川邊健太郎
かわべ けんたろう 川邊 健太郎 | |
---|---|
生誕 |
1974年10月19日(50歳) 日本 東京都渋谷区恵比寿 |
出身校 | 青山学院大学法学部 |
職業 |
メディアプロデューサー 実業家 |
活動期間 | 1995年 - |
肩書き | LINEヤフー株式会社代表取締役会長 |
任期 | 2018年 - |
川邊 健太郎(かわべ けんたろう、1974年〈昭和49年〉10月19日 - )は、日本のメディアプロデューサー、実業家。LINEヤフー株式会社代表取締役会長[1]、一般社団法人日本IT団体連盟代表理事兼会長、Yahoo!基金理事長。東京都渋谷区恵比寿出身[2][3][4]。千葉県館山市在住[5]。
経歴
[編集]青山学院初等部、青山学院中等部・高等部、青山学院大学法学部卒業[6][7]。
1995年、同大学在学中に電脳隊を設立、1999年9月代表取締役社長就任[7]。同年12月にピー・アイ・エムを設立[7]。2000年にヤフー(現・Zホールディングス)とピー・アイ・エムの合併に伴いヤフー(現・Zホールディングス)に入社、Yahoo!モバイル担当プロデューサーに就任[7]。Yahoo!みんなの政治、Yahoo!ニュースの責任者を経て、2009年にGyao(現・GYAO)代表取締役社長に就任[7]。
2012年7月ヤフー(現・Zホールディングス)副社長、2018年6月代表取締役社長CEO就任。
2022年4月、ヤフー株式会社取締役就任。
2023年4月、Zホールディングス代表取締役(現・LINEヤフー)会長就任[1]。
人物
[編集]祖父は自動車教習所やタクシー会社などを経営した実業家だった[9][10]。
ヤフーが45%出資する持分法適用の関連会社アスクルの岩田彰一郎社長が、アスクルの個人向けネット通販「ロハコ」をヤフーに譲渡することを断ったため、2019年8月2日の株主総会にて岩田社長を支持する社外取締役3人ともども解任動議を発出した。動議はアスクルに11%出資するプラスが賛成に回り可決されたが、さかのぼる6月27日にロハコの譲渡を拒絶する岩田社長に退任をせまった際の「あらがえない決定、晩節を汚さない方がよい」などと言ったことも含めて報道された[12]。
履歴
[編集]学歴・職歴
[編集]- 1996年(平成8年)12月 - 有限会社電脳隊設立 取締役[13]。
- 1998年(平成10年)3月 - 青山学院大学法学部卒業[7]。
- 1999年(平成11年)9月 - 株式会社電脳隊代表取締役社長[13]。
- 1999年(平成11年)12月 - ピー・アイ・エム株式会社設立 取締役[13]。
- 2000年(平成12年)8月 - ヤフー株式会社(現・LINEヤフー株式会社)入社 Yahoo!モバイル担当プロデューサー[13]。
- 2003年(平成15年) - ヤフー株式会社(現・LINEヤフー株式会社)Yahoo!モバイル担当プロデューサー兼社会貢献担当プロデューサー[14]。
- 2007年(平成19年) - ヤフー株式会社(現・LINEヤフー株式会社)メディア事業部シニアプロデューサー[14]。
- 2009年(平成21年) - ヤフー株式会社(現・LINEヤフー株式会社)メディア事業統括本部メディアサービス本部メディア企画部部長[14]。
- 2009年(平成21年)5月 - 株式会社GyaO出向 代表取締役社長[15]。
- 2012年(平成24年)4月 - ヤフー株式会社(現・LINEヤフー株式会社)執行役員COO メディア事業統括本部本部長[16]。
- 2012年(平成24年)7月 - ヤフー株式会社(現・LINEヤフー株式会社)副社長COO メディアサービスカンパニー長[17]。
- 2013年(平成25年)4月 - ヤフー株式会社(現・LINEヤフー株式会社)副社長COO[18]。
- 2013年(平成25年)5月 - 株式会社アニマティック設立 非常勤取締役[19]。
- 2014年(平成26年)6月 - ヤフー株式会社(現・LINEヤフー株式会社)取締役副社長COO[20]。
- 2015年(平成27年)6月 - ヤフー株式会社(現・LINEヤフー株式会社)副社長執行役員COO[21]。
- 2017年(平成29年)4月 - ヤフー株式会社(現・LINEヤフー株式会社)副社長執行役員COO コマースグループ長[22]。
- 2018年(平成30年)4月 - ヤフー株式会社(現・LINEヤフー株式会社)副社長執行役員CEO[23]。
- 2018年(平成30年)6月 - ヤフー株式会社(現・LINEヤフー株式会社)代表取締役社長CEO[23]。
- 2018年(平成30年)9月 - ソフトバンク株式会社非常勤取締役(現任)[24]。
- 2019年(令和元年)5月 - 紀尾井町分割準備株式会社設立 代表取締役社長[25]。
- 2019年(令和元年)10月 - ヤフー株式会社(二代目法人)代表取締役社長CEO[26]。
- 2020年(令和2年)1月 - 株式会社ZOZO非常勤取締役[27]。
- 2021年(令和3年)3月 - Zホールディングス株式会社(現・LINEヤフー株式会社)代表取締役社長Co-CEO[28]。
- 2022年(令和4年)4月 - ヤフー株式会社(二代目法人)取締役。
- 2023年(令和5年)4月 - Zホールディングス株式会社(現・LINEヤフー株式会社)代表取締役会長(現任)[28]。
受賞・栄誉
[編集]- 2014年(平成26年) - 「G1新世代リーダー・アワード」経済の部(一般社団法人G1)[29]。
現職
[編集]- LINEヤフー株式会社代表取締役会長[30]
- 一般社団法人日本IT団体連盟代表理事兼会長[31]
- Yahoo!基金理事長[32]
- 一般社団法人日本インタラクティブ広告協会副理事長[33]
- 国際大学グローバル・コミュニケーションセンター フェロー[34]。
- 一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパン理事[35]
- 地域IoT官民ネット理事[36]
- 公益財団法人国際文化会館評議員[37]
脚注
[編集]- ^ a b “川邊 健太郎|LINEヤフー株式会社”. LINEヤフー株式会社. 2023年12月5日閲覧。
- ^ 川邊健太郎(インタビュアー:南壮一郎)「累積100億円の赤字事業を2年で黒字化した若手社長が語る「結果を出す人」の秘訣とは?――Gyao社長・川邊健太郎氏【前編】」『ダイヤモンド・オンライン』、2011年7月12日 。2019年11月19日閲覧。
- ^ 森田秀一 (2019年9月17日). “渋谷への想い、ネット屋と○○屋の関係、さらにZOZO買収の裏話も?! ヤフー、LINE、DeNAのトップによる豪華対談”. INTERNET Watch (インプレス) 2021年1月21日閲覧。
- ^ 川邊健太郎(インタビュアー:代慶達也)「「暴利はダメ」青学初等部で商売学ぶ 川辺ZHD社長(上)」『NIKKEI STYLE (日本経済新聞社・日経BP)』、2021年1月18日 。2021年1月21日閲覧。
- ^ “なぜヤフーはLINEを作れなかったのか…元ヤフー社長が訴えたい「変わらないこと」の本当の恐ろしさ”. プレジデントオンライン. (2023年9月12日)
- ^ “SBグループの師匠3名から学んだ経営哲学 19年4月16日 川邊ヤフー社長”. 青山学院大学体育会ラクロス部OB(OG)会. 青山学院校友会 (2019年4月24日). 2020年8月22日閲覧。
- ^ a b c d e f “川邊健太郎”. 一般社団法人日本IT団体連盟. 2019年11月19日閲覧。
- ^ デジタル社会構想会議の開催についてデジタル庁
- ^ 川邊健太郎(インタビュアー:代慶達也)「「暴利はダメ」青学初等部で商売学ぶ 川辺ZHD社長(上) (3ページ目)」『NIKKEI STYLE (日本経済新聞社・日経BP)』、2021年1月18日 。2021年4月30日閲覧。
- ^ 亀山敬司; 川邊健太郎 (2016年10月2日). “ヤフーが陥った「イノベーションのジレンマ」”. NewsPicks 2021年1月21日閲覧。
- ^ 川邊健太郎(インタビュアー:代慶達也)「「暴利はダメ」青学初等部で商売学ぶ 川辺ZHD社長(上) (2ページ目)」『NIKKEI STYLE (日本経済新聞社・日経BP)』、2021年1月18日 。2021年4月30日閲覧。
- ^ ヤフー社長「逆らうアスクル4人首切り」の顛末 2019年9月13日 PRESIDENT Online。
- ^ a b c d 『第20期 有価証券報告書』(PDF)(プレスリリース)ヤフー株式会社、2015年6月17日 。2021年4月30日閲覧。
- ^ a b c “川邊健太郎”. アカデミーヒルズ. 森ビル. 2020年8月22日閲覧。
- ^ 『ヤフー株式会社の株式会社GyaOへの出資について 日本最大級のオフィシャル映像配信プラットフォームの誕生 映像配信ビジネスの拡大へ』(プレスリリース)ヤフー株式会社, 株式会社USEN、2009年4月7日 。2020年8月22日閲覧。
- ^ 『新執行体制への移行および代表取締役の異動に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)ヤフー株式会社、2012年3月1日 。2021年4月30日閲覧。
- ^ 『人事異動に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)ヤフー株式会社、2012年7月2日 。2021年4月30日閲覧。
- ^ 『組織変更および人事異動に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)ヤフー株式会社、2013年2月25日 。2021年4月30日閲覧。
- ^ 『GYAOとグリー、アニメコンテンツへの投資を目的としたファンドを運営する新会社「株式会社アニマティック」を設立』(プレスリリース)株式会社GYAO, グリー株式会社, 株式会社アニマティック、2013年5月31日 。2019年11月19日閲覧。
- ^ 『取締役の異動に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)ヤフー株式会社、2014年5月16日 。2021年4月30日閲覧。
- ^ 『監査等委員会設置会社への移行および役員人事に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)ヤフー株式会社、2015年5月21日 。2021年4月30日閲覧。
- ^ 『組織変更および人事異動に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)ヤフー株式会社、2017年2月27日 。2019年11月19日閲覧。
- ^ a b 『新執行体制への移行および代表取締役の異動(内定)ならびに定款の一部変更に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)ヤフー株式会社、2018年1月24日 。2021年4月30日閲覧。
- ^ 『役員人事について』(プレスリリース)ソフトバンク株式会社、2018年9月5日 。2019年11月19日閲覧。
- ^ 『会社分割による持株会社体制への移行に伴う分割準備会社設立、吸収分割契約締結及び定款変更(商号変更)に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)ヤフー株式会社、2019年4月25日 。2021年4月30日閲覧。
- ^ 『第25期 有価証券報告書』(PDF)(プレスリリース)Zホールディングス株式会社、2020年6月22日 。2021年4月30日閲覧。
- ^ “臨時株主総会招集ご通知” (PDF). 株式会社ZOZO (2020年1月10日). 2020年8月22日閲覧。
- ^ a b 『代表取締役の異動及び役員人事に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)Zホールディングス株式会社、2021年3月1日 。2021年4月30日閲覧。
- ^ “G1新世代リーダー・アワード”. 一般社団法人G1. 2020年8月22日閲覧。
- ^ “役員体制”. Zホールディングス株式会社. 2019年11月19日閲覧。
- ^ “概要”. 一般社団法人日本IT団体連盟. 2019年11月19日閲覧。
- ^ “Yahoo!基金について”. Yahoo!基金. ヤフー株式会社 (2020年6月10日). 2020年8月22日閲覧。
- ^ “役員一覧”. 一般社団法人日本インタラクティブ広告協会 (2020年6月22日). 2020年8月22日閲覧。
- ^ “フェロー”. 国際大学グローバル・コミュニケーションセンター (2019年6月1日). 2019年11月19日閲覧。
- ^ “member”. 一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパン. 2020年8月22日閲覧。
- ^ “役員名簿”. 地域IoT官民ネット. 2020年8月22日閲覧。
- ^ “役員及び評議員名簿” (PDF). 公益財団法人国際文化会館 (2020年7月1日). 2020年8月22日閲覧。
外部リンク
[編集]- 川邊健太郎 (@dennotai) - X(旧Twitter)
- 川邊健太郎 - GLOBIS 知見録
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