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ジャーリール・オカフォー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジャリル・オカフォー
Jahlil Okafor
フィラデルフィア・76ersでのオカフォー
(2015年)
キャピタネス・デ・アレシボ
ポジション C
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ナイジェリアの旗 ナイジェリア
生年月日 (1995-12-15) 1995年12月15日(28歳)
出身地 イリノイ州シカゴ
身長 208cm (6 ft 10 in)
体重 122kg (269 lb)
ウィングスパン 228cm  (7 ft 6 in)[1]
キャリア情報
大学 デューク大学
NBAドラフト 2015年 / 1巡目 / 全体3位[1]
プロ選手期間 2015年–現在
経歴
2015-2017フィラデルフィア・76ers
2017-2018ブルックリン・ネッツ
2018-2020ニューオーリンズ・ペリカンズ
2020-2021デトロイト・ピストンズ
2022中華人民共和国の旗 浙江ライオンズ
2022-2023メキシコの旗 カピタネス・デ・シウダー・デ・メヒコ
2023スペインの旗 バスケット・サラゴサ2002
2023-2024浙江ライオンズ
2024-プエルトリコの旗 キャピタネス・デ・アレシボ
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
獲得メダル
男子バスケットボール
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
バスケットボールU-16世界選手権
2012年メキシコ アメリカ合衆国代表
バスケットボールU-17世界選手権
2012年リトアニア アメリカ合衆国代表
バスケットボールU-19世界選手権
2013年チェコ アメリカ合衆国代表

ジャリル・オカフォーJahlil Okafor 発音:[ˈɑː ll];[2] 1995年12月15日- )は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身のプロバスケットボール選手。ポジションはセンター[3]

経歴

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若齢期

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ナイジェリアからの移民である父親と、アフリカ系アメリカ人と白人の血をひく母親の間にアーカンソー州フォートスミスで生まれた[4]アーカンソー州オクラホマ州の州境にあるオクラホマ州モフェットで母親とともに育ったが、9歳の時に母親が気管支炎から肺炎となり2週間で死亡すると、シカゴに住む父親の元で暮らすようになった[5]

2012年のバスケットボールU-17世界選手権では金メダルを獲得、オカフォーはMVPに選ばれた[6]。2013年のバスケットボールU-19世界選手権でも金メダルを獲得した。

高校の最終学年でオカフォーはパレード[4]USAトゥデイマクドナルドから全米最優秀選手に選ばれた。

2013年10月、進学先をベイラー大学デューク大学カンザス大学ケンタッキー大学の4つの中に絞ったことをオカフォーの父親が明かした[7]。同年11月、デューク大学への進学を決めたことをオカフォー本人が公表した[8]

カレッジ

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デューク大学では2014-2015シーズンのアトランティック・コースト・カンファレンス最優秀選手及び全米の最優秀新人選手に選ばれた[9]。また2015年のNCAAオールアメリカンファーストチームにも選ばれている。

タイアス・ジョーンズジャスティス・ウィンスローグレイソン・アレンと共にNCAAトーナメントで優勝した。






シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2014–15 デューク大学 32 32 30.1 .664 .000 .510 8.5 1.3 .8 1.4 17.3

NBA

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2015年のNBAドラフトアーリーエントリーし、フィラデルフィア・76ersから全体3位という高評価を受けて指名された[10]。7月6日のサマーリーグで、20得点を記録しデビューし、7月7日に2年契約とチームオプション2年付随の契約を結んだ[11][12]

2015–16シーズンの開幕戦となった10月28日のボストン・セルティックス戦で、26得点、7リバウンド、2ブロック、(8 ターンオーバー)の記録を残した[13]。以降、同シーズンは苦しいチーム事情の中、中心選手と活躍し、NBAオールルーキーチームのセカンドチームに選出された。

しかし、翌2016-17シーズンジョエル・エンビードの台頭、ダリオ・サリッチの加入などもあり、出場機会が減少。2017年10月31日には、76ersから2018-19シーズンの契約を更新しないことを通達された[14][15]。これに対し、オカフォー側は76ersにバイアウトを要求したと報じられた[16]。その後、12月7日にブルックリン・ネッツへの移籍が決定した[17]

2017-2018シーズンオフにFAとなり、ニューオーリンズ・ペリカンズと契約した。

2020年12月1日、デトロイト・ピストンズと契約した[18]

2021年9月4日、セクー・ドゥムブヤとともに、デアンドレ・ジョーダンと引き換えにブルックリン・ネッツに放出[19]。9月9日、ネッツはオカフォーとの契約を解消した[20]

NBA個人成績

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レギュラーシーズン

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ
シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2015–16 PHI 53 48 30.0 .508 .167 .686 7.0 1.2 .4 1.2 17.5
2016–17 50 33 22.7 .514 - .671 4.8 1.2 .4 1.0 11.8
2017–18 2 0 12.5 .444 - .500 4.5 .5 .0 1.0 5.0
BKN 26 0 12.6 .566 .250 .760 2.9 .4 .1 .6 6.4
2018–19 NOP 59 24 15.8 .586 .200 .663 4.7 .7 .3 .7 8.2
Career 190 105 21.1 .530 .200 .679 5.1 .9 .3 .9 11.5

ナイジェリア代表

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ナイジェリア代表として2020年東京オリンピックに出場している[21]

人物

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NBA選手のエメカ・オカフォーの遠い親戚にあたる[4]

脚注

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  1. ^ Jahlil-Okafor”. draftexpress.com (2013年). 2017年10月20日閲覧。
  2. ^ Jordan, Jason. “Okafor mystified by mispronunciations: Top junior Jahlil Okafor says most coaches recruiting him pronounce his name wrong”. USA TODAY High School Sports. 2013年3月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月7日閲覧。
  3. ^ JAHLIL OKAFOR”. DraftExpress.com (2015-06-). 2015年6月7日閲覧。
  4. ^ a b c Brian McLaughlin (2014年3月14日). “Jahlil Okafor of Chicago Is Parade's 2014 Boys Basketball Player of the Year”. パレード. 2015年7月14日閲覧。
  5. ^ Ben Strauss (2012年12月20日). “Jahlil Okafor: Chicago’s Next, Best Basketball Player In The Country”. CHICAGO SIDE. 2015年7月14日閲覧。
  6. ^ FIBA U17 - MVP OKAFOR HEADS ALL-TOURNAMENT TEAM”. 国際バスケットボール連盟 (2012年7月8日). 2015年7月14日閲覧。
  7. ^ Four schools with best shot at Okafor”. ESPN (2013年10月8日). 2015年7月14日閲覧。
  8. ^ Young's Jahlil Okafor picks Duke”. シカゴ・トリビューン (2013年11月15日). 2015年7月15日閲覧。
  9. ^ Duke’s Jahlil Okafor Coaches’ Choice as ACC Player, Freshman of the Year”. アトランティック・コースト・カンファレンス (2015年3月10日). 2015年7月14日閲覧。
  10. ^ Philadelphia 76ers Select Jahlil Okafor, Richaun Holmes, Arturas Gudaitis, J.P. Tokoto, And Luka Mitrovic In The 2015 NBA Draft”. NBA.com (June 26, 2015). June 26, 2015閲覧。
  11. ^ Sixers Sign Jahlil Okafor”. NBA.com (July 7, 2015). July 7, 2015閲覧。
  12. ^ Sixers sign Jahlil Okafor to his 1st NBA contract”. Comcast SportsNet (2015年7月7日). 2015年7月8日閲覧。
  13. ^ Thomas leads Celtics to 112-95 season-opening win over 76ers”. ESPN (2015年10月28日). 2015年10月29日閲覧。
  14. ^ Philadelphia 76ers won't pick up team option on Jahlil Okafor
  15. ^ 76ersがジャリル・オカフォーの4年目オプションを放棄、今シーズン中にトレードの可能性も NBA.com JAPAN
  16. ^ Jahlil Okafor to push for buyout agreement with 76ers?
  17. ^ ネッツが76ersからジャリル・オカフォーとニック・スタウスカスを獲得NBA.com JAPAN
  18. ^ Detroit Pistons Sign Free Agents Mason Plumlee, Jahlil Okafor, Josh Jackson and Deividas Sirvydis”. NBA.com (December 1, 2020). December 1, 2020閲覧。
  19. ^ Brooklyn Nets Complete Trade With Detroit Pistons”. NBA.com (September 4, 2021). September 5, 2021閲覧。
  20. ^ Brooklyn Nets Waive Jahlil Okafor”. NBA.com (September 9, 2021). September 9, 2021閲覧。
  21. ^ Jahlil OKAFOR”. FIBA. 2021年7月31日閲覧。

外部リンク

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