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ツノトンボ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ツノトンボ科
Libelloides coccajus
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: アミメカゲロウ目 Neuroptera
: ツノトンボ科 Ascalaphidae
下位分類群
本文参照

ツノトンボ(角蜻蛉)は脈翅目ツノトンボ科(Ascalaphidae)の昆虫の総称、またはその一種 Hybris subjacens Walker をさす。

ツノトンボ科 Ascalaphidae

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ウスバカゲロウ科に近縁だが、全体としてはトンボ目の昆虫に形状が似ている。しかしよく見れば小さく多毛なのでトンボとはかなり違った印象を受ける。体長と同じくらい長くて先の膨らんだ特徴的な触角を持つ。前翅より後翅のほうが小さく、また毛を多く持つものが多い。トンボとは異なり、やすむときは翅を斜め後ろ、下向きに伏せるように畳む。

キバネツノトンボでは、成虫は日中活動し、飛翔しながら小さな虫を捕食する。成虫の寿命はオスで34日以上、メスで24日以上という記録がある。卵は植物の枯れた茎上に約60個を2列に並べて産み付ける[1]

幼虫はアリジゴク(ウスバカゲロウの幼虫)に似るが、すり鉢状の巣を作らず、草の上や石の下などに生息して、小さな虫を捕食する。

日本に分布する種

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世界におよそ450種、日本には以下の4種が記録されている。

キバネツノトンボ Aspalathus ramburi
本州、九州[1]
ツノトンボ Hybris subjacens
本州、四国、九州
オオツノトンボ Protidricerus japonicus
本州、四国、九州
オキナワツノトンボ Suphalomitus okinawensis
奄美群島から八重山諸島

ツノトンボ Hybris subjacens Walker

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成虫の体長は30~35mmほどで、胸と腹の間がくびれているのが目立つ。黄色と黒を基調としている。メスは腹部の節が赤褐色、オスでは黄色で縁取られている。他のツノトンボ科の昆虫よりは短く、少ない。複眼は上下に分割され、オスの触角は根元近くで湾曲するが、メスは直線状[2]

脚注

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  1. 1 2 苅部治紀・加賀玲子(2022)神奈川県内の絶滅危惧種キバネツノトンボの生態的知見 Bull. Kanagawa Pref. Mus. (Nat. Sci.), no. 51, pp. 73-80
  2. 福田晴夫ほか(2020)増補改訂第2版 昆虫の図鑑-採集と標本のつくり方. 204頁 南方新社

関連項目

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