桃田賢斗

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桃田賢斗
基本情報
生年月日 (1994-09-01) 1994年9月1日(23歳)
性別 男性
国籍 日本の旗 日本
出身地 香川県三豊市(三豊郡三野町)
身長 175cm
血液型 A
選手情報
利き腕
種目 シングルス
主な戦績
世界ランク(最高) 2位
日本ランク(最高) 1位
経歴
所属 NTT東日本
 
獲得メダル
男子バドミントン
日本の旗 日本
トマス杯
2014 ニューデリー 男子団体
スディルマンカップ
2015 東莞 混合団体
世界選手権
2015 ジャカルタ 男子シングルス
世界ジュニア選手権
2011 桃園 男子シングルス
2012 千葉 混合団体
2012 千葉 男子シングルス
アジアユースU19選手権
2011 ラクナウ 男子シングルス
2012 金泉 男子シングルス
2012 金泉 混合団体

桃田 賢斗(ももた けんと、1994年9月1日 - )は、日本バドミントン選手。元バドミントン日本代表[注 1][1][2]香川県三豊郡三野町(現三豊市)出身。三豊市立吉津小学校、福島県富岡町立富岡第一中学校、福島県立富岡高等学校を卒業し、2013年4月にNTT東日本へ入社。

BWF世界ランキング最高位は2位(2016年4月7日)。2014年トマス杯(団体世界選手権)金メダリスト。男子シングルスで日本人初のBWFスーパーシリーズ優勝、同ファイナルズ優勝と世界バドミントン選手権でのメダル獲得を達成している。

人物・経歴[編集]

名前の由来はアメリカのコミックスーパーマン』の主人公クラーク・ケントで、世界で一番強い人になるようにと名付けられた[3]。小学1年生の時、姉が所属していた三豊ジュニアのコーチに誘われたのをきっかけにバドミントンを始める。6年生の時に全国小学生選手権シングルスで優勝。第5回日本バドミントンジュニアグランプリで香川県チームの一員として団体優勝[4]。中学3年生時の2009年全国中学校バドミントン大会で優勝。全日本ジュニア選手権でベスト4に入り、男子選手としては史上初めて中学生で全日本総合選手権の予選に出場した[5]

高校[編集]

高校進学後は2年生時の2011年台湾桃園県で開催された世界ジュニア選手権男子シングルスで準決勝まで進出。マレーシアズルファドリ・ズルキフリに0-2(18-21, 18-21)で敗れて銅メダルとなった[6]。同年の全日本総合選手権では初めて準々決勝まで進出している。

2012年アジアユース選手権男子シングルス決勝でスン・ジュ・ベン(マレーシア)を2-0(21-13, 22-20)で破り金メダルを獲得し、団体戦との2冠を達成。8月にインターハイ男子シングルスで初優勝。千葉ポートアリーナで10月に開幕した世界ジュニア選手権では団体戦で銀メダル。個人戦男子シングルスでは決勝で薛松中国)を2-1(21-17 19-21 21-19)で破り、日本勢で初めてジュニア世界一に輝いた[7]。その後、高校卒業までにオーストリアで開催された国際大会などで優勝し、世界ランキングは50位まで浮上した。

実業団[編集]

NTT東日本入社1年目の2013年全日本社会人バドミントン選手権大会に初出場して初優勝を達成した[8]。国際大会では、11月の中国オープンにおいてBWFスーパーシリーズプレミアの大会で自身初のベスト4入り[9]。12月の全日本総合選手権では初めて準決勝に進出した。

2014年5月、桃田は日本代表の一員としてトマス杯に初出場し、出場したシングルス5試合すべてに勝利して日本の初優勝に貢献した。12月の全日本総合選手権では初めて決勝に進出したが、佐々木翔に敗れて準優勝に終わる。同月、BWFスーパーシリーズファイナルに初出場し、リーグ戦3試合で2勝をあげたが得失点差で4人中3位となり、準決勝進出はならなかった。

2015年3月の全英オープンでは準々決勝で林丹(中国)と初めて対戦して敗れた。4月のシンガポールオープンでは決勝で胡贇香港)に2-1(21-17、16-21、21-15)で勝利し、BWFスーパーシリーズの男子シングルスで日本人男子選手初となる優勝を果たした[10]。世界ランクは10位から7位となる。5月にはスディルマンカップでは日本代表の一員として、準々決勝まで男子シングルス出場全試合で勝利していたが、負傷のため準決勝以降は欠場した。日本はこの大会で初めて準優勝した。6月のインドネシアオープンスーパーシリーズプレミアでは決勝で前大会優勝のヤン・ウ・ヨルゲンセンデンマーク)を相手に2-1(16-21、21-19、21-7)で逆転勝利を収め、プレミア大会で日本人男子選手初の優勝を達成[11]。大会後、6月18日付世界ランクで自己最高の4位となる[12]。8月にジャカルタで開催された世界バドミントン選手権には第4シードで出場。1回戦から準々決勝までの全4試合をストレート勝ちで準決勝に進出。準決勝では世界ランク1位で第1シードの諶龍(中国)にストレートで敗れたが世界選手権の男子シングルスで日本初となる銅メダルを獲得した。8月20日付世界ランクで自己最高を更新する3位となった[12]

12月の全日本総合選手権は2年連続で決勝戦で佐々木との対戦となり、2-0(21-17、21-9)で初優勝を果たした。同月ドバイで開催されたスーパーシリーズファイナルズではグループリーグ3連勝すると準決勝もヨルゲンセンを下して決勝に進出。決勝でもビクター・アクセルセン(デンマーク)を2-0(21-15、21-12)で破り、日本人で初めてスーパーシリーズファイナルズのシングルスで優勝した(同大会では奥原希望も女子シングルスで日本人初優勝)[13]

2016年4月、インドオープン決勝でアクセルセンを下してスーパーシリーズで今季初優勝し、4月7日付世界ランキングで自己最高を更新する2位となったが同日、桃田が東京都内の違法カジノ店にて賭博をしていたことが判明され[14]、桃田は出場中だったマレーシアオープンを棄権して急遽帰国した。

違法カジノ店での賭博行為[編集]

桃田の所属先のNTT東日本は調査を行い、桃田が違法カジノ店で賭博をしたことを認め、同社所属の他の複数の選手もカジノ店に出入りしたことを認めたことを明らかにした[14]リオデジャネイロオリンピック出場が確実視されていた[14]桃田であったが、このニュースを受けて日本バドミントン協会銭谷欽治専務理事は「代表として推薦できない」との見方を示し、桃田の五輪代表入りが困難な状況になった[15][16]。 翌日の8日に開かれた記者会見で桃田は同僚の田児賢一とともに謝罪した。NTT東日本の調査によれば、田児は2014年10月から2015年3月に東京都墨田区の違法カジノ店を10回程度訪れており、桃田は田児の紹介で合計6回程度この店で賭博行為を行っていた。桃田は記者団に対して「今回、どんな処分を下されても、しっかり受け止めて、しっかり自分と向き合って、ちゃんと反省したいと思います」と語った[17]。翌々日の4月10日、日本バドミントン協会は緊急理事会を開き、違法な裏カジノで賭博をしていたことを認めた桃田に対して日本代表選手指定を外したうえで無期限の競技会出場停止処分とし、桃田をリオデジャネイロオリンピックに推薦・派遣しないことを正式に決定した[18]。翌11日にNTT東日本は男子バドミントン部を半年間の対外活動自粛とし、賭博に関わった社員の処分を発表、桃田は出勤停止30日の処分となった[19]

主な成績[編集]

国内大会
国際大会
大会 種目 成績 Name
2011 世界ジュニア選手権 男子シングルス ベスト4
2012 大阪インターナショナルチャレンジ 男子シングルス ベスト4
2012 アジアユースU19選手権 混合団体 優勝 日本
2012 アジアユースU19選手権 男子シングルス 優勝
2012 世界ジュニア選手権 混合団体 準優勝 日本
2012 世界ジュニア選手権 男子シングルス 優勝
2013 エストニアインターナショナル 男子シングルス 優勝
2013 スウェーデンインターナショナルチャレンジ 男子シングルス 優勝
2013 オーストリアインターナショナル 男子シングルス 優勝
2013 USオープン 男子シングルス ベスト4
2013 中国オープン 男子シングルス ベスト4
2014 トマス杯 男子団体 優勝 日本
2014 フランスオープン 男子シングルス ベスト4
2015 シンガポールオープン 男子シングルス 優勝
2015 スディルマンカップ 混合団体 準優勝 日本
2015 インドネシアオープン 男子シングルス 優勝
2015 世界選手権 男子シングルス ベスト4
2015 韓国オープン 男子シングルス ベスト4
2015 スーパーシリーズファイナルズ 男子シングルス 優勝
2016 インドオープン 男子シングルス 優勝

受賞[編集]

  • 第20回香川スポーツ賞[20]
  • 第52回四国新聞スポーツ賞[21]

脚注[編集]

  1. ^ 代表メンバー”. 日本バドミントン協会. 2016年4月10日閲覧。
  2. ^ 2012年日本代表選手及びコーチ について”. 2012年10月1日閲覧。
  3. ^ “桃田賢斗が世界一 名前の由来は「スーパーマン」”. 日刊スポーツ. (2015年12月14日). http://www.nikkansports.com/sports/news/1579149.html 
  4. ^ 第5回日本バドミントンジュニアグランプリ"2006"”. 2012年11月15日閲覧。
  5. ^ バドミントンマガジン2009年12月号
  6. ^ 桃田、奥原は銅メダル/世界ジュニア選手権”. 2012年10月1日閲覧。
  7. ^ 世界ジュニア初の快挙!男子シングルス・桃田賢斗、女子シングルス・奥原希望が優勝!ヨネックスニュース
  8. ^ 【2013年 全日本社会人】 桃田賢斗が王者に!女子ダブルス髙橋/松友は2連覇”. 2013年11月15日閲覧。
  9. ^ 中国オープン2013”. 2013年11月15日閲覧。
  10. ^ 桃田賢斗、男子単で日本勢初V バドミントン 日刊スポーツ 2015年4月21日閲覧
  11. ^ 桃田賢斗(NTT東日本)が格上相手に逆転勝ちでスーパーシリーズプレミア初優勝!ラチャノック・インタノン(タイ)も今季初勝利 インドネシアオープンプレミアYONEX2015年6月8日
  12. ^ a b BWF
  13. ^ 桃田賢斗、奥原希望が優勝=日本選手シングルス初制覇-バドミントンファイナル時事通信2015年12月13日
  14. ^ a b c “バドミントン桃田賢斗らが違法カジノ店で賭博”. 日刊スポーツ. (2016年4月7日). http://www.nikkansports.com/sports/news/1627787.html 2016年4月7日閲覧。 
  15. ^ “バド協会、桃田リオ五輪アウトも 10日緊急理事会”. 日刊スポーツ. (2016年4月7日). http://www.nikkansports.com/sports/news/1628027.html 2016年4月7日閲覧。 
  16. ^ “バド・桃田賢斗選手、違法カジノに関与 県民にも失望広がる(福島16/04/07)”. FNNLocal 公式Youtubeアカウント. (2016年4月7日). https://www.youtube.com/watch?v=LRFmIVJWpqo 2016年4月7日閲覧。 
  17. ^ “田児、涙ながらに「桃田にチャンスを」 自分については「覚悟はあるので…」”. livedoor NEWS. (2016年4月8日). http://news.livedoor.com/article/detail/11391772/ 
  18. ^ “バ桃田の五輪見送り決定 無期限出場停止”. 毎日新聞. (2016年4月10日). http://mainichi.jp/sportsspecial/articles/20160410/k00/00e/040/136000c 2016年4月10日閲覧。 
  19. ^ “田児選手を解雇、桃田選手は出勤停止…NTT東日本”. 読売新聞. (2016年4月11日). http://www.yomiuri.co.jp/national/20160411-OYT1T50067.html 2016年4月11日閲覧。 
  20. ^ 1団体4個人を表彰/第20回香川スポーツ賞”. 2013年11月15日閲覧。
  21. ^ た桃田ら3個人1団体に四国新聞スポーツ賞”. 2013年11月15日閲覧。
  1. ^ 賭博行為問題を受けて2016年4月10日日本バドミントン協会は桃田の日本代表選手指定を外している。(2017年5月から復帰予定。)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]