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ハニア国際空港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハニア国際空港
"ダスカロギアンニス"
Κρατικός Αερολιμένας Χανίων
"Δασκαλογιάννης"

Chania International Airport
"Daskalogiannis"

地図
IATA: CHQ - ICAO: LGSA
概要
国・地域 ギリシャの旗 ギリシャ
所在地 ハニア県ハニア
種類 軍民共用
所有者 ギリシャ民間航空局
運営者 フラポート・ギリシャ
標高 149 m (490 ft)
座標 北緯35度31分54秒 東経24度8分59秒 / 北緯35.53167度 東経24.14972度 / 35.53167; 24.14972座標: 北緯35度31分54秒 東経24度8分59秒 / 北緯35.53167度 東経24.14972度 / 35.53167; 24.14972
公式サイト chq-airport.gr
地図
CHQ/LGSAの位置(ギリシャ内)
CHQ/LGSA
CHQ/LGSA
滑走路
方向 長さ (m) 表面
11/29 3,347m アスファルト
統計(2021年)
旅客数 1,795,236人 増加 155.19%
発着回数 16,157回 増加 118.57%
ソース:フラポート・ギリシャ[1]
リスト
空港の一覧
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ハニア国際空港(ハニアこくさいくうこう、: Chania International Airport, : Κρατικός Αερολιμένας Χανίων)は、ギリシャ共和国クレタ島ハニア県ハニアにある国際空港。中心市街地からは14キロメートル離れている。クレタ島西部の玄関口にあたる。空港名に付けられたダスカロギアンニス英語版は人名で、18世紀にギリシャを統治していたオスマン帝国に反乱を起こしたクレタ人である。ギリシャでは6番目に利用者の多い空港で、ギリシャ空軍も利用する軍民共用空港である[2][3]

沿革

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クレタ島西部にはかつてマレメ空港英語版という空港があったが、1959年に閉港となった。同空港は第二次世界大戦直前にイギリス空軍によって建設され、その後は民間空港として利用されていた。

同空港が1959年に閉港となったことを受け、民間航空はソウダ航空基地に移管された。その後1967年に最初の旅客ターミナルと2機分のエプロンが設置され、1974年には国際便の運行が始まった。その後利用者増加に伴い新ターミナルが必要になったため、1996年には6つのエプロンを備え、年間135万人が利用できる新ターミナルが開業した。

2015年12月にはドイツの空港運営会社フラポートと地元企業の合弁会社が、ハニア国際空港を含む合計14のギリシャの地方空港を運営することで合意され、2017年から実際に同社による運営が始まった。

2018年6月には空港内のレイアウト変更が行われ、プッシュバック利用によるエプロン増設が行われた。また旅客エリアも更新され、手荷物検査機の増設や出国審査後の免税エリア拡張などが行われた。また、VIPスペースの移設により搭乗ゲートが14から16に増加した[4]

就航路線

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航空会社就航地
ギリシャの旗 エーゲ航空 (AEE) アテネテッサロニキ(2023年10月29日就航予定[5]
季節運航:テルアビブ
セルビアの旗 エア・セルビア (ASL) 季節運行:ベオグラード[6]
ルーマニアの旗 アニマウィングス (AWG) 季節運行:ブカレスト[7]
オーストリアの旗 オーストリア航空 (AUA) 季節運航:ウィーン
イギリスの旗 ブリティッシュ・エアウェイズ (BAW) 季節運航:ロンドン/ヒースロー
ベルギーの旗 ブリュッセル航空 (BEL) 季節運航:ブリュッセル
ドイツの旗 コンドル航空 (CFG) 季節運航:デュッセルドルフフランクフルトライプツィヒ/ハレミュンヘン
イギリスの旗 イージージェット (EZY) 季節運航:ベルリン/ブランデンブルクブリストル[8]グラスゴー[9]ロンドン/ガトウィックロンドン/ルートンリヨンマンチェスターミラノ/マルペンサニース
スイスの旗 エーデルワイス航空 (EDW) 季節運航:チューリッヒ
ドイツの旗 ユーロウイングス (EWG) 季節運航:デュッセルドルフグラーツ[10]シュトゥットガルト
ドイツの旗 ユーロウイングス・ディスカバー (OCN) 季節運航:フランクフルトミュンヘン
フィンランドの旗 フィンエアー (FIN) 季節運航:ヘルシンキ
アイスランドの旗 アイスランド航空 (ICE) 季節運航:レイキャヴィーク[11]
イスラエルの旗 イズレール航空 (ISR) 季節運航:テルアビブ
イギリスの旗 Jet2.com (EXS) 季節運航:バーミンガムブリストル[12]リーズ/ブラッドフォードロンドン/スタンステッドマンチェスターニューカッスル・アポン・タイン(2024年5月2日運航開始[13]
ドイツの旗 ルフトハンザドイツ航空 (DLH) 季節運航:フランクフルト
ルクセンブルクの旗 ルクスエア (LGL) 季節運航:ルクセンブルク[14]
エストニアの旗 マラブ英語版[15] (MBU) 季節運航:ハンブルクミュンヘン
ノルウェーの旗 ノルウェー・エアシャトル (NAX) 季節運航:ベルゲンコペンハーゲンヘルシンキオスロ/ガーデモエンストックホルム/アーランダ
ギリシャの旗 オリンピック航空 (OAL) テッサロニキ(2023年10月28日運航終了[16]
アイルランドの旗 ライアンエアー (RYR) パフォステッサロニキ
季節運航:アテネ[17]バーリベルガモベルリン/ブランデンブルクボローニャブレーメンブカレストブダペストシャルルロワダブリンイースト・ミッドランズグダニスクハーンクラクフリーズ/ブラッドフォードロンドン/スタンステッドマルタマンチェスターマルセイユメミンゲンナポリニューカッスル・アポン・タインニュルンベルク[18]ピサ[19]ポズナンローマ/フィウミチーノソフィアストックホルム/アーランダテルアビブトレヴィーゾワルシャワ/モドリンヴェーツェヴロツワフ
スウェーデンの旗ノルウェーの旗デンマークの旗 スカンジナビア航空 (SAS) 季節運航:コペンハーゲンオスロ/ガーデモエンストックホルム/アーランダ
季節運航・チャーター便:オールボーベルゲンボードーホーガランドクリスチャンサンイェーテボリスタヴァンゲルトロムソトロンハイムオーレスンモルデハーシュタ
ギリシャの旗 スカイ・エクスプレス (SEH) アテネ
チェコの旗 スマートウィングズ (TVS) 季節運航:プラハ
季節運航・チャーター便:デブレツェン[20]
デンマークの旗 サンクラス航空 (VKG) 季節運航・チャーター便:ビルンコペンハーゲンイェーテボリヘルシンキマルメオスロ/ガーデモエンスタヴァンゲルストックホルム/アーランダトロンハイム
オランダの旗 トランサヴィア (TRA) 季節運航:アムステルダムパリ/オルリー
イギリスの旗 TUIエアウェイズ (TOM) 季節運航:バーミンガムロンドン/ガトウィックマンチェスター
ベルギーの旗 TUIフライ・ベルギー (JAF) 季節運航:ブリュッセルオーステンデ/ブルッヘ
オランダの旗 TUIフライ・ネーデルラント (TFL) 季節運航:アムステルダム
スウェーデンの旗 TUIフライ・ノルディック (BLX) 季節運航・チャーター便:コペンハーゲンイェーテボリノーショーピングオスロ/ガーデモエンストックホルム/アーランダ
キプロスの旗 タス・エアウェイズ (CYF) 季節運航:ラルナカ[21]
ハンガリーの旗 ウィズエアー (WZZ) 季節運航:ブダペストクルジュ=ナポカティラナ(2024年3月25日運航開始[22])、ウィーンワルシャワ/ショパン

統計

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年間旅客数

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年間旅客数[23][24]
旅客数
国内線 国際線 合計
1994 204,360 621,986 826,346
1995 増加220,910 増加669,516 増加890,426
1996 増加244,146 減少587,106 減少831,252
1997 増加301,471 増加622,689 増加924,160
1998 減少292,504 増加676,687 増加969,191
1999 増加414,429 増加816,045 増加1,230,474
2000 増加515,093 増加901,710 増加1,416,803
2001 減少395,864 増加1,033,118 増加1,428,982
2002 減少331,521 増加1,053,058 減少1,384,579
2003 増加413,541 増加1,066,112 増加1,479,653
2004 減少382,224 減少1,064,153 減少1,446,377
2005 増加401,141 増加1,111,628 増加1,512,769
2006 増加437,403 増加1,323,556 増加1,760,959
2007 増加514,318 増加1,368,516 増加1,882,834
2008 増加522,658 減少1,343,923 減少1,866,581
2009 増加575,687 減少1,219,779 減少1,795,466
2010 減少468,279 減少1,186,585 減少1,654,864
2011 減少449,211 増加1,325,497 増加1,774,708
2012 減少397,661 増加1,435,313 増加1,832,974
2013 減少379,280 増加1,699,577 増加2,078,857
2014 増加578,286 増加1,869,280 増加2,447,566
2015 増加827,190 増加1,875,093 増加2,702,283
2016 増加881,031 増加2,085,666 増加2,966,697
2017 減少831,324 増加2,111,085 増加3,042,409
2018 減少646,723 増加2,361,964 減少3,008,687
2019 増加672,945 減少2,310,597 減少2,983,542
2020 減少295.385 減少408.097 減少703.482
2021 増加454,298 増加1,340,938 増加1,795,236
2022 増加678,845 増加2,611,957 増加3,290,802
2023(Jun) 増加382,127 増加912,372 増加1,294,499

国別年間旅客数

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国別年間旅客数(2022年)[25]
順位 年間旅客数
1 ギリシャの旗 ギリシャ 678,845
2 イギリスの旗 イギリス 476,169
3  デンマーク 331,999
4 ドイツの旗 ドイツ 295,812
5 ポーランドの旗 ポーランド 232,053
6  スウェーデン 224,711
7  ノルウェー 214,552
8  フィンランド 193,588
9 イタリアの旗 イタリア 109,018
10 フランスの旗 フランス 72,273
11 ベルギーの旗 ベルギー 71,682
12 オランダの旗 オランダ 51,139
13 キプロスの旗 キプロス 50,860
14  オーストリア 49,613
15  ハンガリー 46,829

脚注

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  1. ^ CHANIA AIRPORT "I. DASKALOGIANNIS"”. 8 January 2018閲覧。
  2. ^ History of Maleme - Maleme Airfield - German War Cemetery at Maleme”. www.explorecrete.com. 2023年8月11日閲覧。
  3. ^ Chania Airport”. Greek Airport Guide. 2012年5月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月11日閲覧。
  4. ^ Το HANIA.news στο Αεροδρόμιο Χανίων – Εικόνες & βίντεο από τα έργα και τις αλλαγές”. Hania News (2018年4月23日). 2023年8月11日閲覧。
  5. ^ Aegean Airlines / Olympic Air NW23 Domestic Operation Changes”. Aeroroutes. 3 August 2023閲覧。
  6. ^ Air Serbia to launch new destinations in Greece”. exyuaviation.com (13 December 2022). 2023年8月11日閲覧。
  7. ^ Bobon, Gabriel (2022年10月26日). “Animawings: zboruri din București spre nouă destinații din Grecia în 2023” (ルーマニア語). BoardingPass.ro. 2023年8月11日閲覧。
  8. ^ easyJet NS23 Network Additions Summary – 30JAN23” (英語). AeroRoutes. 2023年8月11日閲覧。
  9. ^ https://twitter.com/seanm1997/status/1514345849320611857”. Twitter. 2023年8月11日閲覧。
  10. ^ Ab Sommerflugplan - Neue Direktflüge: Eurowings verbindet Graz mit Hamburg und Berlin” (ドイツ語). www.kleinezeitung.at (2022年12月6日). 2023年8月11日閲覧。
  11. ^ Icelandair Adds Scheduled Chania Service in NS23” (英語). AeroRoutes. 2023年8月11日閲覧。
  12. ^ Jet2.com NS23 Network Additions – 04SEP22” (英語). AeroRoutes. 2023年8月11日閲覧。
  13. ^ Flights for Summer 2024”. Jet2. 2023年8月11日閲覧。
  14. ^ Orban, André (2022年10月14日). “Luxair optimises its Winter flight schedule and introduces two additional destinations for next Summer season” (英語). Aviation24.be. 2023年8月11日閲覧。
  15. ^ Marabu Airlines Outlines NS23 Network” (英語). AeroRoutes. 2023年8月11日閲覧。
  16. ^ Aegean Airlines / Olympic Air NW23 Domestic Operation Changes” (英語). AeroRoutes. 2023年8月11日閲覧。
  17. ^ H Ryanair επαναφέρει το Αθήνα-Χανιά” (ギリシア語). Airnews (2022年11月18日). 2023年8月11日閲覧。
  18. ^ Ryanair Delivers Tourism Recovery At Nuremberg Airport – Ryanair's Corporate Website” (英語). corporate.ryanair.com (2021年12月8日). 2023年8月11日閲覧。
  19. ^ Ryanair Opens Three New Bases In Greece For Summer ‘21 – Ryanair's Corporate Website” (英語). corporate.ryanair.com (2021年3月24日). 2023年8月11日閲覧。
  20. ^ Smartwings Hungary NS23 Charter Network Additions” (英語). AeroRoutes. 2023年8月11日閲覧。
  21. ^ Airnews.gr (2023年2月3日). “Η TUS Airways σας ταξιδεύει σε 5 ελληνικούς προορισμούς αυτό το καλοκαίρι” (ギリシア語). Airnews. 2023年8月11日閲覧。
  22. ^ Wizz Air Announces Ten New Routes from Albania” (英語). ALBANIA DAILY NEWS. 2023年8月11日閲覧。
  23. ^ Our Airports - CHANIA AIRPORT "I. DASKALOGIANNIS"”. Hellenic Civil Aviation Authority. 2023年8月11日閲覧。
  24. ^ Air Traffic statistics”. Chania Airport. 2023年8月11日閲覧。
  25. ^ Traffic Report by Country - Chania Airport "Ioannis Daskalogiannis"” (pdf). Fraport Greece. 2023年8月11日閲覧。

外部リンク

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