井戸木

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井戸木
井戸木の位置(埼玉県内)
井戸木
井戸木
井戸木の位置
北緯35度59分23.14秒 東経139度33分48.69秒 / 北緯35.9897611度 東経139.5635250度 / 35.9897611; 139.5635250
日本の旗 日本
都道府県 Flag of Saitama Prefecture.svg 埼玉県
市町村 Flag of Ageo, Saitama.svg 上尾市
人口
2017年(平成29年)10月1日現在)[1]
 • 合計 4,886人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
362-0071[2]
市外局番 048[3]
ナンバープレート 大宮

井戸木(いどぎ)は、埼玉県上尾市にある町名。現行行政地名は井戸木一丁目から四丁目。住居表示未実施[4]郵便番号は362-0071[2]

地理[編集]

上尾市北部の大宮台地上に位置し、桶川市と接する。かつては桶川市側にも大字井戸木として残っていたが地名変更により消滅している(後述)。その経緯から特に1丁目、2丁目は三方を桶川市に囲まれている。泉台中妻のほか、桶川市の若宮鴨川朝日に隣接している。全体的に住宅地となっている。井戸木二丁目32番地に上尾市の最高地点(標高21.5 m)がある[5]

地価[編集]

住宅地の地価は、2019年平成31年)の都道府県地価調査によれば、井戸木四丁目36-14外の地点で10万5000円/m2となっている[6]

歴史[編集]

かつては江戸期より存在した武蔵国足立郡大谷領に属する井戸木村で、古くは室町期より見出せる井戸郷であった[7]。名前の由来はスイカズラ科の潅木であるエドノキの訛化と云われている[5][7]

  • 1590年天正18年)は旗本西尾氏の知行地(後に慶長7年立藩して原市藩となる)[7]
  • 1618年元和4年)より西尾氏の移封により幕府領1624年寛永元年)より一部岩槻藩領で残り旗本柴田氏の知行地、1698年元禄11年)より上知され再び幕府領となる[7]
  • 1767年明和4年)より川越藩領、1832年天保2年)より出羽山形藩領、1843年(天保13年)より幕府領となる[7]
  • 幕末の時点では幕府領[5]
  • 1871年明治4年)11月13日 - 第1次府県統合により埼玉県の管轄となる。
  • 1879年(明治12年)3月17日 - 郡区町村編制法により成立した北足立郡に属す。郡役所は浦和宿に設置。
  • 1889年(明治22年)4月1日、周辺の村と合併して北足立郡大石村となり[8]、井戸木村は大石村大字井戸木となった。
  • 1955年昭和30年)1月1日、大石村が上尾町・原市町平方町上平村大谷村と合併して上尾町となり、上尾町の大字となった[9]1958年(昭和33年)7月15日には上尾町が市制施行され[9]、上尾市の大字となる。
  • 1955年1月の合併で井戸木を含む大石村は上尾町となったが、この地域は地理的に桶川宿に近く、古くから桶川との関係が深かった。そのため桶川町に編入を希望する住民が多く、上尾町成立後も桶川町への編入を求める運動が続き、上尾派と桶川派で対立を招くこととなった。県の町村合併促進審議会の実情調査後の勧告により、上尾町側は難色を示したものの、北部に位置する後地区の全域を翌年4月1日に桶川町に編入し[10][11]、翌日に上尾町に留まることを希望した一部の世帯を再び上尾町に編入することで決着を見ることとなった。これにより上尾町、桶川町の両方に井戸木という地名が並立することとなった。
  • その後桶川市大字井戸木は住居表示の実施により住所地名から消滅し、新たな町名に変更された。現在の鴨川[12]の大半および朝日若宮の一部[13]がこれに相当する。
  • 上尾市においてもこの地域で大字沖ノ上・小泉中妻の各一部と併合して1985年(昭和60年)10月2日地番変更が実施されて井戸木一〜四丁目が成立され[14]、大字井戸木は無くなったものの、地番整理などもあって従前の大字とは完全に一致するものではないが[5]、新町名に井戸木が採用され住所地名として存続することとなった。

存在していた小字[編集]

世帯数と人口[編集]

2017年(平成29年)10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
井戸木一丁目 447世帯 1,027人
井戸木二丁目 658世帯 1,465人
井戸木三丁目 383世帯 950人
井戸木四丁目 573世帯 1,444人
2,061世帯 4,886人

小・中学校の学区[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[18]

丁目 番地 小学校 中学校
井戸木一丁目 全域 上尾市立大石北小学校 上尾市立大石中学校
井戸木二丁目 全域
井戸木三丁目 全域
井戸木四丁目 全域

交通[編集]

地域内に鉄道は敷設されていない。最寄り駅は桶川駅であるが井戸木四丁目36-14外の地点よりおよそ1.7 km[6]離れている。

施設[編集]

  • 上尾井戸木郵便局
  • 上尾市立大石北小学校
  • 埼玉医療福祉専門学校
  • 井戸木記念会館
  • 井戸木公園
  • 東公園
  • 東第二公園
  • 新田公園
  • 地蔵公園
  • 井戸木広場
  • 鴨川緑道(都市緑地)

脚注[編集]

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  1. ^ a b 町丁大字別人口表”. 上尾市 (2017年10月6日). 2017年10月6日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2017年10月6日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
  4. ^ 住居表示に関する届け出”. 上尾市役所 (2017年12月28日). 2019年2月25日閲覧。
  5. ^ a b c d e 『上尾市史 第八巻 別編1、地誌』433-441頁。
  6. ^ a b 国土交通省地価公示・都道府県地価調査.2019年3月22日閲覧。
  7. ^ a b c d e 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』112-113頁。
  8. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』155頁。
  9. ^ a b 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』1421頁。
  10. ^ 『上尾百年史』210、218頁。
  11. ^ 町の境界変更 昭和31年3月31日 総理府告示第144号”. 桶川市役所 (1956年3月31日). 2018年10月16日閲覧。
  12. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』281頁。
  13. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』901-902頁。
  14. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』増補 5頁。
  15. ^ 『武蔵國郡村誌』では東原・割廻とも。
  16. ^ 『武蔵國郡村誌』では前通・下道とも。
  17. ^ 『武蔵國郡村誌』では谷通(やどおり)とも。
  18. ^ 市内小・中学校通学区一覧”. 上尾市 (2017年6月1日). 2017年10月6日閲覧。

参考文献[編集]

  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年7月8日。ISBN 4040011104
  • 上尾市教育委員会・編『上尾市史 第八巻 別編1、地誌』上尾市、1997年3月31日。
  • 上尾百年史編集委員会・編『上尾百年史』上尾市役所、1972年2月10日。

外部リンク[編集]