正始 (北魏)

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正始(せいし)は、南北朝時代北魏において、宣武帝の治世に使用された元号である。504年正月 - 508年8月。

葉維庚の『紀元通考』及び李兆洛の『紀元編』では反乱を起こした樊素安の私年号としているが、『北史』の「…僭帝号。正始元年…」を「「…僭帝,号正始。元年…」と誤読した結果によるものと考えられる。

西暦・干支との対照表[編集]

正始 元年 2年 3年 4年 5年
西暦 504年 505年 506年 507年 508年
干支 甲申 乙酉 丙戌 丁亥 戊子

参考文献[編集]

  • 李崇智『中国歴代年号考』(中華書局 2004年)

関連項目[編集]


前の元号
景明
中国の元号
北魏
次の元号
永平