六脚類
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六脚類 | |||||||||
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分類 | |||||||||
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学名 | |||||||||
Hexapoda Latreille, 1825 | |||||||||
英名 | |||||||||
hexapod | |||||||||
綱 | |||||||||
六脚類(ろっきゃくるい、Hexapoda)は、節足動物汎甲殻類の1分類群である。その名のとおり3対6本の脚を持ち、昆虫と共通点の多い分類群で構成される。六脚虫(ろっきゃくちゅう)とも。分類階級は六脚亜門、ときに六脚上綱となる。
形態[編集]
頭部の体節は次のような構成からなる。
歩脚型の付属肢は胸部の体節に1対ずつ、計3対ある。幼虫では腹部に腹脚を持つものもいる。
腹部には尾角 cerci、肛上板 epiproct、1対の肛側肢 paraproct があることがある。
分類[編集]
伝統的な分類では、
- 内顎類 Entognatha
- 外顎類 Ectognatha
と分けられる。
系統[編集]
節足動物内での六脚類の位置づけは、かつては諸説あり、多足類と姉妹群で単系統 Tracheata をなすとする説、甲殻類と姉妹群で単系統 Tetraconata をなすとする説などがあった。
分子系統学から、甲殻類と共に単系統をなすものの、姉妹群としてではなく、側系統の甲殻類に内包されるということがわかった。この甲殻類と六脚類をあわせた単系統は、新たに汎甲殻類 Pancrustacea と名づけられた。
六脚類は汎甲殻類の中で比較的まとまっていると思われるものの、単系統性には多少の不確実がある。
六脚類内部の系統には、以下のような説がある。内顎類の単系統性が不確実である。
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