知久寿焼

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知久 寿焼
出生名 知久 寿明
生誕 (1965-02-10) 1965年2月10日(52歳)
出身地 日本の旗 日本 埼玉県
学歴 埼玉県立川口高等学校卒業
職業 シンガーソングライター
ギタリスト
担当楽器 ギター
マンドリン
ウクレレ
ハーモニカ
活動期間 1981年 -
レーベル 地球レコード
共同作業者 とうじ魔とうじバンド
たま
パスカルズ
2ni
17
公式サイト http://www.officek.jp/chiku/
友部正人原マスミ

知久 寿焼(ちく としあき、本名:知久 寿明(読み同じ)、1965年2月10日 - )は、日本ミュージシャン1980年代から2000年代にかけて、たまのメンバーとして活動していた。現在はソロならびにパスカルズのメンバーとして活動中。埼玉県川口市宮町(後に区画整理によって南町2丁目となる)出身[1]埼玉県立川口高等学校卒業。身長165cm。現在は東京都杉並区在住[1]

概要[ソースを編集]

TBS系音楽番組『三宅裕司のいかすバンド天国』出身バンド(イカ天バンド)の代表格、『たま』のギターマンドリンウクレレハーモニカ担当として活動していた。シュールな歌詞にアコースティックなサウンドを合わせた個性的な音楽、そしてキノコのような髪型にちゃんちゃんこ(冬季はどてら)・下駄履き・ギターを紐で肩から下げるというスタイルで大きなインパクトを与える(なお現在は坊主頭で帽子を着用している事が多い)。その歌唱力と声変わりがほとんどみられないユニークな声質は中島啓江からも「腹式呼吸・発声も完璧」と評された。

『たま』のメンバーであった石川浩司と共に、14人編成の音楽ユニット『パスカルズ』に参加・活動。ヨーロッパなど海外公演を多く行い、フランスでは新聞ル・モンド』に紹介されたり、音楽チャートで1位になるなどの人気を獲得した。また同じく『たま』メンバーであった滝本晃司ともユニットや楽曲参加、ジョン (犬)イトケンRom Chiakiとはユニット『17』(イーナ)を組んでいる。

NHK教育テレビピタゴラスイッチ』『うたっておどろんぱ』『みんなのうた』『おかあさんといっしょ』などのテレビ番組や、味の素コクヨ三共ヒガシマル醤油ニトリ等のCMソング演劇等にも多数の楽曲提供・歌唱をしている。BShiデジタル・スタジアム』にて楽曲『電車かもしれない』をモチーフとしたアニメーション作品(作・近藤聡乃)が発表されたことをきっかけに、同番組のオープニング曲を手がけた。

幼少期より趣味は昆虫採集、特にツノゼミに造詣が深い。また、イラストを特技としており、『たま』インディーズ時代やファーストアルバム『さんだる』のジャケットイラストを手がけた他、1999年に刊行された矢川澄子作の絵本『だるまさん千字文』の挿絵を担当した。

経歴[ソースを編集]

幼少の頃は夜尿症(おねしょ)に悩む、トカゲ昆虫を愛する子どもだった。流しの歌手だった叔父から、ギター・歌の手ほどきを受けた。高校在学中、フォークギター同好会にて、ギターの弾き語りをはじめる。友部正人原マスミなどを手本にして、しだいに独創的な歌曲を作り出していく。

両親が創価学会の熱心な信者で、寿焼も集会等に参加させられていた事が苦になり家出をするが、高校へは隠れ家の友人宅アパートからしっかり通学していた。高校卒業間近に実母が病気で逝去した為、実兄と実父との三人暮らしとなる。高校卒業後に、母親が居なくなった事で、父親が一時的に狂ってしまい、一緒に居られなくなったため、同年の女性の知り合いと川口市宮町の日蓮宗のお寺の近くのアパートで同居を始め家を出る。実父も『たま』プロデビュー後に交通事故で逝去。

当時アングラ音楽青少年のたまり場であった「甚六屋」で石川浩司と出会い、意気投合する。共同生活を営もうとしたらしいが、どこの不動産屋でも門前払い。後に柳原陽一郎(当時・幼一郎)と出会いたまを結成(同バンドでの活動詳細は『たま (バンド)』の項目を参照のこと)。なおバンド結成当初、芸名の表記が知苦寿暗だった時期がある。売れない時代は、ビル清掃や共同溝点検のアルバイトをしていたが、元来、完璧主義の傾向があり、「仕事は丁寧だが、要領が悪い」と怒られてばかりだった。

たまは1995年末の柳原の脱退を経て、その後も地道に活動を続けていたが、2003年10月解散。その後も様々なミュージシャンとの共演やソロで全国各地での音楽活動を続けている。

作品[ソースを編集]

※たま時代の作品についてはたま (バンド)の項を、パスカルズについてはパスカルズ公式HP内を参照のこと。

シングル[ソースを編集]

  1. ひとだま音頭 (2007年、自主制作盤CD-R
    • ハポン劇場『北斎とお栄』主題歌
    • ひとだま音頭/地図にない場所(弾き語りバージョン)/月がみてたよ (Overstay)/ひとだま音頭(モノラル)
  2. いつでもいつまでも (2008年、自主制作盤CD-R)
    • ハポン劇場『人喰☆サーカス』主題歌
    • 表題曲「いつでもいつまでも」に、サード・クラスワタナベイビーが参加。
    • いつでもいつまでも/いちょうの樹の下で/みもふたもないうた/いつでもいつまでも(モノラル)
  3. セシウムと少女 (2015年、自主制作盤CD-R)
    • 映画『セシウムと少女』主題歌
    セシウムと少女/セシウムと少女(カラオケ)

参加作品[ソースを編集]

  1. 移動式女子高生 (アナログ:1987年、CD:1992年12月10日)
    • とうじ魔とうじのアルバム。『とうじ魔とうじバンド』のメンバーとして参加。コーラスとギターを担当。
  2. ヤマアラシとその他の変種 (1990年9月26日)
    • ケラリーノ・サンドロヴィッチの作品集。「西の果てにある なんにも起こらない村と 東の果てにある なんにも起こらない村の なんにも起こらない 悲しい恋人達のお話。」にコーラスで参加。
  3. 帰還 (1992年6月)
    • シバのアルバム。コーラスで参加。
  4. ぼくの展覧会 (1993年3月25日)
    • 友部正人のライブアルバム。コーラスと演奏で参加。
  5. うれしい予感/針切じいさんのロケン・ロール (1995年2月22日)
    • 渡辺満里奈のシングル。「うれしい予感」のハーモニカを担当。
  6. 空の下 (1995年10月21日)
  7. オフ・オフ・マザー・グース (1995年12月20日)
    • マザー・グースの詞に曲をつけて様々なゲストによって歌われる企画盤。「いちば」のボーカルを担当。
  8. Ring-a-Bell (1996年3月21日)
    • 渡辺満里奈のアルバム。「うれしい予感(アルバムバージョン)」のハーモニカを担当。
  9. NHKなんでもQより あにまるQ (1997年1月21日)
    • NHKあにまるQ』の楽曲集。「ニッポンのたぬき」でボーカルを担当。(当該曲はほか様々なCDに収録されているが省略する)
  10. WATANABABY SESSION (1999年11月17日)
  11. no media 1 (2000年1月19日)
    • 友部正人プロデュースのポエトリーリーディングアルバム。「遠距離恋愛の頃の落書き」「どこかで暮らす」「泣きむしのいいわけ」で参加。
  12. no media 2 (2000年9月27日)
    • 友部正人プロデュースのポエトリーリーディングアルバム。「留守番電話」「夢の中のきみ」「煙突」「水不足」で参加。
  13. mosaic via post (2002年6月1日)
  14. Live no media 2002 (2000年9月27日)
    • 友部正人プロデュースのポエトリーリーディングライブアルバム。「新月の晩」で参加。
  15. ウクレレ・ビートルズ (2003年6月11日)
  16. あれからどのくらい (2003年9月1日)
    • 友部正人のライブアルバム。コーラスと演奏で参加。
  17. ウクレレ・レノン (2003年11月27日)
  18. ジョン(犬)へ、たっこむディスク凸 (2004年12月10日)
    • ジョン (犬)のトリビュートアルバム。「うし」をカバー。なお、同時発売の『ジョン(犬)から、へっこむディスク凹』ではジョン (犬)がお返しとしてたまの「かなしいずぼん」をカバーしている。
  19. 不思議な六月の夜 (2005年)
    • サード・クラス、ワタナベイビー、TOMOVSKYとの連名名義のオムニバスアルバム。「おるすばん」収録。また、「不思議な六月の夜」でボーカル、コーラス、ウクレレを担当。
  20. 不思議な六月の夜 その2 (2006年)
    • サード・クラス、ワタナベイビー、TOMOVSKYとの連名名義のオムニバスアルバム。「ああぼ〜くはかなし〜よ」収録。また、「もものうた」でエレキギター、コーラスを担当。
  21. 2ni(2006年2月17日)
    • 2ni(知久と滝本晃司、ロケット・マツ、小俣佳久によるユニット)のアルバム。全編にわたって演奏を担当。
  22. 水槽の中に象 (2009年2月14日)
    • 滝本晃司のアルバム。コーラスアレンジ、ウクレレ、アコースティックギター、エレクトリックギター、笛、モーコック(ベトナムのカエル型の木製楽器)で参加。
  23. 保存盤 (2010年4月1日)
    • 大谷氏のアルバム。コーラス、鼻笛、モーコック、ギターで参加。
  24. ピタゴラスイッチ うたのCD (2010年8月18日)
    • NHK『ピタゴラスイッチ』の楽曲集。「ぞうのあしおと係」「おとうさんスイッチの作り方」のボーカルを担当。
  25. ベネッセ おたんじょうびCD 2010 (2010年)
  26. ウクレレ・キヨシロー (2012年5月23日)
    • 忌野清志郎の楽曲のウクレレカバー集。「ぼくの好きな先生」「ヒッピーに捧ぐ」で参加。
  27. ほのぼの倶楽部 (2012年7月4日)
    • イルカのアルバム。「昭和の子」にコーラスで参加。
  28. 人間の秘密 (2012年10月13日)
  29. Go! Go! ホルモン鉄道 (2014年3月7日)
  30. ゆきだるまかぞく/ゆきだるまのルー (2015年1月7日)
  31. おさるのかごや/砂山 (2016年3月13日)

映像作品[ソースを編集]

  1. 不思議な六月の夜 (2006年1月26日)
    • サード・クラス、ワタナベイビー、TOMOVSKYとの連名名義のオムニバスライブDVD。
  2. たまははき居酒屋ライヴ 最終回実況盤 (2007年12月)
    • 2005年12月18日、幡ヶ谷『酒処たまははき』にて行われたワンマンライブを収録したDVD。
    • おるがん/ひょうたん池/石の町/鐘の歌/夜のおんがく/ああぼ〜くはかなし〜よ/ぎが/きみにあげるよ/学習/電車かもしれない/いなくていいひと/ゆめみているよ/ねむけざましの歌/いわしのこもりうた/安心/おるすばん/いちょうの樹の下で/電柱(でんちう)/くだもの/サルビアの花/ルンペンとラプンツェル/おおホーリーナイト/昔むかし/月がみてたよ (Overstay)/らんちう/ちょっと今ココだけの歌/金魚鉢/(死んぢゃってからも)
  3. 不思議な巌流島ライブ 〜秋のお楽しみツアー〜 (2012年6月4日)
    • サード・クラス、ワタナベイビー、TOMOVSKYとの連名名義のオムニバスライブDVD。

配信曲[ソースを編集]

Majixにて、以下の未発表スタジオライブ音源を、一曲単位で配信している。

  1. 昔むかし - 5:14(配信日:2013年3月6日)
  2. Andaikan Aku Punya Sayap - 3:55(『知久寿焼+佐藤良成』名義、配信日:2013年2月8日)
  3. えんどうの花 - 3:03(配信日:2013年2月8日)
  4. ハオハオ - 3:00(配信日:2013年2月8日)
  5. ねむけざましのうた - 4:25(配信日:2013年2月8日)
  6. ゆめみているよ - 7:32(配信日:2011年3月1日)
  7. ムリなおみやげ - 2:22(配信日:2011年3月1日)
  8. おるすばん - 5:23(配信日:2011年3月1日)
  9. 金魚鉢 - 4:47(配信日:2011年2月15日)
  10. すいか畑 - 4:57(配信日:2011年2月15日)
  11. ロシヤのパン - 4:10(配信日:2011年2月15日)
  12. 月がみてたよ (Overstay) - 6:57(配信日:2011年2月2日)
  13. 電車かもしれない - 2:57(配信日:2011年2月2日)
  14. らんちう - 5:16(配信日:2011年2月2日)
  15. ちょっと今ココだけの歌 - 5:29(配信日:2011年2月2日)

書籍[ソースを編集]

  • だるまさん千字文 (1999年)
    • 矢川澄子の詩に知久が絵を描いた絵本。絶版。

CMソング[ソースを編集]

出演[ソースを編集]

出典[ソースを編集]

  1. ^ a b 町名は、地元川口で行われたライブでの発言。川口FES 2013 知久寿焼

外部リンク[ソースを編集]