図』（へいせいさるかにかっせんず）は、吉田修一による 小説。歌舞伎町のバーテンダーが、ひき逃げ事故を目撃したことをきっかけに多くの人々と出会い、やがて衆議院議員を目指す。『週刊朝日』にて2010年5月28日号から2011年4月22日号まで連載。2014年秋にはWOWOWの連続ドラマW枠で連続ドラマ化される。
ストーリー
深夜の東京・歌舞伎町。仕事帰りのバーテンダー・浜本純平は、ひき逃げ事件を目撃した。その後、ニュースで事件を見ていた純平は逮捕された男と現場で見たドライバーが別人だと気づく。弟分のホスト・真島朋生と相談し、チンピラの垣内に頼んで調べてもらったところ、どうやら真犯人は世界的チェリストの湊圭司で、その兄の奥野宏司が罪をかぶっているようだ。純平は一攫千金を狙って朋生と一緒に湊をゆすることに決めた。
そのころ、長崎から朋生を追って妻の美月が子連れで上京してきた。自分の家もない朋生ではどうにもならないと、純平は美月をとりあえず自分が働いているクラブ「蘭」のママ・山下美姫に預ける。美月はそのうち、クラブの人気者になり、やがては芸能界デビューも果たす。
朋生が思い切ってかけた脅迫電話はことのほかうまく行き、湊を呼び出すことに成功するが、その様子を遠くから見ていたのが湊のマネージャー・園夕子だった。自分に黙って何かこそこそ動いている湊のあとをつけてきたのだ。夕子に問い詰められて、その迫力にあっさり負けた純平は、すぐに恐喝を諦めてしまう。夕子は、その後も屈託なく連絡をしてくる純平を憎めず、その周囲を盛り上げる明るく前向きなキャラクターに興味を持ち始めた。
ところで実は、湊は相手をわざとひき殺していた。それがかつて自分の両親を死においやった榎本という男だと気づいたからだ。榎本の背後には大物衆議院議員・徳田重光がいる。徳田は最近、再開発の利権を狙って歌舞伎町に手を出してきていた。その魔の手はやがて「蘭」にもおよび、店には殺し屋・木島兄弟たちの嫌がらせが続く。美姫は恋人の元ヤクザ・高坂らと対抗するが、徳田は公的機関も駆使して、弱い立場の街の人々を追い出そうとしていた。湊も徳田も純平も秋田出身ということを知った夕子は、徳田を懲らしめる方法を思いついく。それは、なんと、次の選挙で純平を徳田の対抗馬として立候補させることだった。
登場人物
- 浜本 純平（はまもと じゅんぺい）
- 歌舞伎町のクラブ「蘭」のバーテンダー。
- 園 夕子（その ゆうこ）
- 湊のマネージャー。昔政治家の秘書をやっていたことがある。
- 湊 圭司（みなと けいじ）
- 世界的チェリスト。秋田出身。
- 奥野 宏司（おくの こうじ）
- 圭司の兄。元教師だが痴漢の冤罪事件で退職。
- 奥野 サワ（おくの さわ）
- 宏司、圭司の祖母。秋田在住。
- 奥野 友香（おくの ともか）
- 宏司の娘、圭司の姪。大学生。
- 真島 朋生（まじま ともき）
- ホスト。純平を兄貴と慕う。
- 真島 美月（まじま みつき）
- 朋生の妻。長崎から子連れで上京。
- 山下 美姫（やました みき）
- 歌舞伎町クラブ「蘭」のママ。
- 高坂 竜也（こうさか たつや）
- 元やくざ。美姫の恋人。
- 徳田 重光（とくだ しげみつ）
- 秋田県選出の衆議院議員。
- 木島 誠（きじま まこと）
- 殺し屋、木島兄弟の兄。
- 木島 実（きじま みのる）
- 殺し屋、木島兄弟の弟。
書籍情報
- 単行本：朝日新聞出版、1991年1月12日、ISBN 9784022508928
- 文庫：朝日文庫、1994年6月15日、ISBN 9784022647382
テレビドラマ
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|---|
| ドラマ |
2014年11月15日よりWOWOW「連続ドラマW」枠でテレビドラマ化される[1]。全6話。
キャスト（テレビドラマ）
スタッフ（テレビドラマ）
- 監督 - 行定勲
- 原作 - 吉田修一（『平成猿蟹合戦図』朝日文庫刊）
- 脚本 - 羽原大介
- 脚本協力 - 行定勲
- 音楽 - めいなCo.
- 主題歌 - 塩ノ谷早耶香「それでも世界は美しい」
- 挿入歌 - 柴田隆浩（忘れらんねえよ）「ぼくらの居場所」[3]
- プロデューサー - 井上衛、森川真行、渡邉義行
| WOWOW 連続ドラマW | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
グーグーだって猫である
（2014.10.18 - 2014.11.8） |
平成猿蟹合戦図
（2014.11.15 - 2014.12.20） |
-
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| 2000年代前半 （2003年
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|---|---|
| 2000年代後半 （2006年
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| 2010年代前半 （2010年
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| 2010年代後半 （2015年 - 2019年） | |
| 2020年代前半 （2020年 - 2024年） | |
 カテゴリ | |
脚注
- ^ “鈴木京香と高良健吾が初共演！連続ドラマW「平成猿蟹合戦図」”. マイナビニュース (2014年2月9日). 2014年9月12日閲覧。
- ^ “福田彩乃、セクシー全開ホステス役で新境地”. 朝日新聞デジタル (2014年2月9日). 2014年9月1日閲覧。
- ^ “忘れらんねえよ、行定監督の連続ドラマW『平成猿蟹合戦図』に楽曲を提供”. アールオーロック (2014年6月11日). 2014年9月12日閲覧。
外部リンク
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