室戸岬灯台
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室戸岬灯台 | |
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航路標識番号 [国際標識番号] | 3027 [M5586] |
位置 | 北緯33度14分50秒 東経134度10分32秒 / 北緯33.24722度 東経134.17556度座標: 北緯33度14分50秒 東経134度10分32秒 / 北緯33.24722度 東経134.17556度 |
所在地 | 高知県室戸市室戸岬町6939 |
塗色・構造 | 白色 塔形 鉄造 |
レンズ | 第1等フレネル式 |
灯質 | 単閃白光 毎10秒に1閃光 |
実効光度 | 1600,000[1] cd |
光達距離 | 26.5海里(約49km) |
明弧 | 全度 |
塔高 | 15.4 m (地上 - 塔頂) |
灯火標高 | 154.7 m (平均海面 - 灯火) |
初点灯 | 1899年(明治32)4月1日 |
管轄 |
海上保安庁 第五管区海上保安本部 |
室戸岬灯台(むろとざきとうだい)は、高知県室戸市室戸岬町の室戸岬付近の高台に立つ白亜の鉄造灯台。周辺は、室戸阿南海岸国定公園に指定され、太平洋を望む風光明媚の地。光達距離26.5海里(約49km)は日本一。また、日本に5箇所[2]しかない直径2.6メートルの第一等フレネル式レンズを備えた第1等灯台でもある。更には、日本の灯台50選の一つ、その歴史的価値から海上保安庁によってAランクの保存灯台にも指定されている。
歴史[編集]
- 1899年(明治32年)に初点灯された。鉄製で白一色に塗装され、現在も原形を保っている。当初は石油ランプであった。
- 1917年(大正6年)に電化された。
- 1934年(昭和9年)9月の室戸台風により灯台レンズが破損したため修理が行われた。
- 1945年(昭和20年)3月、太平洋戦争末期、アメリカ軍空母機動部隊が室戸岬沖80キロに接近。アメリカ軍の艦載機による機銃掃射を受け、灯台レンズが破損する。(現在でも灯台には4つの弾痕が刻み込まれている)
- 1953年(昭和28年)10月、日本で初めて電動駆動装置(回転機械制御用の電動駆動機器)の採用。
- 2016年(平成28年)3月、室戸岬灯台併設の「室戸岬ディファレンシャルGPS局」から提供されていたDGPSのメッセージ式気象通報および中波による船舶気象通報を廃止。[3]
- 2019年(平成31年)3月、ディファレンシャルGPS局を廃止[4]。
付属施設[編集]
- 無線方位信号所(中波標識局、レーマークビーコン)
- ディファレンシャルGPS局(廃止)
- 船舶気象通報(灯台放送)送信設備(廃止)
交通[編集]
土佐くろしお鉄道阿佐線(ごめん・なはり線)奈半利駅から高知東部交通バス室戸岬行きまたは甲浦行きで約58分、スカイライン入口下車後徒歩20分(最御崎寺参道、山門を過ぎてさらに奥に直進約100m)
脚注[編集]
- ^ 高知海上保安部
- ^ レンズの等級 敦賀海上保安部 灯台豆知識 2013年10月閲覧
- ^ 海上保安庁が実施する情報提供業務の一部終了について(PDF) Archived 2016年8月17日, at the Wayback Machine. - 海上保安庁交通部 (2016年5月) ※茨城県水産試験場漁業無線局ホームページでの掲載(2016年7月12日閲覧)
- ^ “ディファレンシャルGPSの廃止について (PDF)”. 海上保安庁 (2017年6月30日). 2019年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月7日閲覧。