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つきみ野駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
つきみ野駅
駅舎(2012年2月18日)
つきみの
Tsukimino
(1.2 km) 中央林間 DT27
地図
神奈川県大和市つきみ野五丁目8-1
北緯35度30分37秒 東経139度27分29秒 / 北緯35.51028度 東経139.45806度 / 35.51028; 139.45806座標: 北緯35度30分37秒 東経139度27分29秒 / 北緯35.51028度 東経139.45806度 / 35.51028; 139.45806
駅番号 DT26
所属事業者 東急電鉄
所属路線 田園都市線
キロ程 30.3 km(渋谷起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
[東急 1]10,483人/日
-2023年-
開業年月日 1976年昭和51年)10月15日[1]
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つきみ野駅(つきみのえき)は、神奈川県大和市つきみ野五丁目にある、東急電鉄田園都市線である。駅番号DT26

歴史

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駅名の由来

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駅周辺に月見草が生い茂っていたため、「つきみ野」と名付けた[1]。なお、開発と同時期に遺跡発掘が行われ、この遺跡は「月見野遺跡群」と命名された。仮称は「公所くぞ」であった[4]

駅構造

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ホーム(2008年8月28日)

相対式ホーム2面2線を有する地上駅

トイレは以前まで構内に設置されておらず、駅舎裏の交番のさらに裏手にある大和市公衆便所がその代用であったが、2007年(平成19年)に改札口内に新設された。多機能トイレも設置されている[5]。待合室は上りホーム中央付近にある。

以前は改札外に売店toks」が存在したが、駅改修工事に伴って2020年(令和2年)3月27日限りで閉店し、駅構内を含めて物販店舗が廃止された。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 DT 田園都市線 下り 中央林間方面[6]
2 上り 渋谷押上〈スカイツリー前〉春日部方面[7]
  • 当駅では、国交省が進めているホームドア設置促進の一環として、日本信号が開発した昇降ロープ式ホームドアを設置して、実用化に向けた現地試験の計画が行われた。設置は2013年(平成25年)7月頃に始まり、10月11日より運用開始した[2][8][9]。これは、東急5000系一部編成に6ドア車を連結しており、扉位置が違う車両にも対応できるように開発されたもので、設置コストも1/3程度まで抑えることが出来た。当初は1番線ホーム渋谷方に1両分を設置(中央林間方にも柱のみ1両分設置)していたが、後に1編成分(10両分)へ拡大された[10]。後に動作検証が終了、2014年(平成26年)9月7日の終電後にホームドア運用を停止、10月限りでロープ式ホームドアは撤去された。
  • 2017年度(平成29年度)より、田園都市線の他駅と同様の可動式ホーム柵を設置する工事が実施され、2018年(平成30年)12月27日より稼働を開始している。

利用状況

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2023年度(令和5年度)の1日平均乗降人員10,483人である[東急 1]。2019年度まで、田園都市線の駅としては最も利用者数が少ない駅であった。

近年の1日平均乗降乗車人員の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[* 1]
年度 1日平均
乗降人員[* 2]
1日平均
乗車人員[* 3]
出典
1995年(平成07年) 6,418 [神奈川県統計 1]
1998年(平成10年) 5,685 [神奈川県統計 2]
1999年(平成11年) 5,338 [神奈川県統計 3]
2000年(平成12年) 5,361 [神奈川県統計 3]
2001年(平成13年) 5,179 [神奈川県統計 4]
2002年(平成14年) 9,688 4,918 [神奈川県統計 5]
2003年(平成15年) 9,768 4,914 [神奈川県統計 6]
2004年(平成16年) 9,925 4,951 [神奈川県統計 7]
2005年(平成17年) 9,957 4,939 [神奈川県統計 8]
2006年(平成18年) 9,897 4,918 [神奈川県統計 9]
2007年(平成19年) 9,898 4,958 [神奈川県統計 10]
2008年(平成20年) 9,983 4,983 [神奈川県統計 11]
2009年(平成21年) 9,987 4,980 [神奈川県統計 12]
2010年(平成22年) 10,037 4,999 [神奈川県統計 13]
2011年(平成23年) 9,948 4,975 [神奈川県統計 14]
2012年(平成24年) 10,280 5,147 [神奈川県統計 15]
2013年(平成25年) 10,495 5,258 [神奈川県統計 16]
2014年(平成26年) 10,354 5,177 [神奈川県統計 17]
2015年(平成27年) 10,663 5,334 [神奈川県統計 18]
2016年(平成28年) 10,672 5,344 [神奈川県統計 19]
2017年(平成29年) 10,804 5,414 [神奈川県統計 20]
2018年(平成30年) 10,648 5,344 [神奈川県統計 21]
2019年(令和元年) [東急 2]10,537
2020年(令和02年) [東急 3]7,998
2021年(令和03年) [東急 4]9,006
2022年(令和04年) [東急 5]10,088
2023年(令和05年) [東急 1]10,483

駅周辺

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直ぐ近くを国道16号八王子街道が通っており、座間街道保土ヶ谷バイパスへのアクセスも容易である。大型店舗は駅の近辺よりもこれらの主要道路沿いに集中している。徒歩で中央林間方面に行く際には、かなりの高低差がある谷を経由することとなる。以前は駅前に東急ストアやスポーツクラブがあったが、いずれも2001年(平成13年)に閉店しており、跡地はマンションとなっている。なお、東急ストアは2020年(令和2年)3月に小型店舗「東急ストアフードステーション」として駅前に再出店している[11]

大和市自転車通行空間整備事業に伴い、2014年(平成26年)・2015年(平成27年)に駅周辺の市道に自転車通行帯(自転車レーン)が整備された[12]

バス路線

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隣の駅

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東急電鉄
DT 田園都市線
急行
通過
準急・各駅停車
南町田グランベリーパーク駅 (DT25) - つきみ野駅 (DT26) - 中央林間駅 (DT27)

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d e 東急の駅、p.186。
  2. ^ a b 関東私鉄2社、新タイプのホームドア実証試験開始-低コストの昇降タイプ”. 日刊工業新聞 (2013年10月7日). 2013年10月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月30日閲覧。
  3. ^ 10月1日(火)に田園都市線、大井町線でダイヤ改正を実施 〜南町田グランベリーパーク駅への駅名改称にあわせ、さらなる利便性向上を図ります〜』(PDF)(プレスリリース)東京急行電鉄、2019年8月7日。オリジナルの2019年8月7日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190807085615/https://www.tokyu.co.jp/image/news/pdf/20190807-3-1.pdf2020年8月8日閲覧 
  4. ^ 東急100年史 - 東急
  5. ^ 各駅情報”. 東急電鉄. 2013年12月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月30日閲覧。
  6. ^ 田園都市線標準時刻表 つきみ野駅 中央林間方面”. 東京急行電鉄. 2023年3月18日閲覧。
  7. ^ 田園都市線標準時刻表 つきみ野駅 渋谷方面”. 東京急行電鉄. 2023年3月18日閲覧。
  8. ^ 車両扉位置の相違やコスト低減等の課題に対応可能な新たなホームドアの現地試験の実施について”. 国土交通省 (2013年3月5日). 2013年10月30日閲覧。
  9. ^ 新たなホームドアの実用化に向けた現地試験の実施について”. 国土交通省. 2013年10月30日閲覧。
  10. ^ ワイヤ式新型ホーム柵設置 コスト3分の1、素早く転落防ぐ 東急”. MSN産経ニュース (2013年10月24日). 2013年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月30日閲覧。
  11. ^ 東急ストア フードステーション つきみ野店 OPEN!東急ストア
  12. ^ 自転車通行空間整備事業大和市
東急電鉄の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 東急電鉄株式会社. “2023年度乗降人員 |東急電鉄”. 2024年6月8日閲覧。
  2. ^ 東急電鉄株式会社. “2019年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
  3. ^ 東急電鉄株式会社. “2020年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
  4. ^ 東急電鉄株式会社. “2021年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
  5. ^ 東急電鉄株式会社. “2022年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
東急電鉄の統計データ
  1. ^ 統計概要 - 大和市
  2. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  3. ^ 神奈川県県勢要覧
神奈川県県勢要覧
  1. ^ 線区別駅別乗車人員(1日平均)の推移 - 22ページ
  2. ^ 平成12年 - 222ページ
  3. ^ a b 平成13年 (PDF) - 224ページ
  4. ^ 平成14年 (PDF) - 222ページ
  5. ^ 平成15年 (PDF) - 222ページ
  6. ^ 平成16年 (PDF) - 222ページ
  7. ^ 平成17年 (PDF) - 224ページ
  8. ^ 平成18年 (PDF) - 224ページ
  9. ^ 平成19年 (PDF) - 226ページ
  10. ^ 平成20年 (PDF) - 230ページ
  11. ^ 平成21年 (PDF) - 240ページ
  12. ^ 平成22年 (PDF) - 238ページ
  13. ^ 平成23年 (PDF) - 238ページ
  14. ^ 平成24年 (PDF) - 234ページ
  15. ^ 平成25年 (PDF) - 236ページ
  16. ^ 平成26年 (PDF) - 238ページ
  17. ^ 平成27年 (PDF) - 238ページ
  18. ^ 平成28年 (PDF) - 247ページ
  19. ^ 平成29年 (PDF) - 238ページ
  20. ^ 平成30年 (PDF) - 222ページ
  21. ^ 令和元年 (PDF) - 222ページ

参考文献

[編集]
  • 宮田道一『東急の駅 今昔・昭和の面影』JTBパブリッシング、2008年9月1日。ISBN 9784533071669 

関連項目

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外部リンク

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