羽前千歳駅

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羽前千歳駅
西口(2023年9月)
うぜんちとせ
Uzen-Chitose
地図
所在地 山形県山形市長町二丁目5
北緯38度17分15.64秒 東経140度20分31.66秒 / 北緯38.2876778度 東経140.3421278度 / 38.2876778; 140.3421278座標: 北緯38度17分15.64秒 東経140度20分31.66秒 / 北緯38.2876778度 東経140.3421278度 / 38.2876778; 140.3421278
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
電報略号 ウト
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
226人/日(降車客含まず)
-2004年-
開業年月日 1933年昭和8年)10月17日[1][2]
乗入路線 2 路線
所属路線 奥羽本線山形線
キロ程 91.9 km(福島起点)
北山形 (2.9 km)
(1.7 km) 南出羽
所属路線 仙山線
キロ程 58.0 km(仙台起点)
楯山 (3.1 km)
(- km) (北山形)[* 1]
備考 無人駅[1]自動券売機 有)
  1. ^ 全列車が山形駅まで乗り入れ。奥羽本線経由で乗り入れるが、奥羽本線(標準軌)とは別の線路(狭軌)を使用する。
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東口(2023年9月)

羽前千歳駅(うぜんちとせえき)は、山形県山形市長町二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)のである[1]

乗り入れ路線[編集]

当駅に乗り入れている路線は、当駅の所属線である奥羽本線[2]に、仙山線を加えた2路線である。奥羽本線には在来線としての愛称として「山形線」が設定されている。仙山線は路線としては当駅が終点であるが、全列車が奥羽本線山形駅まで乗り入れている[1]。同路線は軌間1,435mmの標準軌の線路を使用する山形新幹線および山形線とは異なり、一般的なJR在来線と同様に軌間1,067mmの狭軌であるため、同路線の列車は山形駅 - 当駅間では標準軌と並行して設けられた狭軌の単線を走行する[1]

歴史[編集]

駅構造[編集]

島式ホーム1面2線を有する地上駅[1]。東側の2番線を仙山線の列車が、西側の1番線を奥羽本線(山形線)の列車が、上下にかかわらず使用している。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 山形線 下り 新庄方面[7]
上り 山形福島方面[7]
2 仙山線 下り 山形方面
上り 山寺仙台方面[7]

前述のように仙山線(狭軌)と奥羽本線(山形線)(標準軌)は軌間が異なり、当駅より南方の山形駅 - 当駅下り場内信号機間までは西側に狭軌が、東側に標準軌が敷かれている単線並列構造である。当駅ホーム南側で両線は平面交差し、仙山線は島式ホームの東側に入線し、駅の北側で山形線から離れて東に向かう。ホーム西側に入線する山形線はそのまま北上する。交差箇所の仙山線側には上下両方向に安全側線がある。この構造から当駅での列車交換待避はできない。

奥羽本線が狭軌の頃は1番線が新庄・仙台方面、2番線が山形方面で、駅の北側にX字ポイントがあり、列車交換も可能であったが、今はその跡しかない。さらに北側に行くと変電所が、また仙山線方面には2001年11月に架け替えられた鉄橋がある。

山形駅が管理する無人駅。駅舎はなく、駅の西側とホームおよび駅の東側を一本の跨線橋が結んでいるが、その跨線橋の中部には自動券売機と簡易Suica改札機も設置されており、この跨線橋が駅舎の代わりとなっている。旧駅舎は、現在の西口にあった。

利用状況[編集]

2004年度の乗車人員は、1日平均226人[8]

乗車人員推移
年度 1日平均人数
2000 234
2001 226
2002 216
2003 207
2004 226

駅周辺[編集]

分岐点通過列車に対する区間外乗車の特例[編集]

特例として、楯山駅以遠(仙山線仙台方)と南出羽駅以遠(奥羽線新庄方)の相互間を山形駅改札口を出ずに乗り継ぐ場合、乗り換え列車の少なくとも一方(定期列車は奥羽本線を走る山形新幹線列車のみ、仙山線で当駅を通過する定期列車はなし)が当駅を通過する場合には当駅 - 山形駅間の区間外乗車が認められており、運賃計算には含まれないことになっている。

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道(JR東日本)
山形線(奥羽本線)
北山形駅 - 羽前千歳駅 - 南出羽駅
仙山線(当駅 - 山形駅間奥羽本線)
快速
山寺駅 - 羽前千歳駅 - 北山形駅
普通
楯山駅 - 羽前千歳駅 - 北山形駅

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 『週刊 JR全駅・全車両基地』 23号 盛岡駅・平泉駅・山寺駅ほか74駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年1月20日、26頁。 
  2. ^ a b c d e f 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、530頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12面。
  4. ^ “22駅の業務近代化 秋鉄、11月から簡易委託へ”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1986年5月28日) 
  5. ^ 山形県のSuica利用がますます便利になります!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道東北本部、2023年12月15日。 オリジナルの2023年12月15日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20231215111902/https://www.jreast.co.jp/press/2023/sendai/20231215_s03.pdf2023年12月15日閲覧 
  6. ^ 山形県におけるSuicaご利用駅の拡大について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道仙台支社、2022年7月22日。 オリジナルの2022年7月22日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20220722082230/https://www.jreast.co.jp/press/2022/sendai/20220722_s01.pdf2022年7月22日閲覧 
  7. ^ a b c 時刻表 羽前千歳駅”. 東日本旅客鉄道. 2019年8月14日閲覧。
  8. ^ 『山形県の鉄道輸送』平成26年度版 - 山形県

関連項目[編集]

外部リンク[編集]