カロリーナ・マリン

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この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓(父方の)はマリン第二姓(母方の)はマルティンです。
カロリーナ・マリン
Carolina Marín 2014 (cropped).jpg
2014年のマリン
基本情報
生年月日 (1993-06-15) 1993年6月15日(26歳)
性別 女性
国籍 スペインの旗 スペイン
出身地 アンダルシア州ウエルバ県ウエルバ
身長 172cm
選手情報
利き腕
種目 女子シングルス(WS)
主な戦績
世界ランク(最高) 1位
 
獲得メダル
オリンピック
2016 リオデジャネイロ 女子シングルス
世界選手権
2014 コペンハーゲン 女子シングルス
2015 ジャカルタ 女子シングルス
2018 南京 女子シングルス
ヨーロッパ選手権
2014 女子シングルス
2016 女子シングルス
2017 女子シングルス
2018 女子シングルス
ヨーロッパ女子団体選手権
2016 女子団体
2018 女子団体
世界ジュニア選手権
2011 女子シングルス
ヨーロッパジュニア選手権
2011 女子シングルス
2009 女子シングルス
ヨーロッパU-17選手権
2009 女子シングルス

カロリーナ・マリア・マリン・マルティンスペイン語: Carolina María Marín Martín, 1993年6月15日 - )は、スペインの女子バドミントン選手。2014年と2015年と2018年の世界バドミントン選手権大会女子シングルス王者である[1]。2016年のリオデジャネイロオリンピックでは金メダルを獲得した。

経歴[編集]

1993年にアンダルシア州ウエルバ県ウエルバに生まれ、ウエルバにあるIESラ・オルデン・バドミントンクラブでバドミントンを始めた。2007年にはヨーロッパU-17選手権英語版で銀メダルを獲得し、スペインで初めてヨーロッパU-17選手権で銀メダルを獲得した選手となった[2]。2009年には同大会で金メダルを獲得した[3]。2012年にイギリスのロンドンで開催されたロンドンオリンピックでは、金メダルを獲得することになる中国の李雪ゼイにグループリーグ初戦で敗れ、1勝1敗でグループリーグ敗退に終わった。

2013年の第1回インド・バドミントンリーグ英語版(IBL)ではバンガロールを拠点とするバンガ・ビーツでプレーした[4]。2013年にはロンドン・グランプリ・ゴールド英語版で優勝し、グランプリ・ゴールドで優勝した初のスペイン人選手となった。

2014年8月の世界バドミントン選手権大会では決勝で李雪ゼイを破って初優勝し、スペイン人として初めての世界選手権王者となった。レネ・ケッペン英語版(1977年)とカミラ・マーチン(1999年)に次いで、世界選手権を制した3人目のヨーロッパ人女子選手である[5]。この時のマリンはまだ21歳であり、ヨーロッパ人としては最年少の世界選手権優勝者であった[6]

2015年3月初頭の全英オープンではBWFスーパーシリーズプレミアで初めて決勝に出場し、インドのサイナ・ネワールを破ってスーパーシリーズプレミア初優勝を飾った。この優勝で初めて世界ランキング4位に浮上し、2015年のスーパーシリーズのランキングは1位となった。2015年3月下旬のインド・スーパーシリーズでは中国の李雪ゼイから世界ランキング1位の座を奪うチャンスがあったが、準決勝ではタイのラチャノック・インタノンと対戦し、19-21、23-21、20-22という接戦の末に1-2で敗れた。この大会後の4月2日には初めて世界ランキング2位に浮上している。3月末から4月初頭にはマレーシア・オープン決勝で李雪ゼイに勝利し、全英オープンと合わせてスーパーシリーズプレミアで2大会連続優勝を飾った。

2015年8月にインドネシア・ジャカルタで開催された世界選手権では、決勝でサイナ・ネワールを下して2連覇を達成した[7]

2016年リオデジャネイロオリンピック開幕時点での女子シングルス世界ランキングは1位[8]。上位25位以内に非アジア国籍の選手は4人しかおらず[9]、15位のカースティ・ギルモア英語版(イギリス)、20位のミシェル・リー英語版(カナダ国籍、香港出身)、24位のリーネ・キェルスフェルト英語版(デンマーク)とともに数少ない非アジア国籍のトップ選手である。2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、準決勝で前回大会金メダリストの李雪ゼイを、決勝でインドのシンドゥ・プサルラを破って金メダルを獲得した。

成績[編集]

国際大会決勝結果[編集]

2013年にインドネシア・スラバヤで開催された大会でのマリン
2014年のスペイン選手権でのマリン

優勝 (19)[編集]

大会 決勝の対戦相手 スコア
2009 アイルランド国際 オランダの旗 Rachel van Cutsen 22–24, 21–14, 21–16
2010 ウガンダ国際 デンマークの旗 Anne Hald Jensen 21–18, 19–21, 21–18
2010 キプロス国際 ロシアの旗 Olga Golovanova 21–12, 25–27, 21–14
2011 モロッコ国際 ドイツの旗 Juliane Schenk 21–17, 21–13
2011 スペイン・オープン英語版 ドイツの旗 Olga Konon 21–13, 21–14
2013 スウェーデン国際ストックホルム スイスの旗 Nicole Schaller 21–6, 21–10
2013 フィンランド・オープン スペインの旗 ベアトリス・コラレス 21–10, 21–15
2013 ロンドン・グランプリ・ゴールド スコットランドの旗 カースティ・ギルモア英語版 21–19, 21–9
2013 スコットランド・オープン スコットランドの旗 カースティ・ギルモア英語版 21–14, 11–21, 21–13
2013 イタリア国際 スイスの旗 Sabrina Jaquet 21–15, 21–14
2014 ヨーロッパ選手権 デンマークの旗 Anna Thea Madsen 21–9, 14–21, 21–8
2014 世界選手権 中華人民共和国の旗 李雪ゼイ 17–21, 21–17, 21–18
2015 全英オープン インドの旗 サイナ・ネワール 16–21, 21–14, 21–7
2015 マレーシア・オープン 中華人民共和国の旗 李雪ゼイ 19–21, 21–19, 21–17
2015 オーストラリア・オープン 中華人民共和国の旗 王適嫻英語版 22–20, 21–18
2015 世界選手権 インドの旗 サイナ・ネワール 21–16, 21–19
2015 フランス・オープン 中華人民共和国の旗 王適嫻英語版 21–18, 21–10
2015 香港オープン 日本の旗 奥原希望 21–17, 18–21, 22–20
2016 ヨーロッパ選手権 スコットランドの旗 カースティ・ギルモア英語版 21–12, 21–18
    世界バドミントン選手権大会
    BWFスーパーシリーズプレミア
    BWFスーパーシリーズ
    BWFグランプリ・ゴールド
    BWFグランプリ

準優勝 (8)[編集]

大会 決勝の対戦相手 スコア
2009 キプロス国際 スロベニアの旗 Špela Silvester 21–23, 21–23
2010 イタリア国際 ドイツの旗 Olga Konon 20–22, 14–21
2011 アイルランド国際 チャイニーズタイペイの旗 Pai Hsiao-ma 21–12, 19–21, 7–21
2013 スペイン・オープン英語版 スペインの旗 ベアトリス・コラレス 19–21, 18–21
2014 スペイン・オープン英語版 スコットランドの旗 カースティ・ギルモア英語版 19–21, 18–21
2014 オーストラリア・オープン インドの旗 サイナ・ネワール 18–21, 11–21
2015 インド・オープン インドの旗 サイナ・ネワール 21–19, 23–25, 16–21
2015 ドイツ・オープン英語版 大韓民国の旗 成池鉉英語版 15–21, 21–14, 6–21
    世界バドミントン選手権大会
    BWFスーパーシリーズプレミア
    BWFスーパーシリーズ
    BWFグランプリ・ゴールド
    BWFグランプリ

スペイン選手権決勝結果[編集]

優勝(6)[編集]

決勝の対戦相手 スコア
2009 ベアトリス・コラレス 21–15, 22–20
2010 ベアトリス・コラレス 21–7, 21–14
2011 ベアトリス・コラレス 21–13, 21–17
2012 ベアトリス・コラレス 21–14, 16–21, 21–12
2013 ラウラ・サマニエゴ 21–6, 21–18
2014 ベアトリス・コラレス 21–12, 22–20

ジュニア大会決勝結果[編集]

優勝(2)[編集]

大会 決勝の対戦相手 スコア
2009 ヨーロッパU-17選手権 トルコの旗 ネスリハン・イジット英語版 21–9, 21–3
2011 ヨーロッパジュニア選手権 スペインの旗 ベアトリス・コラレス 21–14, 23–21

準優勝(1)[編集]

大会 決勝の対戦相手 スコア
2009 ヨーロッパジュニア選手権 デンマークの旗 Anne Hald 21–18, 18–21, 19–21

脚注[編集]

  1. ^ "Dare to Dream – Carolina Marin World Beater" Badminton Europe.com, 2014年9月4日
  2. ^ "European Junior Championships 2009 – Winners" 世界バドミントン連盟(BWF), 2009年4月12日
  3. ^ "European U17 Championships 2009 – Winners" 世界バドミントン連盟(BWF), 2009年11月15日
  4. ^ Who got whom in IBL 2013 players' auction The Times of India, 2013年7月22日
  5. ^ "WORLDS 2014 Finals – Carolina Marin is the new World Champion!". Badzine.net.
  6. ^ "A fairy tale written by Carolina Marin". badmintoneurope.com. 31 August 2014
  7. ^ "Sub-Par Saina Succumbs as Magnificient Marin Makes It Two-in-a-Row in World Badminton Championships". Kridangan.com.
  8. ^ "Carolina María Marín Martín"スペインオリンピック委員会
  9. ^ BWF World Rankings (8/11/2016) 世界バドミントン連盟(BWF)

外部リンク[編集]

受賞
先代:
ミレイア・ベルモンテ
スペイン最優秀女子スポーツ選手賞
2014
次代: