Haco

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

Haco(はこ)は、日本女性ミュージシャン関西神戸市)を拠点として前衛音楽電子音楽などのシーンで活動する。主としてボーカルを務めるほか、作詞作曲編曲サウンドエフェクトシンセサイザーなど電子楽器鍵盤楽器などの演奏も手がける。本名生年月日非公表。

概要[編集]

After Dinner時代[編集]

Hacoのキャリアは、1981年に活動を開始したアヴァン・ポップバンド「After Dinner(アフター・ディナー)」に始まる。1982年に音響技士宇都宮泰の手によるシングル『AFTER DINNER / 夜明けのシンバル』で兵庫県西宮市インディーズレーベル「かげろうレコード」からレコードデビュー、1983年には大阪のインディーズレーベル「カンガン・レコード」からアルバム『GLASS TUBE』を発表。民族音楽雅楽の導入など実験的な音楽性が国内外で高く評価され、多くのミュージシャンの支持を得る。特にデビューシングルはドイツ国営放送の永久保存盤として保管されることになる。1989年には、京都市伏見区のインディーズレーベル「ゼロレコード」セカンドアルバム『Paradise of Replica』を発表。

ライブ活動は、京都大学西部講堂法政大学市ケ谷キャンパス学生会館大ホール、扇町ミュージアムスクエアなどで行われ、1987年よりヨーロッパを中心に海外ツアーも行う。また1990年に公開されたフレッド・フリス監督のドキュメンタリー映画『ステップ・アクロス・ザ・ボーダー』に、宇都宮泰とともにAfter Dinnerとして出演している。

その後[編集]

1991年にAfter Dinnerの活動が事実上停止した後、Hacoはソロ作や「HOAHIO」「Synapse」「Ysterday's Heroes」「ハッピネス・プルーフ」などの各種バンドで作品を発表。その音楽は通じて前衛的、実験的ながらも、明るく笑いに満ちたユニークな作品になっている。音楽活動だけでなく、ワークショップの開催なども行い、音楽の教育にも一部携わるようになる。

1999年には「ヴューマスターズ〜現音採集観察学会」を結成、2005年まで活動を行う。2005年には『Stereo Bugscope 00』がアルス・エレクトロニカの「デジタルミュージック部門」にて入賞している。2010年からは東京都調布市音楽イベント「JAZZ ART せんがわ」に参加し、せんがわ劇場で「Hacoの音虫眼鏡ワークショップ」を開催した。

近年はポップス作品だけでなく、電子的な発振音を採取するというスタイルで静謐な作品も発表しており、デビューから長く経っても音楽の幅を広げつつある。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]