CLOUDY HEART

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CLOUDY HEART
BOØWY楽曲
収録アルバム BOØWY
リリース 1985年6月21日
規格 LP
録音 1985年2月26日 - 3月15日
ハンザ・スタジオ(ハンザトン・スタジオ)
ジャンル ロック
時間 4分29秒
レーベル 東芝EMI/イーストワールド
作詞者 氷室京介
作曲者 氷室京介
プロデュース 佐久間正英
その他収録アルバム

BOØWY収録曲

A面
  1. 「Dreamin'」
  2. 「黒のラプソディー」
  3. 「Baby Action」
  4. 「唇にジェラシー」
  5. ホンキー・トンキー・クレイジー
B面
  1. BAD FEELING
  2. 「CHU-RU-LU」
  3. 「DANCE CRAZE」
  4. 「ハイウェイに乗る前に」
  5. CLOUDY HEART

音楽・音声外部リンク
CLOUDY HEART (Single Version)

CLOUDY HEART」(クラウディ・ハート)は、日本ロックバンドであるBOØWYの楽曲。

作詞、作曲は氷室京介、編曲は布袋寅泰

1985年にリリースされたBOØWYの3枚目のスタジオ・アルバム、『BOØWY』に収録されている。

解説[編集]

氷室京介が昔同棲していた彼女との事について歌ったもの[‡ 1]

ライブハウス時代の1982年10月30日(相模原職業訓練大学祭)から演奏され、1983年1月15日新宿LOFT)から1984年内までの間「ROCK'N ROLL」という仮タイトルで演奏された。1985年4月13日(赤坂ラフォーレ)において、初めて「CLOUDY HEART」の歌詞で歌われたが、曲名は正式に紹介されていない。なお、「ROCK'N ROLL」以前のタイトルを「HEART TO HEART」とする説もあるが、それは当時の歌詞の一部から取られたファンの間での通称に過ぎず、以降では「ROCK'N ROLL」期との区別を目的とした意味合いの方が強い。事実、この期間に氷室京介本人からライブ中に曲名を紹介された音源は存在せず、タイトルは未定だったと思われる。

初演当初から歌詞の変更やアレンジが頻繁に繰り返され、初期の頃はギターによるイントロは無く、激しいリフと早いテンポが曲の特徴だった。後期にはイントロが加えられ、段々とテンポが緩やかになっていき、1984年3月31日の新宿LOFTでの演奏では激しいギターリフも無くなり、よりバラードに近いアレンジが加えられた。歌詞の違いを除けば、この日を境に以後解散まで演奏され続けていく「CLOUDY HEART」とほとんど変らない形になったと言える。

元々「CLOUDY HEART」というタイトルではなかった事を知らないエンジニアのマイケル・ツィマリングが、「この曲はとても“CLOUDY HEART”という感じがする」と発言している[3]

また、BOØWYとしての最後のシングルとなった「季節が君だけを変える」(1987年)のB面曲として収録されている。その際に、ギターとシンセを録り直したり、追加したりなどのアレンジが加えられ、新たにオーバー・ダビングが行われている。後に、カップリング曲に「CLOUDY HEART」を収録することは氷室からの条件であった事が、高橋まことの著書で明かされた。

後年[編集]

ファン投票で選曲された2013年のBOØWYベストアルバム『BOØWY THE BEST "STORY"』で1位を獲得。高橋まことはロックンロールバンドらしい楽曲の「ONLY YOU」や「Marionette」を予想し、意外な結果だがなるほどなと思った[4]。このベストアルバムが発売された頃、高橋ももうまもなく60代になろうとしていたが、ファンも年齢を重ね、歩んできた人生に染みる楽曲ということもあるのだろうと高橋はインタビューで語った[5]。BOØWY現役の当時まだ30代前後であった高橋も年齢と共に「CLOUDY HEART」の歌詞の分からなかった側面に気づくようになった[5]。なおこのインタビューによると、1983年または1984年の夏、このバンドがまだ売れない頃に夏休みも組み込まれた四国ツアーを行い、氷室が車中で何か書いている様子に高橋が声をかけると「“CLOUDY HEART”の詞をさぁ…」と返ってきて、「ROCK'N ROLL」の題名であった頃のインチキ英語ではレコーディングできないからと、「CLOUDY HEART」の歌詞を氷室が一生懸命書いていたのを高橋は覚えていた[5]

著述家・樋口毅宏によると、口語体を使用する「CLOUDY HEART」の歌詞は、つんくが影響を受けている[6]

吉川晃司1994年にアルバム『Cloudy Heart』をリリースした。このアルバムは「Cloudy Heart」という楽曲を収録しているが、BOØWYの「CLOUDY HEART」とは全く違う楽曲である。

参加ミュージシャン[編集]

ライブ版[編集]

カバー作品[編集]

音楽・音声外部リンク
CLOUDY HEART (short version) - In album: Case of HIMURO、氷室京介公式SoundCloud

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 作詞・作曲者の氷室は、1985年6月25日渋谷公会堂で行われたBOØWY初の大ホール・ワンマンコンサートのMCでこの女性との交際について「イカしたママゴトだったと思います」等語り、上京する氷室を追って東京へ来た女性である事や、氷室の年齢より1つ下らしい事が明かされた。BOØWYのマネージャー土屋浩(紺待人)もこの女性について自著で記述している[1]。音楽関係者の話によると、氷室は21歳で高校の同級生と結婚した[2]

出典注[編集]

参考文献[編集]