オル型給油艦 (2代)
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オル型給油艦 | |
---|---|
A122 オルウェン | |
基本情報 | |
種別 | 大型艦隊給油艦 (AO) |
運用者 | イギリス海軍補助艦隊 (RFA) |
就役期間 | 1965年 - 2000年 |
前級 | タイド型 (初代) |
準同型艦 | ハールク |
次級 |
ウェーブ型 (AO) フォート・ヴィクトリア級 (AOR) |
要目 | |
満載排水量 | 33,773 t |
全長 | 648フィート (198 m) |
最大幅 | 84フィート (26 m) |
吃水 | 34フィート (10 m) |
ボイラー | バブコック・アンド・ウィルコックス製ボイラー×2基 |
主機 | Pametrada製蒸気タービン×2基 |
推進器 |
・スクリュープロペラ×1軸 ・バウスラスター×1基 ※オルナのみ装備 |
出力 | オル型:26,500 shp |
速力 | 21ノット (39 km/h) |
航続距離 | 10,000海里 (16kt巡航時) |
乗員 | RFA要員88名+海軍要員40名 |
兵装 | 20mm機関砲×2基 |
搭載機 | ウェセックス/シーキングヘリコプター×3機 |
電子戦・ 対抗手段 | チャフ発射機×2基 |
オル型給油艦(英語: Ol-class tanker)とは、イギリス海軍補助艦隊が運用する高速艦隊給油艦(Fast Fleet Tanker)である。
概要
[編集]タイド型の後期型を基に設計され、船体の全長・全幅の拡大や機関の高出力化による高速化などの改良が施されている。3隻が建造され、フォークランド紛争や湾岸戦争などにおいて、本国から遠隔地に展開するイギリス海軍艦艇に燃料のみならず食糧、真水、弾薬、その他消耗品を補給し、艦隊行動を支えた。
イギリス海軍においては新型のフォート・ヴィクトリア級補給艦やウェーブ型給油艦に更新され、2000年までに全艦が退役した。
また、帝政イラン海軍からの発注によってオル型の改良型1隻が1976年からスワン・ハンターで建造された。同艦はイラン・イスラム革命後の1984年にイラン・イスラム共和国海軍に引き渡され、「ハールク (Kharg)」と命名され就役した。2021年6月2日、ハールクはオマーン湾で火災を起こし、沈没した[1]。
同型艦
[編集]1番艦の「A122 オルウェン」と3番艦の「A124 オルメダ」は、就役当初はそれぞれ「A122 オリュンサス (RFA Olynthus)」「A124 オーリエンダー (RFA Oleander)」と命名されていたが、前者はオベロン級潜水艦の「オリンパス (HMS Olympus)」、 後者はリアンダー級フリゲートの「リアンダー (HMS Leander)」との混同を避けるために改名された。
導入国 | # | 艦名 | 造船所 | 起工 | 進水 | 就役 | 退役 | リンク |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
イギリス海軍 | A122 | オルウェン RFA Olwen |
ホーソン・レスリー | 1963年 7月11日 |
1964年 7月10日 |
1965年 6月21日 |
1999年 | [1] |
A123 | オルナ RFA Olna |
1964年 7月2日 |
1965年 7月28日 |
1966年 4月1日 |
2000年 9月24日 |
[2] | ||
A124 | オルメダ RFA Olmeda |
スワン・ハンター | 1963年 8月27日 |
1964年 11月19日 |
1965年 10月18日 |
1994年 1月 |
[3] | |
イラン海軍 | 431 | ハールク IRIN Kharg |
1976年 | 1977年 | 1984年 | 2021年6月2日
沈没 |
関連項目
[編集]- 同時期の諸外国海軍の補給艦
外部リンク・参考サイト
[編集]ウィキメディア・コモンズには、オル型給油艦 (2代)に関するカテゴリがあります。
- ^ “イラン海軍最大級の艦船、出火後に沈没 オマーン湾”. AFP. (2021年6月2日) 2021年6月5日閲覧。