東名古屋港駅

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東名古屋港駅*
旅客ホーム
旅客ホーム
ひがしなごやこう
HIGASHI NAGOYAKŌ
◄TA03 大江 (1.5km)
所在地 名古屋市港区大江町1-6
駅番号 CH  01 
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 築港線
キロ程 1.5km(大江起点)
駅構造 地上駅
ホーム 単式 1面1線
乗車人員
-統計年度-
4,019人/日(降車客含まず)
-2016年-
開業年月日 1924年大正13年)1月15日
備考 *1932年 西六号駅から改称
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東名古屋港駅(ひがしなごやこうえき)は、愛知県名古屋市港区大江町にある名鉄築港線である。駅番号はCH01。「東名港」と略される[注釈 1]

歴史[編集]

現在の旅客ホームはかつて東名古屋港東口と呼ばれていた旅客専用設備であり、貨物駅としての構内は6号地(現・大江ふ頭)まで延びる貨物線の途中にあった[2]。貨物駅構内には貨物受付業務のための駅舎も存在した[3]。かつての営業キロ「1.9km」はこの貨物駅を基準にしたものであったが、1990年(平成2年)に東名古屋港東口の位置(1.5km)に基準が変更された[4]。そのため形式上は駅が移転したことになっているが、実際は基準となる場所が貨物駅(跡)から旅客ホームに移動しただけで、設備などの位置関係は変わっていない[5]

駅構造[編集]

単式ホーム1面1線の地上駅改札口出札窓口はない無人駅であるが、列車運行に必要な通票(スタフ)受け渡しのために列車運転時に係員が派遣される[9]。かつては改札業務も日本通運に委託して実施されていたが[9]、現在は大江駅に集約されている[10]

2005年1月からトランパスシステムが「一応」利用可能となったが、上記の通り改札業務は大江駅で行われているため、名鉄全線(廃止が検討されている広見線新可児駅 - 御嵩駅間・蒲郡線を除く)へのトランパス導入が完了した2008年7月には名鉄で唯一、券売機や改札機がない駅になった。ほかに同様の形態をとる駅としては東武大師線大師前駅西新井駅で改札)・山陽本線和田岬線和田岬駅兵庫駅で改札)が挙げられる[10]

車椅子対応のスロープは整備されているがホームの嵩上げはなされておらず[10]、20cm近い段差が生じる[注釈 2]。当駅に到着する旅客列車はすべてワンマン列車であるが、ホーム側(大江駅方を向いて進行方向左側)のすべてのドアが開く。

旅客ホームから先の非電化区間は現在でも名鉄が所有する側線である(大江ふ頭の岸壁手前までで、岸壁より先は名古屋港管理組合の管轄となる)[11]。かつての貨物駅構内のうち北半分は舗装されて駐車場と化したが、残存部は車両を海外輸出や甲種輸送の際に使用されている[12]。また、当駅のすぐ隣にある非電化線の踏切には遮断機がないため、前述の理由でこの踏切を列車が通る場合は作業員が配置される。

のりば
路線 行先
CH 築港線 大江行き[13]

配線図[編集]

東名古屋港駅 鉄道配線略図
東名古屋港駅 鉄道配線略図
大江駅
名古屋臨海鉄道 東港駅
凡例
出典:[11][14]
2009年現在


利用状況[編集]

当駅の利用者ほとんど周辺への通勤客である。神宮前駅や金山駅と当駅との行き来では市バスより所要時間が短く定時性でも勝り、輸送力も大きいため利用者は多い。利用者は概ね朝は到着、夕方は出発に偏っており、該当時間帯における逆方向の利用者は極めて少ない。

  • 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は8,978人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中47位、常滑線・空港線・築港線(26駅)中6位であった[15]
  • 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は5,288人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中81位、常滑線・築港線(24駅)中11位であった[16]
  • 名古屋市統計年鑑によると、当駅の一日平均乗客数は以下の通り推移している。
    • 2005年度 1,919人
    • 2006年度 2,166人
    • 2007年度 2,278人
    • 2008年度 2,613人
    • 2009年度 2,941人

駅周辺[編集]

周辺には工場やオフィスビルが多い。住宅はほとんどない。

接続するバス路線[編集]

名古屋市営バス「大江町」バス停

各系統とも、列車の運行がない日中にも運行されている。

隣の駅[編集]

名古屋鉄道
CH 築港線
大江駅(TA03) - (名電築港駅) - 東名古屋港駅(CH01)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 以前の駅舎には「東名港駅」と書かれた看板が掲示されていた[1]
  2. ^ 実際に当駅にて車椅子を利用して乗降する場合には前日18:00までに金山駅に連絡する必要がある。

出典[編集]

  1. ^ 名古屋鉄道株式会社(編) 『この駅この町 沿線散歩・名鉄100駅』 名古屋鉄道広報宣伝部、1986年、149頁。
  2. ^ 清水武 『名古屋鉄道各駅停車』 洋泉社、2016年、135頁。ISBN 978-4-8003-0800-9
  3. ^ 清水武 『名古屋鉄道各駅停車』 洋泉社、2016年、135頁。ISBN 978-4-8003-0800-9
  4. ^ a b c d 今尾恵介 『日本鉄道旅行地図帳 東海』 新潮社、2008年、47頁。ISBN 978-4107900258
  5. ^ 徳田耕一 『名古屋鉄道 今昔』 交通新聞社、2017年、138頁。ISBN 978-4330819174
  6. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編) 『名古屋鉄道百年史』 名古屋鉄道、1994年、970頁。
  7. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編) 『名古屋鉄道百年史』 名古屋鉄道、1994年、972頁。
  8. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編) 『名古屋鉄道百年史』 名古屋鉄道、1994年、1060頁。
  9. ^ a b 徳田耕一 『新版 まるごと名鉄ぶらり沿線の旅』 七賢出版、1997年、91頁。ISBN 978-4883043323
  10. ^ a b c 川島良三 『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第4巻 豊橋駅 - 名古屋エリア』 講談社、2009年、83頁。ISBN 978-4062700146
  11. ^ a b 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
  12. ^ 徳田耕一 『新版 まるごと名鉄ぶらり沿線の旅』 七賢出版、1997年、90頁。ISBN 978-4883043323
  13. ^ 駅時刻表:名古屋鉄道・名鉄バス、2018年2月24日閲覧
  14. ^ 川島良三 『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第4巻 豊橋駅 - 名古屋エリア』 講談社、2009年、16頁。ISBN 978-4062700146
  15. ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編) 『名鉄120年:近20年のあゆみ』 名古屋鉄道、2014年、160-162頁。
  16. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編) 『名古屋鉄道百年史』 名古屋鉄道、1994年、651-653頁。

外部リンク[編集]