西中島南方駅

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西中島南方駅
南口外観(2018年9月)
にしなかじまみなみがた
Nishinakajima-Minamigata
M13 新大阪 (0.7 km)
(1.8 km) 中津 M15
地図右下は南方駅
所在地 大阪市淀川区西中島一丁目12-10
北緯34度43分35.32秒 東経135度29分54.87秒 / 北緯34.7264778度 東経135.4985750度 / 34.7264778; 135.4985750 (西中島南方駅)座標: 北緯34度43分35.32秒 東経135度29分54.87秒 / 北緯34.7264778度 東経135.4985750度 / 34.7264778; 135.4985750 (西中島南方駅)
駅番号  M14 
所属事業者 大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)
所属路線 御堂筋線
キロ程 3.6 km(江坂起点)
箕面萱野から12.0 km
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
28,770人/日(降車客含まず)
-2022年-
乗降人員
-統計年度-
56,702人/日
-2022年-
開業年月日 1964年昭和39年)9月24日
乗換 南方駅阪急京都本線
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西中島南方駅(にしなかじまみなみがたえき)は、大阪府大阪市淀川区西中島一丁目にある、大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) 御堂筋線。駅番号はM14

接続する鉄道路線[編集]

地下鉄堺筋線阪急千里線相互直通運転)の連絡乗車券天神橋筋六丁目駅経由指定であり、当駅での直接乗り継ぎはできない。

歴史[編集]

  • 1964年(昭和39年)9月24日:1号線(現在の御堂筋線)の梅田 - 新大阪間開通とともに開業。
  • 1974年(昭和49年)7月22日:分区により駅の所在地が東淀川区から淀川区に変更となる。
  • 2018年(平成30年)4月1日:大阪市交通局の民営化により、所属事業者・管轄が大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) に変更。
  • 2021年(令和3年)1月23日:可動式ホーム柵の使用を開始[1]

駅構造[編集]

幅4.2mの相対式ホーム2面2線を有する高架駅[2]

軌道およびホームは国道423号新御堂筋)の双方車線に挟まれる位置にあり、地上を走行する阪急京都本線を高架でまたいでいる(高さ地上約5m)。改札口は駅の南北両端の地上部にある。

他の御堂筋線の高架駅は島式ホームなのに対して、当駅は唯一相対式ホームとなっている。これは、当初は他駅と同様に島式ホームにする予定だったが、周辺の区画整理事業の遅れにより、御堂筋線の建設が新御堂筋との同時施工から通常の用地買収方式での御堂筋線のみの単独施工に変更されたため、相対式ホームに設計が変更されたことによる[2]

昇降設備は、北改札内、南改札内ともに各ホームに上りエスカレーターとエレベーターがある[3]

新大阪駅とは駅間距離が僅か700mしか離れておらず、当駅ホームから新大阪駅ホームやそこに停まっている電車が見える。

トイレは北改札内、南改札内のそれぞれにあり、どちらもオストメイトに対応した多機能トイレがある。

当駅は梅田管区駅に所属し、中津駅が管轄している。

のりば[編集]

番線 路線 行先[4]
1 M 御堂筋線 梅田なんばなかもず方面
2 新大阪箕面萱野方面

利用状況[編集]

2022年11月15日の1日乗降人員56,702人(乗車人員:28,770人、降車人員:27,932人)である[5]

年度別利用状況(大阪府統計年鑑より)
年度 調査日 乗車人員 降車人員 乗降人員
1981年(昭和56年) 11月10日 25,664 23,441 49,105
1985年(昭和60年) 11月12日 27,590 25,544 53,134
1987年(昭和62年) 11月10日 31,665 29,169 60,834
1990年(平成02年) 11月06日 32,850 30,061 62,911
1995年(平成07年) [注 1]2月15日 32,644 29,749 62,393
1998年(平成10年) 11月10日 29,886 28,011 57,897
2007年(平成19年) 11月13日 29,899 28,358 58,257
2008年(平成20年) 11月11日 29,863 28,251 58,114
2009年(平成21年) 11月10日 29,542 28,042 57,584
2010年(平成22年) 11月09日 28,745 27,325 56,070
2011年(平成23年) 11月08日 29,291 28,011 57,302
2012年(平成24年) 11月13日 29,333 28,252 57,585
2013年(平成25年) 11月19日 29,956 28,889 58,845
2014年(平成26年) 11月11日 30,243 29,442 59,685
2015年(平成27年) 11月17日 31,437 30,708 62,145
2016年(平成28年) 11月08日 32,050 31,006 63,056
2017年(平成29年) 11月14日 33,231 31,827 65,058
2018年(平成30年) 11月13日 33,553 32,306 65,859
2019年(令和元年) 11月12日 33,925 32,769 66,694
2020年(令和02年) 11月10日 28,387 27,591 55,978
2021年(令和03年) 11月16日 27,928 27,258 55,186
2022年(令和04年) 11月15日 28,770 27,932 56,702

駅周辺[編集]

阪急南方駅(左手)付近から、西中島南方駅南口(高架下)を望む

駅周辺は北に隣接する新大阪駅から市街地が連坦しており、オフィスビルホテルマンションオフィス街や、居酒屋風俗店などの歓楽街が入り混じっているため、昼夜人通りが絶えることがない。

バス路線[編集]

駅南側(淀川通)に地下鉄西中島南方停留所、駅北側に西中島停留所および西中島五丁目停留所があり、大阪シティバスにより運行される以下の路線が発着する。

地下鉄西中島南方
西中島 / 西中島五丁目

駅名の由来[編集]

大阪で初めて2つの地名を合体させた駅名といわれている[6]。駅名の決定にあたっては、周辺住民から旧自治体名(西成郡西中島町)に由来する広域地名である「西中島」と、西中島町の9大字の一つで、阪急の駅と同名である「南方」の2つの案が提示されていたが、両案を合体させる形で決着した経緯がある。ただし、阪急の駅は「みなみた」と清音であるのに対し、当駅は「にしなかじまみなみた」と濁音である。異なる地名が合体する例はOsaka Metroの駅名ではよく見られ、特に谷町線に多い。

隣の駅[編集]

大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)
M 御堂筋線
新大阪駅 (M13) - 西中島南方駅 (M14) - 中津駅 (M15)
  • ( ) 内は駅番号を示す。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 1996年に行われた調査であるが、会計年度上は1995年度となる。

出典[編集]

  1. ^ 御堂筋線西中島南方駅の可動式ホーム柵の運用開始について』(プレスリリース)Osaka Metro、2021年1月19日。 オリジナルの2021年1月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210119092346/https://subway.osakametro.co.jp/news/news/safety/20210119_nishinakajimaminamigata_homesaku.php2021年1月19日閲覧 
  2. ^ a b 石本隆一『大阪の地下鉄―創業期から現在までの全車両・全路線を詳細解説-』産調出版、1999年、ISBN 4-88282-206-7、p.95
  3. ^ Osaka Metro|西中島南方”. www.osakametro.co.jp. 2018年8月12日閲覧。
  4. ^ Osaka Metro|西中島南方”. 大阪市高速電気軌道. 2024年3月23日閲覧。
  5. ^ 路線別乗降人員(2020年11月10日 交通調査)” (PDF). Osaka Metro. 2021年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月3日閲覧。
  6. ^ 谷川彰英『大阪「駅名」の謎-日本のルーツが見えてくる-』祥伝社黄金文庫、2009年4月、p.101

関連項目[編集]

外部リンク[編集]