2020年東京オリンピックのボクシング競技

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2020年東京オリンピックのボクシング競技[1]国技館で実施される近代オリンピックボクシングである。

背景[編集]

2017年6月9日、国際オリンピック委員会 (IOC) 理事会は2020年東京オリンピックボクシング競技会では前回の男子10から8、女子3から5に種目数を変更すると決定した。そののち、2018年までに(アマチュア)ボクシング国際競技連盟である国際ボクシング連盟 (AIBA) に対して財政、ガバナンス、倫理および審判の分野における問題があるとして同団体のIOC除名および競技のオリンピック除外が検討される。2018年8月8日、ボクシングのオリンピック除外の可能性は高い状況にあり、同日の日本ボクシング連盟会長山根明の辞任表明でも「東京オリンピックに参加できなくても、その次のオリンピックもあります。頑張ってください。」と述べられるほどであった[2]。 2019年5月22日の理事会で、AIBAに対して本競技会開催権利の剥奪をするものの同競技のアスリートであるボクサーたちのことを考え、本競技会は開催する方針を立てた[3]国際体操連盟会長兼IOC委員の渡辺守成を座長とした特別作業部会(ボクシング・タスクフォース)が本競技会の開催権を持つ方針となった。6月19日の理事会では同方針と特別作業部会メンバーにはAIBAについて知識・経験のあるIOC理事ウィリー・カルシュミット=ルハン(グアテマラ)、ウガンダのNOC会長のIOC委員ウィリアム=フェレデリック・ブリック、格闘技界から国際柔道連盟会長のマリウス・ビゼール、アスリートを代表して近代五種競技女子のアヤ・メダニーエジプト)の4人をあてる特別作業部会の策定した案を承認した[4]。6月26日、IOC総会でこれらの実施方針などが承認された。種目構成も2017年6月9日のIOC理事会決定のまま実施することも同IOC総会で承認された。

この様な不確定要素があったために観戦チケットの販売は他競技よりも遅れた。さらに開催延期に伴い、国技館を所有する日本相撲協会本場所で国技館を優先使用しているため、仮に春か秋の開催なら使用させないと警告している。

概要[編集]

男子、女子共に各階級ごとに出場選手数が異なる。各国代表は各階級1選手の出場が認められており、下記の大会の対象者が五輪の出場資格を得た。

  • 各大陸予選の上位選手
  • 世界最終予選の上位選手
  • 開催国日本の選手(男子は岡澤セオンがアジア・オセアニア予選で出場枠を獲得したため[5]1枠を返上し3枠。女子は入江聖奈並木月海が予選で出場枠を獲得したため[5]2枠を返上し開催国枠は無しとなった。[6][7]
  • 主催者推薦枠の選手

男子[編集]

階級 各大陸予選 世界最終予選 開催国枠 主催者
推薦枠
合計
アフリカ アメリカ AS & OC ヨーロッパ
フライ級(52 kg) 3 5 6 8 4 1 1 28
フェザー級(57 kg) 3 5 6 8 5 0 1 28
ライト級(63 kg) 3 5 6 8 4 1 1 28
ウェルター級(69 kg) 3 4 5 6 5 0 1 24
ミドル級(75 kg) 3 4 5 6 4 1 1 24
ライトヘビー級(81 kg) 3 4 5 6 4 0 0 22
ヘビー級(91 kg) 2 3 4 4 3 0 0 16
スーパーヘビー級(+91 kg) 2 3 4 4 3 0 0 16
合計 22 33 41 50 32 3 5 186

女子[編集]

階級 各大陸予選 世界最終予選 開催国枠 主催者
推薦枠
合計
アフリカ アメリカ AS & OC ヨーロッパ
フライ級(52 kg) 3 4 6 6 6 0 1 26
フェザー級(57 kg) 2 3 4 6 4 0 1 20
ライト級(60 kg) 2 3 4 6 3 or 4 0 or 1 1 20
ウェルター級(69 kg) 2 3 4 5 3 or 4 0 or 1 0 18
ミドル級(75 kg) 2 3 4 4 3 0 0 16
合計 11 16 22 27 19-21 0-2 3 100

脚注[編集]