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{{調教師
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'''橋口慎介'''(はしぐち しんすけ、[[1975年]][[3月31日]] - )は、[[日本中央競馬会]](JRA)・[[栗東トレーニングセンター]]所属する[[調教師]]。[[滋賀県]]出身<ref name="jra">JRAホーページ「[https://www.jra.go.jp/datafile/meikan/traner.html 調教師名鑑]」(2019922日閲覧)</ref>。元JRA調教師[[橋口弘次郎]]の長男にある<ref name="nikkan">{{Cite web|date=2015-03-25|url=https://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article.zpl?topic_id=1&id=1451643&year=2015&month=03&day=25|title=ワン子制覇へ橋口弘師父子タッグ/ドバイシーマC|publisher=日刊スポーツ|author= |accessdate=2019-09-22}}</ref>
'''橋口慎介'''(はしぐち しんすけ、[[1975年]]〈[[昭和]]50年〉[[3月31日]]{{R|札幌2016|JRA2023|スポニチ2022b}} - )は、[[日本中央競馬会]](JRA)・[[栗東トレーニングセンター]]所属[[調教師]]{{R|JRA2023}}。主な管理馬は[[グレイスフルリープ]]{{R|優駿2018|サンスポ2018}}、[[レーヌブランシュ]]{{R|net2020|日刊2021}}、[[セイウンハーデス]]{{R|阿部2023|西山2023|優駿2023b}}など。[[滋賀県]]出身{{R|札幌2016|JRA2023}}。[[アイルランド]]の[[リリック大学]]馬科学科卒業{{R|札幌2016}}。[[池添兼雄]]厩舎では2000年から2014年まで調教助手を務め{{R|札幌2016|JRA2023}}、[[プライドキム]]などを担当{{R|東2016b}}。201412調教師試験に合格{{R|花岡2014|木南2015}}。開業までは[[角居勝彦]]厩舎や父である[[橋口弘次郎]]の厩舎で技術調教師を務めた{{R|札幌2016|東2016a}}。引退したの[[厩舎]]を引き継ぐ形で2016年3月に橋口慎介厩舎を開業{{R|木南2015|大西2022|東2016a}}。


== 来歴 ==
== 来歴 ==
=== 生い立ち・学生時代 ===
幼少時は馬が身近すぎて[[競馬]]に興味が持てなかったが、中学生時代に父の[[調教師]]成績が向上すると、学校にもトレセン関係者の子弟が多かったこともあり、次第に関心を持つようになった。中学3年時には[[競馬学校]]の[[騎手]]課程を受験したが、視力が足らずに不合格となる。高校卒業後は[[アイルランド]]に渡り、[[リムリック大学]]馬学学科を卒業<ref name="netkeiba">{{Cite web|date=2016-08-01|url=https://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=34518|title=【新規開業】橋口慎介調教師(1)『なんとしても父の定年までに合格しなければ!』|publisher=netkeiba.com|author= |accessdate=2019-09-22}}</ref><ref>{{Cite web|date= |url=http://www.sapporo-rho.jp/pdf/2016_58.pdf|title=北の蹄跡 June 2016|publisher=一般社団法人 札幌馬主協会|author= |accessdate=2019-09-25}}</ref>。
[[1975年]]([[昭和]]50年)[[3月31日]]、[[滋賀県]]生まれ{{R|札幌2016|JRA2023}}。1971年から[[栗東トレーニングセンター|栗東]]の[[吉永猛]]厩舎に勤めていた[[橋口弘次郎]]{{R|岡本2014}}の長男として生まれる{{R|木南2015}}。父の実弟はJRA騎手となる橋口満朗{{R|木村1997}}。弟2人と年の離れた妹がいる{{R|木南2015|東2016c}}{{Efn2|妹は歌手の[[YeYe]](橋口なつこ){{R|不破2016b}}。騎手の[[小牧太]]によると、慎介も歌がうまいという{{R|不破2016b}}。}}。1980年(昭和55年)に父・弘次郎は調教師免許を取得{{R|岡本2014}}。小学生の時に父は[[厩舎]]を開設し、父とともに慎介らもそこに住んでいたという{{R|東2016b}}。学校では[[トレーニングセンター|トレセン]]関係者の子どもが多かったこともあり、中学3年時に友人と[[競馬学校]]の[[騎手]]課程を受験{{R|東2016b|澤2022a}}。[[視力]]が足りずに不合格となるが{{R|東2016b|澤2022a}}、将来[[調教師]]になることを決意する{{R|澤2022a}}。[[高等学校|高校]]では[[馬術|馬術部]]に所属していたという{{R|澤2022a}}。


高校卒業後は[[アイルランド]]に渡り、馬上訓練や厩舎研修も行う[[リムリック大学]]馬科学科に進学{{R|札幌2016|東2016a|澤2022a}}{{Efn2|[[リムリック大学]]は「Science courses」に「Bachelor of Science in Equine Science」の課程を設けている{{R|Science|Equine Science}}。ちなみに[[日本ウマ科学会]]の英語名は「Japanese Society of Equine Science」{{R|JSES}}。}}。海外留学には父・弘次郎の「英語も話せないといけない時代になってくる」という考えがあった{{R|常石2016}}。大学では[[エイダン・オブライエン]]といった調教師から学ぶ機会や、厩舎研修の時期に[[ノーザンファーム]]へ行く機会があったという{{R|澤2022a}}。[[1999年]]([[平成]]11年)10月、[[日本中央競馬会|JRA]][[競馬学校#厩務員課程|競馬学校の厩務員課程]]に入学{{R|JRA2023|スポニチ2022b}}。
帰国後、[[1999年]]10月に[[日本中央競馬会|JRA]][[競馬学校]][[厩務員]]課程に入学。[[2000年]]4月に[[栗東トレーニングセンター|栗東]]・[[池添兼雄]]厩舎の厩務員となり、同年10月からは[[調教助手]]となる<ref name="jra" />。


=== 池添兼雄厩舎時代 ===
[[2014年]]、「なんとしても父の定年までに合格しなければ」という思いを原動力として、2度目の挑戦で調教師試験に合格<ref name="nikkan" />。開業前には[[角居勝彦]]厩舎で技術調教師として研鑽を積み、父の管理馬である[[ワンアンドオンリー]]の[[ドバイ]]遠征にも帯同した<ref name="netkeiba" />。
[[ファイル:Pride-Kim20100317.jpg|thumb|220px|[[プライドキム]](2010年)- 2006年で中央競馬を引退{{R|net2006}}。厩舎を移転して地方競馬に活躍の場を移した{{R|net2006}}。]]
[[2000年]](平成12年)4月に[[栗東トレーニングセンター|栗東]]・[[池添兼雄]]厩舎の厩務員となる{{R|JRA2023}}{{Efn2|name="厩務員・調教助手"|2000年4月から持ち乗り助手という文献{{R|札幌2016}}もあるが、[[日本中央競馬会]]の情報{{R|JRA2023}}に従った。}}。当時は父・[[橋口弘次郎|弘次郎]]の厩舎に空きがなく、父やスタッフがやりづらくなることを懸念して父以外の厩舎を選んだという{{R|東2016b}}。同年11月より池添厩舎の調教助手{{R|JRA2023}}{{Efn2|name="厩務員・調教助手"}}。持ち乗り助手として[[全日本2歳優駿]]を制した[[プライドキム]]などを担当した{{R|東2016b}}。2014年2月からは攻め専助手を務めた{{R|札幌2016}}。池添厩舎ではやりたいことを全て任せてくれたため、試行錯誤を経て成功体験を積むことができたと振り返っている{{R|東2016b|澤2022a}}。


海外レースへの出走に憧れがあったといい{{R|東2016b}}、父・弘次郎が管理する[[ハーツクライ]]の[[ドバイシーマクラシック]]遠征(1位)や[[キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス|キングジョージ]]遠征(3位)も見に行ったという{{R|木南2015|東2016c}}。父の管理馬である[[ワンアンドオンリー]]が[[2014年]](平成26年)にダービー制覇した際も現地に駆け付けている{{R|花岡2014|東2016c}}。父の定年が近いことや当時同僚の[[池添学]]らの受験が契機となり、調教師試験を受験{{R|東2016b}}。2度目の挑戦で2014年12月に合格する{{R|花岡2014|木南2015}}。
[[2015年]]3月1日、前月限りで定年を迎えた父の厩舎を引き継ぎ、[[栗東トレーニングセンター]]に自身の厩舎を開業した。同月2日、[[阪神競馬場]]第7レース(4歳上500万下)をミカエルシチーで制し、初出走から2戦目で初勝利を挙げた<ref>{{Cite web|date=2016-03-05|url=http://race.sanspo.com/keiba/news/20160305/etc16030516530005-n1.html|title=橋口慎介調教師が開業2戦目で初勝利!|publisher=サンケイスポーツ|author= |accessdate=2019-09-22}}</ref>。この勝利を含め、デビュー週には全3勝を挙げた<ref name="netkeiba" />。開業後は父の厩舎とは飼い葉も変え、調教方針も大きく異なるものとなっている。[[坂路]]主体だった父に対し、角馬場での準備運動やコースでの追い切りを増やしている。また、担当馬だけではなく、厩舎全員で全ての馬を見るシステムになっている<ref name="netkeiba" />。


=== 技術調教師時代 ===
[[2016年]]8月18日、[[グレイスフルリープ]]で[[サマーチャンピオン]]を制し、開業後初の地方参戦で交流重賞初制覇を飾った<ref>{{Cite web|date= |url=https://www.keiba.go.jp/furlong/2016/highlight/0818-01.html|title=web Furlong 2016【レースハイライト】第16回 サマーチャンピオンJpnⅢ|publisher=ウェブハロン|author= |accessdate=2019-09-22}}</ref>。[[2018年]]11月4日、[[京都競馬場]]で開催された[[JBCスプリント]]をグレイスフルリープで制し、中央で初の重賞・G1初制覇を果たした<ref>{{Cite web|date=2018-11-04|url=https://race.sanspo.com/keiba/news/20181104/ope18110415210006-n1.html|title=【JBCスプリント】8歳馬グレイスフルリープが先行押し切る|publisher=サンケイスポーツ|author= |accessdate=2019-09-22}}</ref>。
2015年(平成27年)3月から7月までは、[[角居勝彦]]厩舎で技術調教師を務める{{R|札幌2016|東2016a}}。同年3月に[[ワンアンドオンリー]]が[[ドバイシーマクラシック]]に遠征した際には慎介も父・[[橋口弘次郎|弘次郎]]に帯同し、体調不良になった父の代理で臨場を担当したという{{R|東2016a}}。同年10月からは父の厩舎で技術調教師を務める{{R|札幌2016}}。父の体調不良もあり、事務的なことやメディア対応を任されたという{{R|東2016b}}。また、弘次郎の通算1000勝を目指して厩舎が一丸になっていた{{R|常石2015}}(最終的に歴代16位となる[[日本中央競馬会|JRA]]991勝を挙げ、地方や海外を加えると1006勝に達した{{R|優駿2016b|細井2016}})。


=== 調教師時代(橋口慎介厩舎) ===
2021年4月11日新潟第4Rをレディアリエスで勝利し、JRA通算100勝を達成した<ref>{{Cite web|url=https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2021/04/11/kiji/20210410s00004000662000c.html|website=www.sponichi.co.jp|accessdate=2021-04-11|title=橋口師 JRA通算100勝達成、現役150人目「これからも積み重ねていきたい」}}</ref>。
[[2016年]](平成28年)3月1日、前月限りで定年を迎えた父・[[橋口弘次郎|弘次郎]]のスタッフや馬を多く引き継ぎ、[[栗東トレーニングセンター]]に自身の厩舎を開業した{{R|札幌2016|東2016a|木南2015|大西2022}}(''「[[#厩舎の系譜と特色|厩舎の系譜と特色]]」節も参照'')。同月5日、[[阪神競馬場]]第7レース(4歳上500万下)をミカエルシチーで制し、初出走から2戦目で初勝利を挙げた{{R|サンスポ2016b}}。この勝利を含め、デビュー週には全3勝を挙げている{{R|東2016a}}{{Efn2|デビュー週の3勝は1985年以降の最多記録であった{{R|NIKKEI2016}}。}}。また、同年3月27日の[[ドバイシーマクラシック]]には[[ワンアンドオンリー]]で遠征している{{R|東2016a|産経2016|優駿2016a}}(結果は5着{{R|産経2016|優駿2016a}})。

[[ファイル:Graceful Leap-2018-11-4.jpg|thumb|220px|[[グレイスフルリープ]](2018年)]]
2016年8月18日、[[グレイスフルリープ]]で[[競馬の競走格付け#日本中央競馬会が定める格付け|JpnIII]]の[[サマーチャンピオン]]を制し、開業後初の地方参戦で[[重賞]]初制覇を飾る{{R|上妻2016|土屋2016}}。[[2017年]](平成29年)9月10日には同馬で韓国GIの[[コリアスプリント]]を制する{{R|NIKKEI2017|渡部2018}}。[[2018年]](平成30年)11月4日、[[京都競馬場]]で開催された[[JBCスプリント]]をグレイスフルリープで制し、中央で初の重賞・交流[[G1 (競馬)|GI(JpnI)]]初制覇を果たす{{R|優駿2018|サンスポ2018|dbプロフィール}}{{Efn2|[[JBCスプリント]]は[[地方競馬|地方競馬場]]の持ち回りで開催されていたが、2018年は[[日本中央競馬会|JRA]]主催により[[京都競馬場]]で開催された{{R|山本2018|優駿2018}}。}}。[[2020年]]([[令和]]2年)には[[レーヌブランシュ]]で[[関東オークス]]を制覇{{R|net2020}}。

[[2021年]](令和3年)4月11日には新潟第4Rをレディアリエスで勝利し、JRA通算100勝を達成{{R|スポニチ2021}}。さらに同年10月にはレーヌブランシュで[[レディスプレリュード]]を制し{{R|日刊2021}}、同年はこれまでで最多となるJRA27勝、地方1勝の年間28勝を達成している{{R|大西2022|old2023}}。[[2022年]](令和4年)の[[第89回東京優駿]]では、[[プリンシパルステークス]]を制した[[セイウンハーデス]]で[[東京優駿|ダービー]]に初挑戦している{{R|大西2022|スポニチ2022a}}(結果は11位{{R|JRA2022}})。

2023年(令和5年)にはセイウンハーデスで[[七夕賞]]を制し、芝のJRA重賞を初制覇{{R|阿部2023|西山2023}}。橋口はJRAの重賞としては2勝目であり{{R|優駿2023a}}、7月30日時点で2023年度リーディングトレーナー(全国)の7位になった{{R|優駿2023b}}。セイウンハーデスは[[屈腱炎]]のため同年の[[新潟記念]]を出走回避したものの{{R|中日2023}}、同年10月には[[アーテルアストレア]]でレディスプレリュードを制覇した{{R|スポニチ2023|おはなし2023}}。

== 人物 ==
厩舎服は濃い緑で胸に3つの星があるデザイン{{R|スポニチ2016|渡部2016}}{{Efn2|色は父・[[橋口弘次郎]]ゆずりの緑で[[スターバックス]]と同じ色を採用{{R|スポニチ2016|渡部2016}}。星は「[[ミシュランガイド|ミシュランの三ツ星]]のように一流になりたい」という思いが込められている{{R|スポニチ2016|渡部2016}}。}}。調教師として[[東京優駿|ダービー(東京優駿)]]出走・勝利を目指す{{R|花岡2014|東2016c|大西2022}}。「馬の走る気持ち」を重視しており、「誰もいなくなった後の静かな厩舎」では馬が自然な状態で一番状態が分かると語っている{{R|東2016d}}。父・[[橋口弘次郎]]が毎晩馬を観察していたことから、厩務員が帰宅後に馬を見て回っているという{{R|東2016d}}。また、育成牧場とのコミュニケーションも重視しているといい{{R|澤2022b}}、[[ノーザンファーム]]、[[ノースヒルズ]]などの育成牧場と付き合いがある{{R|澤2022b}}。

2016年には理想の競走馬として持ち乗り助手時代の[[プライドキム]]を挙げ、素直で扱いやすく乗りやすい「競走馬として欠点が全くないような馬」だったと語っている{{R|東2016b}}。[[ケンタッキーダービー]]挑戦が計画されたこともあり、海外遠征の夢を見させてくれた思い出もあるという{{R|東2016b}}。苦労した馬としては、父・弘次郎の厩舎から引き継いだダービー馬・[[ワンアンドオンリー]]を挙げている{{R|澤2022a}}。力のある馬でありながら結果を出せず、その後悔から馬の気持ちや「心身のバランスの重要性」をより重視するようになったという{{R|澤2022a}}。

== 厩舎の系譜と特色 ==
父・[[橋口弘次郎]]の厩舎からは[[ワンアンドオンリー]]や[[グレイスフルリープ]]、[[レッドアリオン]]、[[クラレント]]などの[[競争馬]]を引き継いだ{{R|サンスポ2016a|スポニチ2016}}。スタッフの2名は他へ移籍して1名移籍してきたが、他のスタッフを引き継いでいる{{R|常石2016|スポニチ2016}}。開業後は父の厩舎とは飼い葉も変え、[[坂路]]主体だった父に対し、角馬場での準備運動やコースでの追い切りを増やしているという{{R|東2016a|大西2022}}。また、自分の担当馬だけでなく厩舎全員で全ての馬を見るシステムになっており{{R|東2016a|大西2022}}、[[馬房]]前には情報を共有する[[ホワイトボード]]も置かれている{{R|大西2022}}。2022年時点でスタッフは12名{{R|澤2022b}}。

父の開業当初から在籍して[[ダンスインザダーク]]などを担当した池平勉{{R|戸田2023}}や、[[ワンアンドオンリー]]などを担当した甲斐純也{{R|大恵2021|木南2015}}{{Efn2|甲斐純也の父・甲斐正文は弘次郎厩舎の初代厩務長で{{R|岡本2016}}、[[ダイタクリーヴァ]]などを担当した{{R|石田2014}}。}}を始めとしたスタッフも引き継いだ{{R|東2016a|大西2022}}。慎介はスタッフには子供の頃から知られていたため開業当初は「慎介」と呼ばれていたが、[[騎手]]の[[小牧太]]の提案で「慎ちゃん」と呼ばれるようになったという{{R|東2016b|不破2016b}}{{Efn2|小牧は弘次郎厩舎の最後レースで騎手を務め、弘次郎からは引退時に「慎介を頼むぞ」と言われていたという{{R|不破2016a}}。}}。[[ソーシャル・ネットワーキング・サービス|SNS]]で担当馬の情報発信をしたり{{R|山下2023}}{{Efn2|{{Twitter|PKjvz|橋口厩舎の中の人による非公式Twitter}}、2023年10月7日(UTC)閲覧。}}、馬房のネームプレートやゼッケンに馬を表すイラストを描いて楽しみながら仕事をする調教助手もいる{{R|大恵2021|山下2023}}{{Efn2|調教助手の酒井慎は、カバジェーロならカバ、[[#ゴースト (競走馬)|ゴースト]]なら[[お化け]]といった具合のイラストを描いていた{{R|大恵2021}}。ゴーストは「おばけくん」として人気になり{{R|大恵2021|石湯2022|日刊2022}}、厩舎にはファンレターや[[お守り]]が届いたという{{R|日刊2022}}。また、ゴーストのぬいぐるみを持って酒井助手の担当場の応援をするファンもいるという{{R|山下2023}}。}}。[[常石勝義]]によると弘次郎時代の厩舎は「ギスギス感はなくほっこり和やかムード」で{{R|常石2015}}{{Efn2|[[調教師]]の[[矢作芳人]]は、[[橋口弘次郎]]から「調教師と厩務員がいがみ合っているような厩舎ではダメだ。矢作君、従業員を大事にしろよ」と言われたという{{R|矢作2022}}。}}、慎介厩舎の開業後についても[[小牧太]]は「和気あいあいとしたいい雰囲気」と語っている{{R|不破2016b|東2016a}}。


== 調教師成績 ==
== 調教師成績 ==
=== 概要 ===
=== 概要 ===
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!||日付||競馬場・開催||競走名||馬名||頭数||人気||着順||出典
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|初出走||2016年3月5日||1回[[小倉競馬場|小倉]]7日4R||3歳未勝利||オールスマイル||16頭||5||9着
|初出走||2016年3月5日||1回[[小倉競馬場|小倉]]7日4R||3歳未勝利||オールスマイル||16頭||5||9着||{{R|JRA2023}}<ref>“[https://db.netkeiba.com/race/201610010704/ 3歳未勝利|2016年3月5日]”. ''競馬データベース''. [[netkeiba.com]] 2023年7月25日(UTC)閲覧。</ref>
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|初勝利||2016年3月5日||1回[[阪神競馬場|阪神]]3日8R||4歳上500万下||ミカエルシチー||16頭||1||1着
|初勝利||2016年3月5日||1回[[阪神競馬場|阪神]]3日8R||4歳上500万下||ミカエルシチー||16頭||1||1着||{{R|サンスポ2016b|JRA2023}}<ref>“[https://db.netkeiba.com/race/201609010308/ 4歳以上500万下]”. ''競馬データベース''. netkeiba.com 2023年7月25日(UTC)閲覧。</ref>
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|重賞初出走||2016年4月3日||3回[[中山競馬場|中山]]4日11R||[[ダービー卿チャレンジトロフィー]]||[[クラレント]]||16頭||11||14着
|[[重賞]]初出走||2016年4月3日||3回[[中山競馬場|中山]]4日11R||[[ダービー卿チャレンジトロフィー]]||[[クラレント]]||16頭||11||14着||{{R|dbプロフィール}}<ref>“[https://db.netkeiba.com/race/201606030411/ ダービー卿チャレンジ|2016年4月3日]”. ''競馬データベース''. netkeiba.com 2023年7月25日(UTC)閲覧。</ref>
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|重賞初勝利||2016年8月18日||10回[[佐賀競馬場|佐賀]]3日10R||サマーチャンピオン||グレイスフルリープ||12頭||2||1着
|重賞初勝利||2016年8月18日||10回[[佐賀競馬場|佐賀]]3日10R||[[サマーチャンピオン]]||[[グレイスフルリープ]]||12頭||1||1着||{{R|上妻2016|土屋2016}}<ref>“[https://db.netkeiba.com/race/201655081810/ サマーチャンピオン]”. ''競馬データベース''. netkeiba.com 2023年7月25日(UTC)閲覧。</ref>
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|[[G1 (競馬)|GI]]初出走||2016年6月5日||3回[[東京競馬場|東京]]2日11R||[[安田記念]]||クラレント||12頭||10||8着||{{R|dbプロフィール}}<ref>“[https://db.netkeiba.com/race/201605030211/ 安田記念|2016年6月5日]”. ''競馬データベース''. netkeiba.com 2023年7月25日(UTC)閲覧。</ref>
|GI初出走||2018年11月4日||5回京都2日10R||JBCスプリント||グレイスフルリープ||16頭||4||1着
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|GI/JpnI初勝利||2018年11月4日||5回京都2日10R||JBCスプリント||グレイスフルリープ||16頭||4||1着
|[[競馬の競走格付け#日本中央競馬会が定める格付け|GI/JpnI]]初勝利||2018年11月4日||5回[[京都競馬場|京都]]2日10R||[[JBCスプリント]]||グレイスフルリープ||16頭||4||1着||{{R|サンスポ2018|優駿2018}}<ref>“[https://db.netkeiba.com/race/201808050210/ JBCスプリント|2018年11月4日]”. ''競馬データベース''. netkeiba.com 2023年7月25日(UTC)閲覧。</ref>
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=== 主な管理馬 ===
=== 主な管理馬 ===
※括弧内は当該馬の優勝重賞競走、'''太字'''はGI級競走
※括弧内は当該馬の優勝重賞競走、'''太字'''はGI級競走
* [[グレイスフルリープ]] (2016年[[サマーチャンピオン]]、2017年[[兵庫ゴールドトロフィー]]、2018年[[東京スプリント]]、'''[[JBCスプリント]]''')
*[[グレイスフルリープ]] (2016年[[サマーチャンピオン]]、2017年[[兵庫ゴールドトロフィー]]、2018年[[東京スプリント]]、'''[[JBCスプリント]]'''){{R|優駿2018|サンスポ2018}}<ref name="グレイスフルリープ">“[https://www.jbis.or.jp/horse/0001118149/ グレイスフルリープ Graceful Leap(JPN)]”. JBIS Search (2023年7月19日) 2023年7月20日(UTC)閲覧。</ref>
* [[レーヌブランシュ]](2020年[[関東オークス]]、2021年[[レディスプレリュード]])
*[[レーヌブランシュ]](2020年[[関東オークス]]、2021年[[レディスプレリュード]]){{R|net2020|日刊2021}}<ref name="レーヌブランシュ">“[https://www.jbis.or.jp/horse/0001237388/ レーヌブランシュ Reine Blanche(JPN)]”. JBIS Search (2023年7月20日) 2023年7月20日(UTC)閲覧。</ref>
* [[セイウンハーデス]](2023年[[七夕賞]])<ref>{{Cite web|url=https://www.jbis.or.jp/horse/0001310212/|title=セイウンハーデス|work=JBISサーチ|publisher=公益財団法人[[日本軽種馬協会]]|accessdate=2023-07-09}}</ref>
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ファイル:One-And-Only_Tokyo-Yushun_2014(IMG1).jpg|[[ワンアンドオンリー]]{{Efn2|橋口弘次郎厩舎から引き継ぎ(2016年3月1日付転厩){{R|スポニチ2016|サンスポ2016a}}。2016年[[ドバイシーマクラシック]]5着{{R|産経2016|優駿2016a}}、2017年[[アメリカジョッキークラブカップ]]5着<ref>“[https://race.netkeiba.com/race/result.html?race_id=201706010711 アメリカジョッキーC (G2) 結果・払い戻し 2017年1月22日]”. ''レース''. netkeiba.com 2023年8月15日(UTC)閲覧。</ref>。}}
ファイル:Clarente IMG 0741 20131117.JPG|[[クラレント]]{{Efn2|橋口弘次郎厩舎から引き継ぎ(2016年3月1日付転厩){{R|スポニチ2016|サンスポ2016a}}。2016年[[マイラーズカップ]]3着<ref>“[https://db.sp.netkeiba.com/race/201608030211/ 第47回読売マイラーズカップ]”. ''データベース''. [[netkeiba.com]] 2023年8月15日(UTC)閲覧。</ref>、2017年[[京王杯スプリングカップ]]2着<ref>“[https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2017/05/13/kiji/20170513s00004048249000c.html 【京王杯SC】2番人気のレッドファルクスが優勝 重賞3勝目]”. ''Sponichi Anex''. (2017年5月13日) 2023年8月15日(UTC)閲覧。</ref>。}}
ファイル:第18回JBCスプリントゴール前.jpg|[[グレイスフルリープ]]{{Efn2|橋口弘次郎厩舎から引き継ぎ(2016年3月1日付転厩){{R|サンスポ2016a}}。2017年[[コリアスプリント]]制覇{{R|NIKKEI2017|渡部2018}}、2018年[[JBCスプリント]]制覇{{R|優駿2018|サンスポ2018}}。}}
ファイル:Reine Blanche Hyacinth Stakes 2020.jpg|[[レーヌブランシュ]]{{Efn2|2020年[[関東オークス]]制覇{{R|net2020}}、2021年[[レディスプレリュード]]制覇{{R|日刊2021}}。}}
ファイル:2021年 アルゼンチン共和国杯.jpg|ゴースト{{Efn2|name="ゴースト (競走馬)"}}
ファイル:Seiun Hades 2023 02.jpg|[[セイウンハーデス]]{{Efn2|2023年[[七夕賞]]制覇{{R|阿部2023|西山2023|優駿2023b}}。}}
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=== 年度別成績 ===
=== 年度別成績 ===
[http://db.netkeiba.com/trainer/result/01154/ 橋口慎介の年度別成績](netkeiba.com)を参照
* [http://db.netkeiba.com/trainer/result/01154/ 橋口慎介の年度別成績]([[netkeiba.com]])を参照


== 脚注 ==
== 脚注 ==
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=== 注釈 ===
{{Notelist2|40em|refs=
{{Efn2|name="ゴースト (競走馬)"|{{Anchors|ゴースト (競走馬)}}「おばけくん」として人気になった「ゴースト」は[[芦毛]]の長距離馬{{R|大恵2021|石湯2022|日刊2022}}。[[2016年]][[4月23日]]生まれで、父は[[ハーツクライ]]、母はガヴィオラ{{R|ゴースト}}。気性の荒さから初レース後に[[騸馬]]となり、[[厩舎]]も橋口慎介厩舎へ移転{{R|大恵2021}}。2021年の[[阪神大賞典]]では[[心室細動]]で競争中止となるが、同年の[[天皇賞(春)]]には出場{{R|大恵2021}}。同年12月の[[ステイヤーズステークス]]では5着{{R|報知2021}}。翌2022年に障害へ転向するも[[屈腱炎]]を発症し、[[日本中央競馬会|JRA]]の登録を抹消{{R|石湯2022|日刊2022|net2022a}}。地方競馬への移籍に向けて{{R|日刊2022|山下2023}}、2023年9月現在は[[チャンピオンヒルズ]]で訓練中{{R|山下2023}}。}}
}}

=== 出典 ===
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== 関連項目 ==
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2023年10月7日 (土) 02:42時点における版

橋口慎介
2018年JBCスプリント表彰式
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 滋賀県
生年月日 (1975-03-31) 1975年3月31日(49歳)
所属団体 JRA
初免許年 2015年
経歴
所属 栗東T.C.
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橋口慎介(はしぐち しんすけ、1975年昭和50年〉3月31日[1][2][3] - )は、日本中央競馬会(JRA)・栗東トレーニングセンター所属の調教師[2]。主な管理馬はグレイスフルリープ[4][5]レーヌブランシュ[6][7]セイウンハーデス[8][9][10]など。滋賀県出身[1][2]アイルランドリムリック大学馬科学科卒業[1]池添兼雄厩舎では2000年から2014年まで調教助手を務め[1][2]プライドキムなどを担当[11]。2014年12月、調教師試験に合格[12][13]。開業までは角居勝彦厩舎や父である橋口弘次郎の厩舎で技術調教師を務めた[1][14]。引退した父の厩舎を引き継ぐ形で2016年3月に橋口慎介厩舎を開業[13][15][14]

来歴

生い立ち・学生時代

1975年昭和50年)3月31日滋賀県生まれ[1][2]。1971年から栗東吉永猛厩舎に勤めていた橋口弘次郎[16]の長男として生まれる[13]。父の実弟はJRA騎手となる橋口満朗[17]。弟2人と年の離れた妹がいる[13][18][注 1]。1980年(昭和55年)に父・弘次郎は調教師免許を取得[16]。小学生の時に父は厩舎を開設し、父とともに慎介らもそこに住んでいたという[11]。学校ではトレセン関係者の子どもが多かったこともあり、中学3年時に友人と競馬学校騎手課程を受験[11][20]視力が足りずに不合格となるが[11][20]、将来調教師になることを決意する[20]高校では馬術部に所属していたという[20]

高校卒業後はアイルランドに渡り、馬上訓練や厩舎研修も行うリムリック大学馬科学科に進学[1][14][20][注 2]。海外留学には父・弘次郎の「英語も話せないといけない時代になってくる」という考えがあった[24]。大学ではエイダン・オブライエンといった調教師から学ぶ機会や、厩舎研修の時期にノーザンファームへ行く機会があったという[20]1999年平成11年)10月、JRA競馬学校の厩務員課程に入学[2][3]

池添兼雄厩舎時代

プライドキム(2010年)- 2006年で中央競馬を引退[25]。厩舎を移転して地方競馬に活躍の場を移した[25]

2000年(平成12年)4月に栗東池添兼雄厩舎の厩務員となる[2][注 3]。当時は父・弘次郎の厩舎に空きがなく、父やスタッフがやりづらくなることを懸念して父以外の厩舎を選んだという[11]。同年11月より池添厩舎の調教助手[2][注 3]。持ち乗り助手として全日本2歳優駿を制したプライドキムなどを担当した[11]。2014年2月からは攻め専助手を務めた[1]。池添厩舎ではやりたいことを全て任せてくれたため、試行錯誤を経て成功体験を積むことができたと振り返っている[11][20]

海外レースへの出走に憧れがあったといい[11]、父・弘次郎が管理するハーツクライドバイシーマクラシック遠征(1位)やキングジョージ遠征(3位)も見に行ったという[13][18]。父の管理馬であるワンアンドオンリー2014年(平成26年)にダービー制覇した際も現地に駆け付けている[12][18]。父の定年が近いことや当時同僚の池添学らの受験が契機となり、調教師試験を受験[11]。2度目の挑戦で2014年12月に合格する[12][13]

技術調教師時代

2015年(平成27年)3月から7月までは、角居勝彦厩舎で技術調教師を務める[1][14]。同年3月にワンアンドオンリードバイシーマクラシックに遠征した際には慎介も父・弘次郎に帯同し、体調不良になった父の代理で臨場を担当したという[14]。同年10月からは父の厩舎で技術調教師を務める[1]。父の体調不良もあり、事務的なことやメディア対応を任されたという[11]。また、弘次郎の通算1000勝を目指して厩舎が一丸になっていた[26](最終的に歴代16位となるJRA991勝を挙げ、地方や海外を加えると1006勝に達した[27][28])。

調教師時代(橋口慎介厩舎)

2016年(平成28年)3月1日、前月限りで定年を迎えた父・弘次郎のスタッフや馬を多く引き継ぎ、栗東トレーニングセンターに自身の厩舎を開業した[1][14][13][15]厩舎の系譜と特色」節も参照)。同月5日、阪神競馬場第7レース(4歳上500万下)をミカエルシチーで制し、初出走から2戦目で初勝利を挙げた[29]。この勝利を含め、デビュー週には全3勝を挙げている[14][注 4]。また、同年3月27日のドバイシーマクラシックにはワンアンドオンリーで遠征している[14][31][32](結果は5着[31][32])。

グレイスフルリープ(2018年)

2016年8月18日、グレイスフルリープJpnIIIサマーチャンピオンを制し、開業後初の地方参戦で重賞初制覇を飾る[33][34]2017年(平成29年)9月10日には同馬で韓国GIのコリアスプリントを制する[35][36]2018年(平成30年)11月4日、京都競馬場で開催されたJBCスプリントをグレイスフルリープで制し、中央で初の重賞・交流GI(JpnI)初制覇を果たす[4][5][37][注 5]2020年令和2年)にはレーヌブランシュ関東オークスを制覇[6]

2021年(令和3年)4月11日には新潟第4Rをレディアリエスで勝利し、JRA通算100勝を達成[39]。さらに同年10月にはレーヌブランシュでレディスプレリュードを制し[7]、同年はこれまでで最多となるJRA27勝、地方1勝の年間28勝を達成している[15][40]2022年(令和4年)の第89回東京優駿では、プリンシパルステークスを制したセイウンハーデスダービーに初挑戦している[15][41](結果は11位[42])。

2023年(令和5年)にはセイウンハーデスで七夕賞を制し、芝のJRA重賞を初制覇[8][9]。橋口はJRAの重賞としては2勝目であり[43]、7月30日時点で2023年度リーディングトレーナー(全国)の7位になった[10]。セイウンハーデスは屈腱炎のため同年の新潟記念を出走回避したものの[44]、同年10月にはアーテルアストレアでレディスプレリュードを制覇した[45][46]

人物

厩舎服は濃い緑で胸に3つの星があるデザイン[47][48][注 6]。調教師としてダービー(東京優駿)出走・勝利を目指す[12][18][15]。「馬の走る気持ち」を重視しており、「誰もいなくなった後の静かな厩舎」では馬が自然な状態で一番状態が分かると語っている[49]。父・橋口弘次郎が毎晩馬を観察していたことから、厩務員が帰宅後に馬を見て回っているという[49]。また、育成牧場とのコミュニケーションも重視しているといい[50]ノーザンファームノースヒルズなどの育成牧場と付き合いがある[50]

2016年には理想の競走馬として持ち乗り助手時代のプライドキムを挙げ、素直で扱いやすく乗りやすい「競走馬として欠点が全くないような馬」だったと語っている[11]ケンタッキーダービー挑戦が計画されたこともあり、海外遠征の夢を見させてくれた思い出もあるという[11]。苦労した馬としては、父・弘次郎の厩舎から引き継いだダービー馬・ワンアンドオンリーを挙げている[20]。力のある馬でありながら結果を出せず、その後悔から馬の気持ちや「心身のバランスの重要性」をより重視するようになったという[20]

厩舎の系譜と特色

父・橋口弘次郎の厩舎からはワンアンドオンリーグレイスフルリープレッドアリオンクラレントなどの競争馬を引き継いだ[51][47]。スタッフの2名は他へ移籍して1名移籍してきたが、他のスタッフを引き継いでいる[24][47]。開業後は父の厩舎とは飼い葉も変え、坂路主体だった父に対し、角馬場での準備運動やコースでの追い切りを増やしているという[14][15]。また、自分の担当馬だけでなく厩舎全員で全ての馬を見るシステムになっており[14][15]馬房前には情報を共有するホワイトボードも置かれている[15]。2022年時点でスタッフは12名[50]

父の開業当初から在籍してダンスインザダークなどを担当した池平勉[52]や、ワンアンドオンリーなどを担当した甲斐純也[53][13][注 7]を始めとしたスタッフも引き継いだ[14][15]。慎介はスタッフには子供の頃から知られていたため開業当初は「慎介」と呼ばれていたが、騎手小牧太の提案で「慎ちゃん」と呼ばれるようになったという[11][19][注 8]SNSで担当馬の情報発信をしたり[57][注 9]、馬房のネームプレートやゼッケンに馬を表すイラストを描いて楽しみながら仕事をする調教助手もいる[53][57][注 10]常石勝義によると弘次郎時代の厩舎は「ギスギス感はなくほっこり和やかムード」で[26][注 11]、慎介厩舎の開業後についても小牧太は「和気あいあいとしたいい雰囲気」と語っている[19][14]

調教師成績

概要

日付 競馬場・開催 競走名 馬名 頭数 人気 着順 出典
初出走 2016年3月5日 1回小倉7日4R 3歳未勝利 オールスマイル 16頭 5 9着 [2][61]
初勝利 2016年3月5日 1回阪神3日8R 4歳上500万下 ミカエルシチー 16頭 1 1着 [29][2][62]
重賞初出走 2016年4月3日 3回中山4日11R ダービー卿チャレンジトロフィー クラレント 16頭 11 14着 [37][63]
重賞初勝利 2016年8月18日 10回佐賀3日10R サマーチャンピオン グレイスフルリープ 12頭 1 1着 [33][34][64]
GI初出走 2016年6月5日 3回東京2日11R 安田記念 クラレント 12頭 10 8着 [37][65]
GI/JpnI初勝利 2018年11月4日 5回京都2日10R JBCスプリント グレイスフルリープ 16頭 4 1着 [5][4][66]

主な管理馬

※括弧内は当該馬の優勝重賞競走、太字はGI級競走

年度別成績

脚注

注釈

  1. ^ 妹は歌手のYeYe(橋口なつこ)[19]。騎手の小牧太によると、慎介も歌がうまいという[19]
  2. ^ リムリック大学は「Science courses」に「Bachelor of Science in Equine Science」の課程を設けている[21][22]。ちなみに日本ウマ科学会の英語名は「Japanese Society of Equine Science」[23]
  3. ^ a b 2000年4月から持ち乗り助手という文献[1]もあるが、日本中央競馬会の情報[2]に従った。
  4. ^ デビュー週の3勝は1985年以降の最多記録であった[30]
  5. ^ JBCスプリント地方競馬場の持ち回りで開催されていたが、2018年はJRA主催により京都競馬場で開催された[38][4]
  6. ^ 色は父・橋口弘次郎ゆずりの緑でスターバックスと同じ色を採用[47][48]。星は「ミシュランの三ツ星のように一流になりたい」という思いが込められている[47][48]
  7. ^ 甲斐純也の父・甲斐正文は弘次郎厩舎の初代厩務長で[54]ダイタクリーヴァなどを担当した[55]
  8. ^ 小牧は弘次郎厩舎の最後レースで騎手を務め、弘次郎からは引退時に「慎介を頼むぞ」と言われていたという[56]
  9. ^ 橋口厩舎の中の人による非公式Twitter (@PKjvz) - X(旧Twitter)、2023年10月7日(UTC)閲覧。
  10. ^ 調教助手の酒井慎は、カバジェーロならカバ、ゴーストならお化けといった具合のイラストを描いていた[53]。ゴーストは「おばけくん」として人気になり[53][58][59]、厩舎にはファンレターやお守りが届いたという[59]。また、ゴーストのぬいぐるみを持って酒井助手の担当場の応援をするファンもいるという[57]
  11. ^ 調教師矢作芳人は、橋口弘次郎から「調教師と厩務員がいがみ合っているような厩舎ではダメだ。矢作君、従業員を大事にしろよ」と言われたという[60]
  12. ^ 橋口弘次郎厩舎から引き継ぎ(2016年3月1日付転厩)[47][51]。2016年ドバイシーマクラシック5着[31][32]、2017年アメリカジョッキークラブカップ5着[71]
  13. ^ 橋口弘次郎厩舎から引き継ぎ(2016年3月1日付転厩)[47][51]。2016年マイラーズカップ3着[72]、2017年京王杯スプリングカップ2着[73]
  14. ^ 橋口弘次郎厩舎から引き継ぎ(2016年3月1日付転厩)[51]。2017年コリアスプリント制覇[35][36]、2018年JBCスプリント制覇[4][5]
  15. ^ 2020年関東オークス制覇[6]、2021年レディスプレリュード制覇[7]
  16. ^ 「おばけくん」として人気になった「ゴースト」は芦毛の長距離馬[53][58][59]2016年4月23日生まれで、父はハーツクライ、母はガヴィオラ[74]。気性の荒さから初レース後に騸馬となり、厩舎も橋口慎介厩舎へ移転[53]。2021年の阪神大賞典では心室細動で競争中止となるが、同年の天皇賞(春)には出場[53]。同年12月のステイヤーズステークスでは5着[75]。翌2022年に障害へ転向するも屈腱炎を発症し、JRAの登録を抹消[58][59][76]。地方競馬への移籍に向けて[59][57]、2023年9月現在はチャンピオンヒルズで訓練中[57]
  17. ^ 2023年七夕賞制覇[8][9][10]

出典

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外部リンク