阪急バス山口営業所

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阪急バス山口営業所(はんきゅうバスやまぐちえいぎょうしょ)は、兵庫県西宮市山口町阪神流通センター地内にある、阪急バスの営業所。

最寄りの停留所は「山口営業所前」。

概要[編集]

1977年7月に開設された。元々は宝塚営業所(当時は宝塚市栄町にあった)が所管路線を担当していたが、同営業所が市内のニュータウン路線の開設に伴う増車を行って手狭となったことから、主に宝塚から有馬方面を結ぶ路線を移管する目的で開設された。

営業エリアは、宝塚市西宮市(北部の塩瀬・山口地区)及び神戸市北区(有馬地区)を中心として、芦屋市三田市神戸市中央区まで乗り入れる路線も有する。路線は、これら各地のターミナル駅から有馬温泉へ向かう観光路線や、西宮市北部の住宅地路線が中心。

山間部を貫く路線も担当しているが、同じ山間部に路線を持つ能勢豊能の各営業所と比べると、近年は経路上の国道176号を始めとした幹線道路の線形が改良されたことで、運行スピードの高速化が進んでいる。

なお、運行業務は阪急田園バスに委託されている。

  • 所在地: 西宮市山口町阪神流通センター1丁目1番地

運行路線[編集]

有馬温泉地区には、阪急バス有馬案内所前にある駐車場形式の「有馬バスターミナル神戸電鉄有馬線有馬温泉駅の前にある「有馬駅前」、太閤橋東詰にある「有馬温泉」、有馬温泉観光総合案内所前にあった「有馬町」(2009年末に廃止)の4つ(現在は3つ)の停留所がある。

系統によって経由地が異なるため、注意が必要。

有馬線[編集]

経由地により、さらに以下の6つの系統に細分化される。

大半は宝塚もしくは西宮名塩駅を起点としているが、系統によっては宝塚駅まで乗り入れない場合があるため、注意が必要。

1986年11月1日には西宮名塩駅(当時は国鉄の駅)が開業し、同駅に乗り入れる派生系統が設定され、それらには従来の番号に100を加えた系統番号が設定された(有馬線以外の路線についてはこの限りではない)。

また、国道176号を経由する路線は中国道宝塚インターから流出する車両の渋滞に巻き込まれ、遅延が発生することがある。

なお、毎年夏に有馬温泉界隈で行われる「有馬夏祭り」の開催日には「有馬」停留所(バスターミナル)が休止となり、太閤橋付近にあるゆけむり広場駐車場で乗降扱いを行う。

丸山下系統[編集]

  • 75系統:宝塚 - 生瀬 - JR西宮名塩 - 名塩 - 丸山下 - 下山口 - 有馬駅前 - 有馬
  • 70系統:宝塚 ← 生瀬 ← JR西宮名塩 - 名塩 - 丸山下 - 下山口 - 山口営業所前
75系統は概ね1時間ごとの運行で、国道176号県道有馬山口線を走行する。後述の蓬莱峡経由便と合わせ、宝塚と有馬を結ぶ便は1時間当たり1本程度となる(間隔は統一されていない)。
元々は151系統と名乗っていたが、西宮名塩駅への乗り入れ開始に伴う改正により、51系統の一部を同駅を経由する便としたのが151系統である。1992年3月14日の改正で全便が西宮名塩駅経由となったが、系統番号はそのまま継続して使用されている(他に152、155、156、157系統が同様の経緯を持つ)。2015年10月24日ダイヤ改正におけるルート変更により、鎌倉峡バス停を経由せずに運行されるようになり、同時に系統番号が75番に変更となった。
70系統はJR西宮名塩と車庫を結ぶ系統に当たるが、北六甲台経由(40系統など)や、すみれ台経由(43系統など)の新設と増便に伴い徐々に本数が減り、現在は日に数本の運行となっている。

北六甲台系統[編集]

  • 40系統:宝塚 - 生瀬 - JR西宮名塩 - 名塩 - 北六甲台 - 山口営業所前
  • 41系統:宝塚 - 生瀬 - JR西宮名塩 - 名塩 - 北六甲台 - 名来北 - 山口営業所前
1983年10月1日の改正で設定された、57系統(宝塚 - 北六甲台 - 山口営業所)がルーツに当たる。その後、前述した西宮名塩駅への乗り入れ開始に伴う改正により、57系統の一部を同駅を経由する便としたのが157系統である。鎌倉峡系統と同様に、1992年3月14日の改正で全便が西宮名塩駅経由となったが、系統番号はそのまま継続して使用されていた。2015年10月24日改正で40系統へ変更された。
41系統はかつて鎌倉峡経由とされていた旧153系統を北六甲台経由に移し替えた系統で、1992年3月14日の改正より154系統として運行開始。開始当初は山口営業所前→西宮名塩駅・宝塚行きのみの片方向運行だったが、1995年8月25日の改正で逆方向の山口営業所前行きも運行され始め、153系統は廃止された。
1989年6月1日から有馬急行線の一部の便が北六甲台地区に乗り入れていたことがあった(朝の梅田行き1便、夕の有馬行き1便のみで、天上公園前、センター前に停車)が、利用客がさほど伸びなかったことから、1996年7月20日の改正で同地区への乗り入れは中止された。
157系統の最終便は、1999年10月より2008年3月まで深夜バスとして運行されていた。元は1995年8月25日の改正で、23時55分発の157系統西宮名塩駅→山口営業所前行きの最終便を設定したのが始まりで、当時は0時を跨いで運行されていたのにも関わらず「深夜バス」としてではなく、通常運賃の最終便として運行されていた。その後、他の営業所と同調して1999年10月2日の改正より発車時刻を繰り下げたうえで深夜バス扱いに変更された。現在は後述のすみれ台系統である43系統に変更されている。

すみれ台系統[編集]

  • 73系統:JR西宮名塩 - 名塩 - 丸山下 - 下山口 - すみれ台 - 山口営業所前
  • 43系統:宝塚 - 生瀬 - JR西宮名塩 - 名塩 - 北六甲台 - 下山口 - すみれ台 - 山口営業所前
  • 44系統:宝塚 - 生瀬 - JR西宮名塩 - 名塩 - 北六甲台 - 下山口 - すみれ台 - 岡場駅 - 山口営業所前
  • 76系統:宝塚←生瀬←JR西宮名塩←名塩←丸山下←下山口←すみれ台←有馬温泉
73系統は1989年5月15日より164系統として運行開始。開始当初は西宮名塩駅 - 山口営業所前間のみ設定されていたが、1992年3月14日の改正で一部の便が宝塚発着となった。
44系統は1996年9月1日の改正で、旧164系統の一部を岡場駅経由に振り分ける形で165系統として設定された。165系統時代は北六甲台を経由しなかった。43系統は深夜時間帯に北六甲台とすみれ台の両住宅地を経由する160系統として、1995年8月25日の改正より運行されており、2015年10月24日改正で大幅に本数を増やしている。
43系統の最終便は深夜バスとして運行されており、運賃は通常の倍額が必要。利便性向上のため、2008年3月15日の改正にて北六甲台系統である旧157系統から北六甲台、すみれ台の両方を経由する旧160系統に変更された。

読売ゴルフ場系統[編集]

かつては読売ゴルフ場そばにフィールドアスレチック場『よみうり遊園』があり、行楽客の需要もあったため日中の運行もあったが、現在は朝と夕方のみの1日6便に減便されている。なお、同園は1990年前後に閉園しており、その最寄の停留所であった「よみうり遊園前」停留所(「前坂」停留所 - 「よみうりカントリークラブ前」停留所間)も閉園に併せて廃止されている。
また、2010年まで『全英への道 ミズノオープンよみうりクラシック』が読売ゴルフ場で開催されていたため、この開催日には西宮名塩駅発着の臨時便が運行されていた[1]

蓬莱峡系統[編集]

  • 95系統:JR西宮名塩 - 下山口 - 有馬温泉 - 白水峡墓園前 - 蓬莱峡 - 生瀬 - 宝塚
  • 臨時系統:宝塚 - 生瀬 - 蓬莱峡 - 船坂 - 白水峡墓園前(墓参臨時バス、不定期運行)
宝塚 - 有馬間を最短距離で結んでおり、75系統に比べ所要時間はやや短いが、経路上でカーブが連続するため、乗り心地の面ではやや劣る。
かつては山口営業所前が起終点とされていたが、1990年3月29日の改正以前は下山口発着であった。2015年10月24日改正により、大幅に減便のうえでJR西宮名塩発着となった。


流通センター系統[編集]

  • 44系統:岡場駅 - 流通センター2 - 山口営業所前
44系統のうち岡場駅発着の区間便に対する回送を兼ねた運用となっている。

西宮名塩ニュータウン線[編集]

  • 53系統:西宮名塩駅 - 東山台四丁目
西宮名塩ニュータウン東山台地区の造成の進捗と、阪神・淡路大震災の被災者向けの仮設住宅の建設に伴い、同地区への交通の便の確保を目的に1995年9月1日より運行されている。

名塩南台線[編集]

  • 50系統:西宮名塩駅→名塩南台センター前→名塩南台二丁目→西宮名塩駅(循環)
1987年11月1日より運行開始。開始当初は西宮名塩駅 - 名塩南台二丁目間の往復運行だったが、1991年6月17日の改正より現在の循環運行となる。

名塩さくら台線[編集]

  • 58系統:西宮名塩駅→名塩→さくら台南口→さくら台一丁目→名塩→西宮名塩駅(循環)
  • 58系統:西宮名塩駅→名塩→さくら台南口→さくら台一丁目
  • 58系統:さくら台南口→さくら台一丁目→名塩→西宮名塩駅
1997年4月1日より運行開始。一部の便は、沿線にある名塩小学校の登校日にのみ運行される。

芦屋有馬線[編集]

芦屋市内の3つの鉄道駅と有馬温泉との間を、県道奥山精道線芦有ドライブウェイを介して結ぶ路線。芦屋 - 有馬間で1時間に1本程度運行されている。
元々この路線は、芦有ドライブウェイを管理する芦有開発株式会社のバス事業である『芦有バス』として運行していたが、1977年9月21日に阪急バスに移管された。この経緯から、現在でもこの路線を指して『芦有バス』と呼ばれることがある。
有馬 - 山口営業所前間は、かつてクローズド・ドア方式を採用し、有馬→山口営業所前方向は降車のみ、その逆は乗車のみの扱いだったが、1996年9月1日の改正をもって解消された。
2009年4月1日のダイヤ改正では、阪神芦屋→有馬止まりの区間便が全て山口営業所前行きとなり、山口営業所前行きは全て「有馬」停留所(バスターミナル)を経由しないようになった(「有馬駅前」停留所で下車)。その逆の芦屋方面行きは、従来通り有馬を経由する。
なお、阪神芦屋 - 有馬温泉間は芦屋浜営業所も担当する(芦屋有馬線80系統・81系統を参照)。

三宮有馬線[編集]

三宮・新神戸の各駅と有馬温泉との間を結んでおり、途中新神戸トンネル県道神戸三田線・宝塚唐櫃線を走行する。
ほぼ全線で北神急行神戸電鉄有馬線西日本JRバス有馬エクスプレスと並行しているが、三宮 - 有馬間を約40分・680円で行き来できることから、渋滞による遅延がなければ鉄道と遜色ない利便性を有する[2]
運行は日中のみで、1時間当たり1〜2本の計12本設定されている。三宮駅前 - 新神戸駅間のみの利用はできない。
神姫バスとの共同運行を行っており、運行本数は阪急が8往復、神姫が4往復担当している。2002年10月1日の改正までは神鉄バスも共同運行に参加していたが、同担当便[3]は全て阪急バスに移管された。系統番号の「6」は、かつて神鉄バスによって付番されていたものを使用している。
この路線の利用客には、神戸市が発行している「敬老優待乗車証」を携行して、無料で乗車している高齢者が多い。特に、三宮駅前 - 谷上駅の近郊区間ではその利用が目立つ[4]。これにあわせ、阪急バス担当便では、同社の路線バス車両の中では稀少な、着席定員が最も多い全列ともに左右2列シート(最後尾は5人掛け)の車両を使用している。
路線開業は1962年で、当初は神戸市交通局[5]を含む4社共同運行(神鉄バスは当時『神戸電鉄バス』)であり、当初は平野から有馬街道を経由していた。1968年11月に六甲トンネル経由となり、1978年10月16日の改正より現在の新神戸トンネル経由に変更された。
なお、途中経由する唐櫃団地口停留所付近には唐櫃営業所があるが、同営業所の所属車は現在この路線を担当していない(神姫は同一系統で三田駅~中央公民館~市立図書館~畑中~福祉保健センター~三田市民病院~新三田駅がある)。

三田線[編集]

  • 1系統:三田 - 新道場 - 下山口 - 有馬駅前 - 有馬 休止
  • 17系統:金仙寺口-下山口-新道場-三田
もともとは三田駅と有馬温泉とを結ぶ路線で、有馬線・鎌倉峡経由便と同様に国道176号と県道有馬山口線を走行していた。
元は神鉄バスの所有する路線だったが、2002年10月1日に移管された。三宮有馬線と違い、系統番号だけでなく、運賃や運行本数もそのまま引き継がれたが、2008年3月15日の改正で本数が減り、同時に17系統の三田→金仙寺口行きが廃止(片方向のみに変更)となった。その後、金仙寺口~有馬間が休止され全便が17系統に変更された。
毎年1月18日から19日には、沿線にある塩田八幡宮への参拝客向けに「三田 - 塩田八幡宮」間の臨時便を設定しているが、神鉄バスからの移管後は阪急田園バスが担当するようになった。

西宮山口線[編集]

西宮市等からの2億円以上の運行補助を受け、2009年4月1日から運行を開始した路線。六甲山系によって隔てられている西宮市の南部(市街地部)と同市北部(山口地区)を西宮北道路を介して繋いでいる。

さくらやまなみバス』という愛称が付けられており(試行期間の名称は『西宮市南北バス』)、独自の塗装が施された専用車が運行に充てられているほか、経由する停留所の標柱にもロゴマークが描かれたシールが貼られている。

正式運行の開始後は、主要な停留所のみに停車するようになった。例として、試行期間中に停車していた苦楽園口停留所には停車しない。

なお、スルッとKANSAIで発行されている『3dayチケット』などの企画乗車券は使用できない(スクールパスやグランドパスといった定期券は利用可能。試行期間も含む)。

金仙寺系統[編集]

  • 阪急夙川 - 甲山高校前 - 舟坂橋 - 金仙寺 - 金仙寺口 - 下山口 - 北六甲台 - 山口営業所前
  • 西宮北口 - 阪急夙川 - 甲山高校前 - 舟坂橋 - 金仙寺 - 金仙寺口 - 下山口 - 北六甲台 - 山口営業所前
  • 西宮北口 - 阪急夙川 - 甲山高校前 - かぶと山荘 - 舟坂橋 - 金仙寺 - 金仙寺口 - 下山口 - 北六甲台 - 山口営業所前
  • 西宮北口 → 阪急夙川 → 甲山高校前 → 舟坂橋 → 金仙寺 → すみれ台 → 金仙寺口 → 下山口 → 北六甲台 → 山口営業所前

名来・有馬系統[編集]

  • 阪急夙川 - 甲山高校前 - 舟坂橋 - 有馬温泉 - すみれ台 - 金仙寺口 - 下山口 - 名来循環
  • 西宮北口 - 阪急夙川 - 甲山高校前 - 舟坂橋 - 有馬温泉 - すみれ台 - 金仙寺口 - 下山口 - 名来循環
  • 西宮北口 - 阪急夙川 - 甲山高校前 - かぶと山荘 - 舟坂橋 - 有馬温泉 - すみれ台 - 金仙寺口 - 下山口 - 名来循環
  • 西宮北口→阪急夙川→甲山高校前→かぶと山荘→舟坂橋→有馬温泉→すみれ台→金仙寺口→下山口→北六甲台→名来循環
「名来循環」について、名来行きは名来南経由→名来止、夙川方面行きは名来南発→名来経由となる。試行期間中は末端で循環→往復運行を行っていた。
「有馬温泉」停留所は、有馬線と同様に太閤橋東詰(西日本JRバスの停留所に並立)にある。「有馬」停留所(バスターミナル)は経由しないため、注意が必要。

有野・藤原台線[編集]

2013年4月30日まで運行されていた神戸市バス有野営業所のうち68と69系統を除く路線(68と69系統は神姫バスが運行)が運行されている。従来唐櫃営業所が運行していた60系統も同営業所の運行に変更される。


6号系統(五社循環系統)[編集]

運行区間
  • 6:五社駅前→有野台会館→有野公園前→五社駅前
概要
6号系統は、北区神戸電鉄三田線五社駅を起点にして、有野台団地を循環する路線である。
沿革
63号系統として、北区有野地区において一番初めに設けられた路線である。当時は他に接続する路線がなく、完全に離れ小島状態であった。設定当初は神戸市営バス布引営業所(現在の神戸市バス中央営業所)担当であり、63号系統専用に操車場が設けられた。後に神戸市バス有野営業所となり、神戸市営バスとしての廃止直前は阪急バスが運行委託をしていた。阪急バスに引き継いだ後も系統番号はそのままであったが、2016年3月26日のダイヤ改正で6系統に変更されたほか、日中は同時に新設された2系統・3系統・4系統・5系統に置き換わる形で運行されなくなった。
ダイヤおよび停留所
  • 63系統時代は、平日・土曜・休日とも、ラッシュ時は毎時3〜4本、日中は最大1時間毎に運行していたが、現在は朝と夕方以降のみの運行になっている。なお、最終便は有野台八丁目止まりである。

67号系統(藤原台系統)[編集]

運行区間
  • 岡場駅前 - 藤原台中町4丁目 - 藤原台南町4丁目 - 地域福祉センター前 - 岡場駅前
概要
沿革
  • 1991年12月に開業。当時は復路で地域福祉センター前を経由していなかった。長らく路線変更などは行われなかったが、2010年4月に藤原台中町7丁目間の復路で地域福祉センター前を経由する経路変更が行われた。
  • 阪神大震災後の一時期は、定期観光バス用の車両も使われていた。
ダイヤおよび停留所
  • 平日朝ラッシュ時は毎時3〜4本、日中および休日は毎時2本が運行されている。

有馬・岡場線[編集]

1号系統[編集]

有馬地区と東有野台・岡場駅方面を結ぶ路線。60系統として、2004年4月1日の神戸市バスのダイヤ改正・路線改編と併せて開設され、同局と系統番号も揃えた上での共同運行となっているが、共同運行区間は東有野台以北となっていて、東有野台 - 有馬間は阪急バスの単独運用となっている。運行開始当初は唐櫃営業所での運行だったが、2013年5月1日より神戸市バスが撤退し、全区間で阪急バスの単独運行となり、運行する営業所は山口営業所に変更となった。この60系統は1988年からの2年間だけ神戸市バスがJR住吉駅と六甲アイランドを結ぶ路線だった。

2009年12月5日のダイヤ改正より有馬地区の起終点が変更され、神姫バスが設置した「有馬町」停留所に代わり、大半の系統が起終点(もしくは経由地)としている「有馬」停留所(バスターミナル)発着に変更した。

2016年3月26日のダイヤ改正で、60系統から1系統に変更されたと同時に、日中の東有野台 - 岡場駅間は1時間に3本程度から1本に減便された。ただし、この区間はこの改正で新設された、同一区間を走る2系統・3系統・4系統がカバーしているため、実質的に毎時3本程度の本数は維持されている。有馬温泉 - 東有野台間は本数が少なく、平日ダイヤは1日8往復、土休日は1日6往復だけとなっている。なお、60系統時代で「有馬町」発着の頃は有馬町 - 有馬駅前間で有馬停留所バスターミナルを起終点とする有馬線・蓬莱峡系統(山口営業所が運行)と系統番号が重複していたため、同区間内のみ「60A」と表記していた。

  • 1系統 有馬温泉 - 香花園 - 東有野台 - 岡場駅→済生会病院前→北神区民センター→岡場駅

香花園のみ兵庫県西宮市に所在し、他の停留所はすべて神戸市北区に所在する。

運賃[編集]

以前神戸市営バスが運行していた有野台・藤原台エリアは神戸市営バスの均一運賃210円であるほかは、初乗り160円からの距離制運賃。

過去の路線[編集]

有馬線[編集]

かつては宝塚営業所も担当していた。もとの路線名は「有馬三田線」。

  • 55(155)系統:宝塚 - 生瀬( - 西宮名塩駅) - 名塩 - 鎌倉峡 - 下山口 - 新道場 - 三田
宝塚 - 下山口間は51(151)・52(152)系統と同一の経路だが、下山口からは再び国道176号を北上、県道西脇三田線黒石三田線を走行して三田駅までを結んでいた。
下山口 - 三田間は三田線(1・17系統)、日下部 - 三田間は神姫バスも並行して運行されていた。
1995年8月25日の改正で全便が西宮名塩駅発着に短縮され、2008年3月15日の改正にて152系統に統合される形で廃止された。
開設当初は、神鉄バスの路線と重複する区間(現在の阪急バス三田線・下山口 - 三田間)では無停車としていたが、地元の度重なる嘆願により神鉄バスの停留所に停車するようになり、クローズドドア制が実施されるようになった(後に廃止)。
  • 53(153)系統:宝塚 - 生瀬( - 西宮名塩駅) - 名塩 - 鎌倉峡 - 下山口 - 名来北 - 山口営業所前
1995年8月25日の改正で全便北六甲台経由(154系統)となる。
  • 63(163)系統:宝塚 - 生瀬( - 西宮名塩駅) - 名塩 - 鎌倉峡 - 下山口 - 流通センター南 - 山口営業所前
164系統のすみれ台を経由しないタイプの系統で、1989年3月29日の改正より運行を始めたが、164系統の増便に伴い徐々に運行本数を減らしていき、1995年8月25日の改正で廃止された。
  • 162系統:宝塚 - 生瀬 - 西宮名塩駅 - 名塩 - 鎌倉峡 - 下山口 - 山口営業所前 - 流通センター2 - 山口営業所前
現在の152系統とほぼ同経路だが、流通センター内で循環運転を行う。1989年3月29日の改正で設定されたが、1995年8月25日の改正で廃止される。
これにより、現在は宝塚や西宮名塩駅方面から「流通センター2」・「流通センター3」の各停留所へ直行する路線はなくなっている。
  • 系統番号不明:宝塚 - 生瀬 - 西宮名塩駅 - 名塩山荘
区間便。開設時期は不明だが、名塩山荘が街開きをしてから、1970年代後半と考えられる。
名塩山荘の住民に重用されてきたが、利用客の減少により1995年8月25日改正で廃止された。
現在の停留所とは別に折り返し用のロータリーも設けられており、標柱は撤去されているものの、公衆電話を含む施設はそのまま残されている。ロータリーは名塩山荘バス停前交差点を南へ折れ、中国道の高架下をくぐった先にある。

三宮有馬線[編集]

2009年12月5日のダイヤ改正で、有馬町発着から有馬温泉発着に変更された。方向幕では「有馬温泉」と表記されている。

有野・藤原台線[編集]

  • 62号系統(岡場五社系統):有馬中学校前 - 五社駅前 - 岡場駅前 - 藤原台北町2丁目
2009年4月、五社駅前を起点として有野台地区を循環する63系統の派生として誕生した。この路線の開業によって、有野台の南側地区から岡場駅へのアクセスが改善されたが、昼間のみ運行で、本数は1日6本だった。2016年3月26日のダイヤ改正で廃止。

三田線[編集]

2009年12月5日のダイヤ改正で、有馬町発着から有馬温泉発着に変更された。方向幕では「有馬温泉」と表記されている。

西宮市南北バス[編集]

西宮山口線の前身に当たり、同線の開業に先駆け、2007年9月1日から11月30日まで「試験運行」を行っていた[6][7]2000年代以降の阪急バスによる試験運行は、宝塚新橋線に次いで2例目である[8]

試験運行の終了から1年4か月後、2009年4月1日からは「西宮山口線」として正式に運行を開始した。ただし前述したように、経由地は若干変更された。

開始後1か月の利用者は1日約500人で、想定より200人程度上回ったものの、全利用者のうち47%が西宮北道路以南の区間のみ(甲山 - 夙川・西宮北口間)の限定的な利用に留まった[9]

同年10月には西宮市内のNPO法人が当路線に関する企画を打ち出したり[10]、市内を舞台としている『涼宮ハルヒシリーズ』などの作品の聖地巡礼のために利用[11]したりするといった試みもみられる。

  • 名来系統:西宮北口 - 西宮市役所前 - 阪急夙川 - 苦楽園口 - 西宮甲山高校前 - 舟坂橋 - 金仙寺 - 金仙寺口 - 山口支所 - 下山口 - 鎌倉峡 - 北六甲台 - 名来循環 (名来行は名来南→名来行、西宮行は名来南発→名来経由)
  • 新有馬系統:西宮北口 - 西宮市役所前 - 阪急夙川 - 苦楽園口 - 西宮甲山高校前 - 舟坂橋 - 金仙寺 - 丸山下 - 下山口 - 山口支所 - 金仙寺口 - 流通センター南 - すみれ台 - 中野 - 新有馬
各系統ともに、南部地区は既存の一部の停留所のみに停車[12]。経路は夙川台線の1・2系統とほぼ同一である。
また、平日のうち2日と日曜日には流動調査が行われた。

車両[編集]

営業エリアのほぼ全域が冬期の積雪地帯であることや、有馬線・蓬莱峡経由便芦屋有馬線といった山岳路線を抱える関係から、過去には観光バス用エンジンを搭載した高出力車両が配備[13]されていた。

現在はいすゞの高出力車両を中心としており、ワンステップバスの配置も進んでいるが、勾配が多い路線の割合が高いことから、ノンステップバスの配置はそれほど進んでいない。

『さくらやまなみバス』(西宮山口線)については、専用塗装のいすゞ・エルガで運行されている。

一部は撤退した神戸市営バスからの転属車もある。神戸市営バスからの転属車は塗装はそのままでマークのみの変更で使用されているが、後に塗装変更も行われている。また、一部の塗装変更車は一般の阪急バス車両と若干塗りわけが異なっている(阪急バスは窓周りの色が肌色になっているのに対し、市バスからの移籍車は窓周りが黒くなっている)車両も存在する。車番は5000番台を使用している。ちなみに車番の5000番台は唐櫃営業所で旧神鉄バスからの転属車にも付けられていた。

出典・脚注[編集]

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  1. ^ 2011年からは『全英への道 ミズノオープン』として岡山県JFE瀬戸内海カントリー倶楽部での開催となったため、運行されていない。
  2. ^ 運賃で最安値となるのは、神戸高速線と神戸電鉄有馬線を乗り継ぐルートとなる。逆に所要時間重視で最も便利なのは、地下鉄・北神急行・神戸電鉄経由のルートである。このバス路線は、それらのほぼ中間の運賃・所要時間となっている。
  3. ^ 神鉄バスが担当していたのは4本。すなわち、3社で全12本を3等分し対応していた。
  4. ^ 敬老優待乗車制度(敬老パス)の低所得者対策及び高頻度利用者対策について”. 神戸市 (2011年10月1日). 2012年4月1日閲覧。
  5. ^ 1968年11月1日改正時、神戸市バスの路線は唐櫃団地線60系統 三宮 - 唐櫃団地口、六甲トンネル線62系統三宮 - 有馬町系統の2系統。1977年に廃止。
  6. ^ (仮称)南北バス事業”. 西宮市 都市計画部 (2008年8月22日). 2012年4月1日閲覧。
  7. ^ 西宮市政ニュース(1280号)”. 西宮市 (2007年8月25日). 2012年4月1日閲覧。
  8. ^ 同線は2年間の試験期間終了後も引き続き運行されているが、2008年4月1日の改正で1日2往復のみに減便された。
  9. ^ 西宮市南北バスの予算”. 後天性無気力症候群 (2007年10月7日). 2012年4月1日閲覧。毎日新聞神戸新聞の関連記事より引用)
  10. ^ 西宮流は南北バスを応援します”. 西宮流 (2007年10月3日). 2012年4月1日閲覧。
  11. ^ 西宮南北バスで行く 秋期限定 谷川流作品舞台縦断OFF”. 涼宮ハルヒの舞台の写真 (2007年9月17日). 2012年4月1日閲覧。
  12. ^ JR西宮(東西方向どちらとも、ロータリーではなく市道上に停車)、(国道)市役所前、西宮戎JRさくら夙川、阪急夙川、苦楽園口、柏堂町、西宮甲山高校前の各停留所。
  13. ^ 例えば1978,79年はMS512M/512N系をベースに後乗り・前降りの路線用ボディ(呉羽自工製)を架装した車両が山岳路線専用として配備された。

外部リンク[編集]