野のなななのか

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野のなななのか
監督 大林宣彦
脚本 大林宣彦
原作 長谷川孝治『なななのか』
製作 山崎輝道
製作総指揮 大林恭子
出演者 品川徹
常盤貴子
音楽 山下康介
主題歌 パスカルズ「野のなななのか」
撮影 三本木久城
編集 大林宣彦
三本木久城
公開 日本の旗 2014年5月17日
上映時間 171分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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野のなななのか』(ののなななのか)は、2014年日本ドラマ映画である。監督は大林宣彦、主演は品川徹常盤貴子が務めている[1]。『この空の花 長岡花火物語』の姉妹編にあたる[2]。タイトルの「なななのか」は四十九日を指す[2]

あらすじ[編集]

キャスト[編集]

上映[編集]

2014年1月31日、本作の完成披露試写会が行われた[3]。3月2日、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭のクロージング作品として上映された[4]。5月10日に北海道で先行公開[5]、5月17日に全国公開された[6]

評価[編集]

中山治美は、「日本に不穏な空気が流れる今、大林監督はあえて自主映画でメッセージ性の強い作品を世に放つ。その覚悟と迷いのなさが力強い映像と言葉になって、観る者を圧倒する」と述べて、本作に5点満点の5点を与えた[7]。古賀重樹は、「戦争体験の風化が進む現代の日本人に対する危機意識」が本作の根底にある、と指摘した[8]佐野亨は「近年の日本映画のなかでも最も独創的かつ刺激的な傑作」と評した[9]五十嵐太郎は、本作での常盤貴子と安達祐実を評価した[10]

第6回TAMA映画賞にて、最優秀作品賞を受賞した[11]。第29回高崎映画祭では、最優秀作品賞と特別大賞を受賞したほか[12]、常盤貴子が最優秀主演女優賞を受賞した[12]。第88回キネマ旬報ベストテンにて、日本映画の第4位に選ばれた[13]。第24回日本映画プロフェッショナル大賞では、ベストテンの第5位に選ばれたほか[14]、品川徹が本作での演技および長年の俳優活動により特別賞を受賞した[14]

脚注[編集]

  1. ^ 32歳・安達祐実が16歳の少女役!”. シネマトゥデイ (2014年1月31日). 2016年10月6日閲覧。
  2. ^ a b 大林宣彦監督、生まれ変わっても「映画を撮りたい」”. 映画.com (2016年2月13日). 2016年10月6日閲覧。
  3. ^ 常盤貴子、念願の大林宣彦組初参加に「夢がかないました!」”. 映画.com (2014年1月31日). 2016年10月6日閲覧。
  4. ^ 常盤貴子、市民参加の映画作りに感謝! ゆうばり映画祭に初登場!”. シネマトゥデイ (2014年3月3日). 2016年10月6日閲覧。
  5. ^ 大林宣彦の新作は『この空の花』の姉妹編『野のなななのか』、パスカルズが音楽&出演”. CINRA.NET (2014年4月15日). 2016年10月6日閲覧。
  6. ^ 大林宣彦監督「野のなななのか」 舞台は北海道、配給は大分の会社 (1/2)”. 産経ニュース (2014年5月16日). 2016年10月6日閲覧。
  7. ^ 中山治美 (2014年5月13日). “『野のなななのか』反戦の覚悟が力強い映像に”. 福井新聞. 2016年10月6日閲覧。
  8. ^ 古賀重樹 (2014年12月26日). “映画回顧2014 “炭鉱のカナリア”の監督たち 危うい時代の空気を察知 (1/3)”. NIKKEI STYLE. 2017年6月15日閲覧。
  9. ^ 佐野亨 (2014年5月13日). “野のなななのか”. 映画.com. 2017年6月15日閲覧。
  10. ^ 五十嵐太郎 (2014年6月14日). “野のなななのか”. artscape. 2016年10月6日閲覧。
  11. ^ 能年玲奈、妻夫木聡、菅田将暉ら豪華俳優陣が受賞「TAMA映画賞」”. モデルプレス (2014年11月22日). 2016年10月6日閲覧。
  12. ^ a b 『野のなななのか・大林監督』が抜き出た力作 - 第29回高崎映画祭受賞者を発表”. 高崎新聞 (2015年1月20日). 2016年10月6日閲覧。
  13. ^ 「そこのみにて光輝く」が邦画1位 キネマ旬報ベストテン”. 日本経済新聞 (2015年1月8日). 2016年10月6日閲覧。
  14. ^ a b 日プロ大賞授賞式、邦画を盛り上げる豪華な顔ぶれが続々登壇で大盛況”. 映画ナタリー (2015年5月10日). 2016年10月6日閲覧。

外部リンク[編集]