原口沙輔

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原口 沙輔
別名 SASUKE(旧名義)
生誕 (2003-05-21) 2003年5月21日(20歳)
出身地 日本の旗 日本 愛媛県松山市
ジャンル 電子音楽ダンス・ミュージックJ-POP
職業 ミュージシャン
トラックメイカー
作詞家
作曲家
編曲家
音楽プロデューサー
レコーディング・エンジニア
シンガーソングライター
ダンサー
DJ
ドラマー
ボカロP
担当楽器 プログラミング
ボーカル
ダンス
ターンテーブル
サンプラー
ドラムス
活動期間 2015年 -
レーベル ワーナーミュージック・ジャパン2018年 - 2020年
事務所 CENTRO(2018年 - 2020年)

原口 沙輔(はらぐち さすけ、2003年5月21日 - )は、日本トラックメイカー作詞家作曲家編曲家音楽プロデューサーレコーディング・エンジニアシンガーソングライターダンサーDJドラマー

愛媛県松山市出身。2018年より所属していたワーナーミュージック・ジャパン・CENTROを離れ、2021年1月よりフリーランスで活動中。2023年5月9日に名義を「SASUKE」から「原口沙輔」に変更した。

概要・人物[編集]

2歳の頃に独学でダンスを、5歳[注 1]で父親が所有していたMacBook ProインストールされているApple製のDAWGarageBandループ音源を使用して独学で作曲を開始する[1][2]

10歳でアメリカニューヨークにあるアポロ・シアターで開催されているイベント『アポロシアターアマチュアナイトトップドッグ』に参加し日本人最年少で優勝を果たす。また、この頃より「ゼロから作らないと自分の曲じゃない」と思うようになり、Native Instruments製のMaschineを使用しての作曲に切り替え、昨今は同じくNative Instruments製のソフトウェア・シンセサイザーであるMASSIVEと、ミュージックワークステーションを使用している[2]

楽曲制作もダンスも飽きることはないが、バランスが変わることはあり、『アポロシアターアマチュアナイト』の出演以降は制作を主としている。SASUKE曰く「ダンスを楽器の一つと捉えるようになり、音楽や世界観を表現するための手法になった」という[1]

座右の銘としてNo Happy No Lifeを掲げており、楽しいほうと楽しくないほうだったら迷わず楽しいほうを選ぶという[1]

影響を受けたミュージシャンテイ・トウワ坂本龍一[1]

バイオグラフィ[編集]

  • 2015年
    • 自身のYouTubeチャンネル「SASUKE TV」(通称:STV)を開設。以後2018年まで投稿する。
  • 2018年
  • 2019年
    • 自身の新YouTubeチャンネル「SASUKE MUSIC VIDEO」を開設。
    • 3月13日:2ndデジタルシングル「平成終わるってよ」を発売[4]
    • 4月:音楽活動を優先するため通信制N高等学校に入学する。また、入学式では生徒宣誓を務めた[5]
    • 5月1日:3rdデジタルシングル「新元号覚え歌」を発売[6]
    • 8月7日:4thデジタルシングル「J-POPは終わらない」を発売[7]
    • 8月31日:5thデジタルシングル「夏ぼっち」を発売。
  • 2020年
    • 3月7日:6thデジタルシングル「Part.2」を発売。
    • 5月22日:7thデジタルシングル 「目覚めるだけ」を発売。
    • 7月31日:8thデジタルシングル「Times」を発売。
    • 12月18日:愛媛・伊予観光大使(若者応援枠)「(愛称:フレッシュいよかん大使)」に任命された[8]
  • 2021年
    • 2月19日:9thデジタルシングル「Good Gravity」を発売。
    • 3月26日:10thデジタルシングル「PULL ME OUT!」を発売。
    • 4月12日:「SASUKE TV」(通称:STV)をエレクトリック少年ボウイと改名し3年ぶりに再開した。
    • 4月22日:2020年東京オリンピックの聖火リレーにて愛媛県にて聖火ランナーを務めた[9]
    • 4月30日:11thデジタルシングル「プラネット・ナイン」を発売。
    • 6月21日:12thデジタルシングル「梅雨嫌い」を発売。
    • 9月5日:2020年東京パラリンピック閉会式出演[10]
  • 2022年
    • 1月30日:13thシングル「また会いましょう」発表。
    • 3月24日 N高校卒業。N高校・S高校卒業式にて特別表彰。
    • 3月27日 神山まるごと高専 presents 未来の学校FES 10代・20代 先輩起業家セッション! 登壇。
    • 4月 InterFM897 「Tokyo Scene」マンスリーアーティストとして「SASUKE Scene」に出演。NHK ひめポン! 新テーマソング・お天気コーナー曲提供[11]。新テーマソングは3年振り[12]
    • 4月10日 N中等部・N/S高等学校 メタバース入学式出演[13]
    • 4月22日 ブラジルのセッションバンド「a Timeline」のMojuba - Sasuke remixが配信リリース。
    • 5月18日 DE DE MOUSEとのコラボレーション曲「プレ・ロマンス」配信。
    • 6月22日 池田エライザのアルバム「失楽園」DELUXE版 Close to you (SASUKE Remix) 発売。
    • 7月22日 第35回ねんりんピック愛顔のえひめ2023 大会テーマソング中川奈美「よーいドン!ダンス」の作詞・作曲・編曲を担当。
    • 8月6日 2023年開校予定 神山まるごと高専(仮) の起業家講師を務める。
  • 2023年
    • 5月9日 名義を「SASUKE」から「原口沙輔」に変更し、1stアルバム「アセトン」を配信[14]
    • 8月6日 ニコニコ動画にて「人マニア - 重音テト」を公開、ボカコレ2023夏TOP100ランキングに参加し11位を獲得[15]
  • 2024年
    • 2月23日、ニコニコ動画にて「イガク ‐ 重音テト」を公開、ボカコレ2024冬TOP100ランキングで優勝[16][17]

ディスコグラフィ[編集]

SASUKE名義[編集]

SASUKEのディスコグラフィ
リリースリスト
ダウンロード・シングル 14

デジタル・シングル[編集]

発売日 タイトル 規格 収録作品 ビルボード 備考
1st 2018年12月26日 インフルエンザー デジタル・ダウンロード 未公表 圏外
2nd 2019年3月13日 平成終わるってよ
3rd 2019年5月1日 新元号覚え歌
4th 2019年8月7日 J-POPは終わらない
5th 2019年8月28日 夏ぼっち
6th 2020年3月7日 Part.2
7th 2020年5月22日 目覚めるだけ
8th 2020年7月31日 Times アクティブ10 マスと!テーマソング
9th 2021年2月19日 Good Gravity
10th 2021年3月26日 PULL ME OUT! AppleギフトカードCMソング
11th 2021年4月30日 プラネット・ナイン
12th 2021年6月21日 梅雨嫌い
13th 2022年1月30日 また会いましょう
14th 2022年11月25日 Get Money

原口沙輔名義[編集]

原口沙輔のディスコグラフィ
リリースリスト
ダウンロード・シングル 5
ダウンロード・アルバム 2

デジタル・シングル[編集]

発売日 タイトル 規格 収録作品 ビルボード 備考
1st 2023年8月24日 人マニア デジタル・ダウンロード 未公表 14週連続首位[注 2]
2nd 2023年10月19日 ホントノ 最高2位[注 2]
3rd 2023年12月23日 アコトバ 圏外
4th 2024年2月20日 ミニ偏
5th 2024年3月6日 イガク 最高1位[注 2]

デジタル・アルバム[編集]

発売日 タイトル 規格 ビルボード 備考
1st 2023年5月9日 アセトン デジタル・ダウンロード 圏外
2nd 2023年10月19日 スクリーンⅡ

提供楽曲[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ インタビューの記事によっては6歳の場合もある。
  2. ^ a b c ニコニコ動画のボカロ曲を対象としたチャート「ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20」でランクインした楽曲。

出典[編集]

  1. ^ a b c d SASUKE、16歳の天才トラックメーカーが生まれるまで…”. JJ net. 2020年2月29日閲覧。
  2. ^ a b 弱冠14歳のトラックメイカーSASUKE、SNSでじわじわと人気拡大中”. ライフイズテック. 2020年2月29日閲覧。
  3. ^ 新しい地図への楽曲提供で話題 中学生トラックメイカーSASUKEが持つ、SNS時代ならではの才能”. Real Sound. blueprint. 2024年3月28日閲覧。
  4. ^ 新しい地図とのコラボで話題、15歳のトラックメイカーSASUKE「平成終わるってよ」”. 音楽ナタリー. ナターシャ. 2024年3月28日閲覧。
  5. ^ 「ボカロPになる」「デザインで生きていく」――N高が恒例“VR入学式”開催、夢持つ新入生集う”. ITmedia NEWS. ITmedia. 2024年3月28日閲覧。
  6. ^ SASUKE、“令和”多く盛り込んだ新曲「新元号覚え歌」配信リリース”. 音楽ナタリー. ナターシャ. 2024年3月28日閲覧。
  7. ^ SASUKEが新曲「J-POPは終わらない」配信、リリース日に「スッキリ」生出演”. 音楽ナタリー. ナターシャ. 2024年3月28日閲覧。
  8. ^ 原口沙輔(SASUKE)さん 愛媛県・伊予観光大使に選出”. N高等学校・S高等学校. 2024年3月28日閲覧。
  9. ^ 原口沙輔(SASUKE)さん「東京2020オリンピック」愛媛県代表メンバーとして聖火リレー参加”. N高等学校・S高等学校. 2024年3月28日閲覧。
  10. ^ 高校生音楽家・SASUKEさんが出演 パラに感動した少年役 閉会式”. 毎日新聞 (2021年9月5日). 2021年9月5日閲覧。
  11. ^ 原口沙輔 [@sasuke_maschine] (2022年4月6日). "2022年4月6日22時4分のツイート". X(旧Twitter)より2024年3月28日閲覧
  12. ^ 原口沙輔 [@sasuke_maschine] (2022年4月6日). "2022年4月6日22時7分のツイート". X(旧Twitter)より2024年3月28日閲覧
  13. ^ 令和四年度 N中等部・N/S高「メタバース入学式」 Zホールディングス川邊社長祝辞や音楽家SASUKEさん 校歌斉唱LIVEで6,000名以上の新入生を歓迎”. ドワンゴ. 2024年3月28日閲覧。
  14. ^ Inc, Natasha. “SASUKEが本名の原口沙輔名義で1stアルバム配信”. 音楽ナタリー. 2023年7月29日閲覧。
  15. ^ 原口沙輔(ex. SASUKE)が「人マニア」に続くボカロ曲第2弾「ホントノ」公開”. 音楽ナタリー. ナターシャ. 2024年3月28日閲覧。
  16. ^ 『ボカコレ』にDaoko、たなか、原口沙輔らプロが参戦 ルーキー部門の形骸化など課題も”. Real Sound. blueprint. 2024年3月28日閲覧。
  17. ^ 原口沙輔「イガク」歌詞の意味を考察!ボカロへの愛を感じるメッセージが心に効く | 歌詞検索サイト【UtaTen】ふりがな付”. UtaTen. 2024年3月21日閲覧。

外部リンク[編集]