大亨

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大亨(だいこう)は、東晋安帝司馬徳宗の治世に行われた年号

出来事[編集]

桓玄が全権を握っている間に使われた。元興元年(402年)3月に一旦隆安6年に戻されたうえで大亨元年とされた。

その旧12月、安帝は廃され、桓玄が帝位につくが(桓楚)、405年に安帝が復位すると、隆安6年、大亨、永始、天康の4元号は廃され、元興が402年から404年までの元号として用いられた。『資治通鑑』も、この4元号を認めていない。

西暦・干支との対照表[編集]

大亨 元年
西暦 402年
干支 壬寅

他元号との対照表[編集]

大亨 元年
後燕 光始2
後秦 弘始4
北魏 天興5
後涼 神鼎2
南涼 建和3
弘昌
北涼 永安2
南燕 建平3
西涼 庚子3

参考文献[編集]

  • 『中国歴代年号考』李崇智(中華書局 2004年)

関連項目[編集]


前の元号
隆安
中国の元号
東晋
次の元号
永始 (桓玄)