安田均

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安田 均やすだ ひとし
誕生 (1950-07-25) 1950年7月25日(73歳)
日本の旗 日本
職業 小説家翻訳家ゲームデザイナー
活動期間 1970年代 -
ジャンル SFファンタジー
文学活動 グループSNE代表
代表作ロードス島戦記リプレイ』
ウィキポータル 文学
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(やすだ ひとし、1950年7月25日 -)は、日本の小説家翻訳家、ゲームライター。グループSNE代表。

経歴

灘高等学校京都大学法学部卒業。京都大学SF研究会(第2期)創設者。丸紅に勤務するかたわら、英米SF紹介者および翻訳者として1970年代から1980年代前半に活躍し、大きな影響力を持った[2]

1980年代後半以降はゲームの世界に活動を移し、1986年にグループSNEを創設した。1986年6月創刊の『ゲームブックマガジン』、続いてゲームブックと『トンネルズ&トロールズ』などTRPGを主とする『ウォーロック』監修、さらに角川歴彦の誘いを受けて『コンプティーク』で『ロードス島戦記』の連載を行った。グループSNEと連名で、ファンタジーロールプレイングゲームを遊ぶための背景書物も多く出しており、それらを通じて日本におけるTRPGやファンタジー小説界に与えた影響は大きい[3]

逸話

グループSNEから出版されているRPGリプレイのいくつかに、プレイヤーとして参加している。

ドワーフが好きだと公言しており、水野良とドワーフの魅力について話していたら、いつの間にか『ロードス島戦記』小説版ではギムが重要な役割を担うことになっていた、とコラムで述懐している。

他の作品でもドワーフにはこだわりがあるようで、『ルナル・サーガ』リプレイのドワーフ少年ドムスも彼がプレイヤーであるといわれている。

著作リスト

小説・ゲーム書籍

  • 『六門世界』
  • 『六門天外モンコレナイト』[4]
  • 『モンスター・コレクション』
  • 『スペル・コレクション』
  • 『アイテム・コレクション』
  • 『トラップ・コレクション』
  • 『キャラクター・コレクション』(上・下)
  • 『シティ・コレクション』(上・下)
  • 『モンスター・コレクション改訂版』(上・中・下)
  • 『ミラー・エイジ』(グループSNEリレー小説
    • 第5話 鏡を通しておぼろげに
  • 『トラベラー・ハンドブック』

批評

翻訳リスト

長編

短編

編著

  • 『世界SFパロディ傑作選』(風見潤共編)
  • 『天使の卵 宇宙人SF傑作選』(風見潤共編)
  • 『ロボット貯金箱 海外ロボットSF傑作選』(風見潤共編)

脚注

  1. ^ 企画紹介
  2. ^ 大森望山岸真古沢嘉通ら1980年代後半から活動を始めたSF翻訳者たちは、その影響の大きさから自身らを「浅倉伊藤・安田チルドレン」と呼んでいる[1]
  3. ^ 「パソゲー文化を創った男たち 第三回 安田 均」
  4. ^ 六門天外モンコレナイト :作品情報”. アニメハック. 2020年5月29日閲覧。

参考文献

  • 「パソゲー文化を創った男たち 第三回 安田 均」『コンプティーク 2004年2月号』2004年2月1日 角川書店 pp.328-329
  • 「著名人が語る古き良きPC-9801あのハナシ」 アスキー書籍編集部(編)『蘇るPC-9801伝説 永久保存版 第2弾』アスキー 2007年

外部リンク