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神町駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
神町駅
駅舎(2024年3月)
じんまち
Jimmachi
乱川 (2.9 km)
地図
山形県東根市神町中央1丁目1番地[報道 1]
北緯38度24分45.73秒 東経140度22分43.04秒 / 北緯38.4127028度 東経140.3786222度 / 38.4127028; 140.3786222座標: 北緯38度24分45.73秒 東経140度22分43.04秒 / 北緯38.4127028度 東経140.3786222度 / 38.4127028; 140.3786222
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 奥羽本線山形線
キロ程 106.3 km(福島起点)
電報略号 シチ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
366人/日(降車客含まず)
-2005年-
開業年月日 1901年(明治34年)8月23日[1][2]
備考 無人駅[1]自動券売機 有)
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神町駅(じんまちえき)は、山形県東根市神町中央一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)奥羽本線である[報道 1]。「山形線」の愛称区間に含まれている。

2000年平成12年)ごろまでは、駅舎の大部分の地籍が天童市飛地(天童市大字乱川字西原)であったが、その後、天童市が東根市に無償譲渡した[3]

歴史

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奥羽本線が山形駅から楯岡駅(現在の村山駅)まで開通するのと同時に開業した(当時は山形 - 楯岡間に天童駅と当駅しかなかった)。当駅はかつて東根市の代表駅であった東根駅よりも古く、市内で最も歴史のある駅である。

年表

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駅構造

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2006年(平成18年)3月までは直営駅であったが、みどりの窓口の設置はなかった。現在は山形駅管理の無人駅である。周辺住宅地との距離が近く、神町駐屯地や工業団地を控え、乗降客が比較的多いため、神町タクシーの客待ちがある。

山形新幹線新庄延伸工事が開始されるまでは、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線を持っていたが、工事が始まってからは単式ホーム1面1線を残しすべて撤去され、列車の行き違いができなくなった。簡易Suica改札機が設置されている。

現駅舎は2018年(平成30年)2月23日に供用が開始された[報道 2][新聞 2]。待合室および男女別トイレを備えている。旧駅舎と比べて小型化・近代化されたが、駅正面の窓に施された模様や「JIMMACHI STATION」の文字が旧駅舎をモチーフとして建設されている[新聞 2]

戦前は海軍神町海軍航空隊基地の最寄り駅として栄えた。戦後も米軍キャンプ(現在の自衛隊神町駐屯地)内へ当駅から約3キロメートルの専用線があった(現在でも神町 - 乱川間の約1キロメートルの線路脇が広いのはその名残である)。当駅には連合軍鉄道運輸司令部事務所(RTO)が置かれていた[7]。2017年(平成29年)9月28日まで使用されていた旧駅舎は、外壁の二階部分に大きく「JIMMACHI STATION」という表示があり、占領時の雰囲気を残していた[7]。一般客用の入口は駅舎に向かって右端にあったが、これよりも大きな正面玄関が駅舎の中ほどにあった。この玄関はRTO事務所への入口であった。この駅舎は木造2階建てで天井が高く、待合所中心部には大きな柱が立ち、駅舎内には出札口・簡易自動券売機および小荷物扱いの受付窓口があった。

1996年(平成8年)から2004年(平成16年)まで駅構内にJRバス東北山形営業所が設置された。山形営業所は、同じ山形県内の小国営業所閉鎖後にその代替として設置された。当駅構内が移転先として選ばれた理由は、第一に山形県内に於けるJRバスの貸切免許を維持するため、第二に山あいの小国町よりも営業施策上有利で、鉄道用地が空いているためだった。神町時代の山形営業所は山形新幹線新庄延長工事や左沢線寒河江駅構内改良工事に伴う列車運休の代行バスの基地となった。

利用状況

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JR東日本によると、2000年度(平成12年度)- 2005年度(平成17年度)の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりであった。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
2000年(平成12年) 396 [利用客数 1]
2001年(平成13年) 398 [利用客数 2]
2002年(平成14年) 391 [利用客数 3]
2003年(平成15年) 362 [利用客数 4]
2004年(平成16年) 360 [利用客数 5]
2005年(平成17年) 366 [利用客数 6]

駅周辺

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山形空港が近くに位置するが、ターミナルビルが滑走路を挟んだ反対側にあるため、実距離は長い(→山形空港#鉄道)。

隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
山形線(奥羽本線)
乱川駅 - 神町駅 - さくらんぼ東根駅

脚注

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記事本文

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出典

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  1. ^ a b c 駅の情報(神町駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2024年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月19日閲覧。
  2. ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、530頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 山形新聞2000年12月5日
  4. ^ 『鉄道院鉄道統計資料. 大正7年度』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)
  5. ^ 和久田康雄『鉄道ファンのための私鉄史研究資料』電気車研究会、2014年、38頁
  6. ^ 「軌道営業廃止」『官報』1935年11月8日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  7. ^ a b c d 占領下の面影を残す駅舎が消える…奥羽本線神町駅が改築へ - 2017年9月13日 Response
  8. ^ 坪田, 卓哉、田島, 信一郎「山形新幹線新庄延伸プロジェクト」『JREA』第42巻第12号、日本鉄道技術協会、41-46頁、doi:10.11501/3256249ISSN 0447-2322 

報道発表資料

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  1. ^ a b c 奥羽本線「神町駅」の建替えを行います』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道仙台支社、2017年9月12日。オリジナルの2020年5月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200518160627/http://jr-sendai.com/upload-images/2017/09/20170912.pdf2020年5月19日閲覧 
  2. ^ a b 奥羽本線「神町駅」の新駅舎が完成します』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道仙台支社、2018年2月14日。オリジナルの2020年5月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200518161010/http://jr-sendai.com/upload-images/2018/02/20180214.pdf2020年5月19日閲覧 
  3. ^ 山形県のSuica利用がますます便利になります!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道東北本部、2023年12月15日。オリジナルの2023年12月15日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20231215111902/https://www.jreast.co.jp/press/2023/sendai/20231215_s03.pdf2023年12月15日閲覧 
  4. ^ 山形県におけるSuicaご利用駅の拡大について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道仙台支社、2022年7月22日。オリジナルの2022年7月22日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20220722082230/https://www.jreast.co.jp/press/2022/sendai/20220722_s01.pdf2022年7月22日閲覧 
  5. ^ Suicaエリア外もチケットレスで! 東北エリアから「えきねっとQチケ」がはじまります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2024年7月11日。オリジナルの2024年7月11日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240711051550/https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240711_ho02.pdf2024年8月4日閲覧 

新聞記事

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  1. ^ 「JRバス東北 山形営業所オープン レール&バス拡充策の一環」『交通新聞』交通新聞社、1996年4月18日、3面。
  2. ^ a b c 「神町駅 新駅舎 23日から使用開始」『交通新聞』交通新聞社、2018年2月21日、3面。

利用状況

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  1. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年9月19日閲覧。
  2. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年9月19日閲覧。
  3. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年9月19日閲覧。
  4. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年9月19日閲覧。
  5. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年9月19日閲覧。
  6. ^ 09.(図表)駅別乗車人員の推移” (PDF). 『山形県の鉄道輸送』令和5年度版. 山形県 (2024年3月). 2024年9月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月19日閲覧。

参考文献

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  • 山田亮「もうひとつの東北の「白象」神町駅」 - 電気車研究会『鉄道ピクトリアル』2001年12月号 No.710 p106 - p107

関連項目

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外部リンク

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