コンテンツにスキップ

紅萬子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
紅壱子から転送)
くれない まんこ
紅 萬子
本名 藪本 満子
別名義 紅 壱子(旧芸名・2015年 - 2024年)
旭堂 南紅(講談・1998年 - )
生年月日 (1953-09-12) 1953年9月12日(71歳)
出身地 日本の旗 日本大阪府大阪市福島区[1]
身長 155 cm[2][3]
血液型 B型[4]
職業 女優
ジャンル 舞台テレビドラマ映画
活動期間 1972年 -
所属劇団 浪花人情紙風船団
事務所 MC企画
公式サイト 公式プロフィール
テンプレートを表示

紅 萬子(くれない まんこ、1953年昭和28年〉9月12日[3] - )は、日本女優。旧芸名は紅 壱子(くれない いちこ)。

本名・藪本 満子[3]大阪府大阪市福島区出身[1]大阪府立港高等学校[1]神戸松蔭女子学院短期大学卒業[3]MC企画所属[3]。「浪花人情紙風船団」座長。大阪を中心に活動する。

来歴・人物

[編集]

18歳でタレント養成所に入所して1972年にデビュー。

小劇場を経て、24歳で「男と女」を創立・主宰し[5]、アングラ女優として活躍。その後、「別嬪倶楽部」「素面共済会」を経て、庶民的な役柄を中心に演ずる[6]。現在は「浪花人情紙風船団」を主宰している[2]

1998年、講談師の旭堂小南陵に入門し、旭堂南紅の高座名も持つ[7]

2000年10月、「浪花人情紙風船団」を旗揚げした[7]

2015年1月1日紅壱子に改名[1]

2019年乳癌と両脚人工関節の手術を受け、2022年には肺癌を患う[8]

2024年4月16日、元の芸名であった紅萬子に戻す[9]

同年12月の公演をもって、座長を務める「浪花人情紙風船団」が活動を停止となり、解散予定[10]

人物・エピソード

[編集]

NHK連続テレビ小説の『純ちゃんの応援歌』や『まんてん』へ出演するにあたり、芸名がNHKの放送に不適切で相応しいと言えない[注 1]という理由から、NHKのドラマ出演時には芸名の読みを「くれない まこ」としていた。『てるてる家族』では本来の読みで出演した。

松竹芸能のタレント養成所で長く講師として指導しており[7]松嶋尚美田口万莉が番組内で「萬子さんに養成所の講師として教えてもらった」と話したことがある。

愛犬は18万7,000円で購入したダックスフントの「ベニー」(芸名は「べに」とも読むことから)。また、これまでに飼った犬の名前は「メリー」→「ロック」→「ピー」→「コロ」である。

趣味は、車の運転、麻雀パチンコ[2]

大阪ミナミでスナック「萬が壱」を経営している[11][12]

出演

[編集]

テレビドラマ

[編集]

NHK

日本テレビ
  • 忠臣蔵(1985年)
  • 白虎隊(1986年) - 依田まき子 役
  • 長七郎江戸日記
    • 第1シリーズ
      • 第58話「父娘のきずな」(1985年) - おすが 役
      • 第106話「泣くな山鳩」(1986年) - まつ 役
    • 第2シリーズ
      • 第21話「友情の命燃やして」(1988年) - 仲居 役
      • 第35話「牛吉の純情」(1988年) - お柳 役
      • 第43話「弟よ、小蝶涙舞い」(1989年) - おしげ 役
      • 第60話「迷い込んだ女」(1989年) - 菱屋のおかみ 役
    • 第3シリーズ 第15話「辰が惚れた女」(1991年) - 仲居 役
  • 八百八町夢日記 第1シリーズ 第6話「父娘のきずな」(1989年)
読売テレビ
TBS
毎日放送
フジテレビ
関西テレビ
テレビ朝日
朝日放送
テレビ東京
BS朝日
  • 大江戸事件帖 美味でそうろう2(2017年2月17日)
BSジャパン(BSテレ東)
  • 『池波正太郎時代劇 光と影』第十二話「仇討ち夢中男」- おさき 役
WOWOW

映画

[編集]

舞台

[編集]
  • 「好色一代男」(御園座)
  • 「女ひとり」(松竹座)
  • 「パパ -泥棒と少女は、親子になった?」 -(2009年8月、京橋花月)

バラエティ他

[編集]

ディスコグラフィ

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 女性器の名称に読みが同じだという理由。「連続テレビ小説」では、音声多重放送の副音声で解説放送があり(1990年度以後)、冒頭で出演者の名前も読み上げられるという事情もある。
  2. ^ 同曲では、上岡龍太郎のアシスタントを務めた。

出典

[編集]
  1. ^ a b c d おとなの文化村(508) 浪花人情紙風船団 紅壱子さん”. おとなの文化村 (2018年3月23日). 2024年10月14日閲覧。
  2. ^ a b c MC企画:公式プロフィール
  3. ^ a b c d e 『日本タレント名鑑2017』VIPタイムズ社、2017年、541頁。ISBN 978-4-904674-08-6 
  4. ^ メンバー紹介”. 浪花人情紙風船団公式ホームページ. 2024年10月14日閲覧。
  5. ^ 紅 萬子 こころの再生府民運動 こころの再生百人衆
  6. ^ メンバー紹介 - 浪花人情紙風船団公式ホームページ
  7. ^ a b c 選択式カリキュラム詳細”. 松竹芸能養成所. 松竹芸能株式会社. 2024年10月21日閲覧。
  8. ^ 紅萬子 [@kurenai_manko] (2024年10月20日). "寒くなった。私5年前乳癌と両脚人工関節の手術2年半前に肺癌やり身体傷だらけ". X(旧Twitter)より2024年10月23日閲覧
  9. ^ 紅壱子 改名のお知らせ(2024年4月16日) MC企画ホームページ
  10. ^ 浪花人情紙風船団 第25回さよなら公演『朝焼け 旅立ち ヨヨイのヨイ!』決定!”. 浪花人情紙風船団公式ホームページ (2024年10月3日). 2024年10月21日閲覧。
  11. ^ おとなの文化村(508) 浪花人情紙風船団 紅壱子さん エフエム大阪 2018年3月25日
  12. ^ FLASH DIAMOND 2018年4月15日号(FLASH増刊)「朝ドラ“真の主役”は脇役女優だ!」
  13. ^ 私とあんたは赤の他人や!江口のりこが“義母”中条あやみに反発する「あまろっく」予告”. 映画ナタリー. ナターシャ (2023年12月22日). 2023年12月22日閲覧。
  14. ^ 映画『侍タイムスリッパー』作品情報”. 映画.com. エイガ・ドット・コム. 2024年6月10日閲覧。

外部リンク

[編集]