苦楽園口駅

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苦楽園口駅
西口
くらくえんぐち
Kurakuenguchi
HK-09 夙川 (0.9 km)
(1.3 km) 甲陽園 HK-30
地図
所在地 兵庫県西宮市石刎町1番22号[1]
北緯34度45分0.65秒 東経135度19分44.19秒 / 北緯34.7501806度 東経135.3289417度 / 34.7501806; 135.3289417座標: 北緯34度45分0.65秒 東経135度19分44.19秒 / 北緯34.7501806度 東経135.3289417度 / 34.7501806; 135.3289417
駅番号 HK29
所属事業者 阪急電鉄
所属路線 甲陽線
キロ程 0.9 km(夙川起点)
駅構造 地上駅[2]
ホーム 2面2線[2]
乗車人員
-統計年度-
7,532人/日(降車客含まず)
-2019年-
乗降人員
-統計年次-
(通年平均) 9,979人/日
-2021年-
開業年月日 1925年大正14年)3月8日[1]*
備考 * 駅としての開業日。前身として越木岩信号所が存在した。
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東口

苦楽園口駅(くらくえんぐちえき)は、兵庫県西宮市石刎町(いしばねちょう)にある、阪急電鉄甲陽線[2]。駅番号はHK-29

歴史[編集]

甲陽線が開通した当初は信号所として開設され、のちに駅に昇格した経緯を持つ[1]。駅の開業に合わせて、駅前からは阪急初の直営バスが運行を開始し、阪急におけるバス事業の先駆けとなった[1]

年表[編集]

駅構造[編集]

ホーム

相対式ホーム2面2線を有する、交換設備を備えた地上駅である[2]。駅舎(改札口)は甲陽園行きホーム甲陽園寄りに西口(西改札口)が、夙川行きホーム甲陽園寄りに東口(東改札口)がある[2]。西口には自動券売機・有人改札・自動改札機があり、東口にあるのは自動改札機のみである。互いのホームは地下道で連絡している[2]

トイレは夙川行きホーム中ほどに設置され、多機能トイレも併設されている。

のりば[編集]

号線 路線 方向 行先
1 甲陽線 下り 甲陽園行き
2 上り 夙川大阪梅田神戸(三宮)京都宝塚方面

※実際には構内にのりば番号表記はないが、スマートフォン向けアプリ「阪急沿線ナビ TOKKアプリ」の発車案内機能では、甲陽園方面が1号線、夙川方面が2号線と表示されている。

利用状況[編集]

2021年の通年平均の乗車人員9,979人である[5]

近年の1日平均乗車人員の推移は下表のとおりである。

年度 1日平均
乗車人員
2001年(平成13年) 5,833
2002年(平成14年) 6,321
2003年(平成15年) 5,775
2004年(平成16年) 5,638
2005年(平成17年) 6,005
2006年(平成18年) 5,781
2007年(平成19年) 5,888
2008年(平成20年) 6,096
2009年(平成21年) 6,414
2010年(平成22年) 6,608
2011年(平成23年) 6,779
2012年(平成24年) 6,912
2013年(平成25年) 7,099
2014年(平成26年) 7,348
2015年(平成27年) 7,496
2016年(平成28年) 7,484
2017年(平成29年) 7,463
2018年(平成30年) 7,449
2019年(令和元年) 7,532

駅周辺[編集]

当駅の西部一帯に苦楽園という地域があり、そこは大正期から昭和期にかけて苦楽園温泉という温泉地として親しまれた[2]。そこへアクセスする目的で設置されたため、苦楽園口駅となった[6]。ただし苦楽園までは徒歩で20分程度かかり、急な山道を登ることになる。

春の花見シーズンには夙川公園を訪れる行楽客で賑わう。

だんじり祭[編集]

  • 苦楽園口駅周辺では、毎年10月下旬、越木岩だんじり祭が開催される。
  • 近くの北夙川小学校では3年生に授業が行われる。

バス路線[編集]

阪急バス
阪神バス

隣の駅[編集]

阪急電鉄
甲陽線
夙川駅 (HK-09) - 苦楽園口駅 (HK-29) - 甲陽園駅 (HK-30)

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f 『阪急ステーション』阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部〈阪急ワールド全集 4〉、2001年、83,86頁。ISBN 4-89485-051-6 
  2. ^ a b c d e f g 『兵庫の鉄道全駅 私鉄・公営鉄道』神戸新聞総合出版センター、2012年12月10日、88頁。ISBN 9784343006745 
  3. ^ a b 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 12号 阪神電気鉄道 阪急電鉄 2、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年10月、27-29頁。ISBN 978-4-02-340142-6 
  4. ^ 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 9 関西2、新潮社、2009年、50頁。ISBN 978-4-10-790027-2 
  5. ^ 駅別乗降人員|阪急電鉄”. 2022年12月11日閲覧。
  6. ^ 鉄道ファン』2007年3月号

関連項目[編集]

外部リンク[編集]