レコード芸術
レコード芸術 | |
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THE RECORD GEIJUTSU | |
愛称・略称 | レコ芸 |
ジャンル | 音楽 |
読者対象 | クラシック音楽ファン |
刊行頻度 | 月刊 |
発売国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
定価 | 1400円 |
出版社 | 音楽之友社 |
ISSN | 0289-3614 |
雑誌名コード | 09603-02 |
刊行期間 | 1952年3月(1952年3月号) - |
ウェブサイト | www.ongakunotomo.co.jp/magazine/recordgeijutsu/ |
レコード芸術(レコードげいじゅつ)は、音楽之友社が発行する、クラシック音楽のレコード(現在はCDまたはDVD専門)の月刊誌である。通称レコ芸。
歴史[編集]
創刊は1952年。LPレコードが日本で初めて発売された翌年である[1]。まだLPプレイヤーがあまり出回っておらず、新譜はSPのほうが多かった。1958年8月1日、日本ビクターから日本初のステレオ盤LPが発売[2]。60年代になると、学校の音楽室や家庭にも、セパレート型ステレオが出回り始めた。
1969年にクラシックの千円盤が登場すると、ステレオセットも一般家庭に普及し、カラヤン、ベームなどの大物演奏家が来日、クラシック・ファンが増加し、また、中学・高校生など、若い世代の読者も増えた。
2009年1月号で、創刊700号となった。 2010年1月号から、「吹奏楽」部門を新設した。
2015年4月から、定期購読者へのサービスの一環として、ウェブサイト「レコード芸術クラシック・データ資料館」の公開を開始した。
内容[編集]
メインは、最近一ヶ月間に発売されたCDおよびDVDの新譜批評である。交響曲・管弦楽曲・協奏曲などの部門に分かれ、各部門二人ずつで批評し、二人が推薦マークをつけたメディアは特選盤となる。創刊の当時から、音楽評論では最高の権威者が執筆に当たっており、国内のクラシック音楽批評では、朝日新聞の「試聴室」とともに、最も信頼の置けるものになっている。
そのほかに、演奏家や作曲家などをテーマにした特集が組まれており、海外版の試聴記や、クラシック音楽に関する随筆、演奏会の案内など、レコードを中心にクラシック音楽を楽しんでいる人たちの情報誌として編集されている。
1996年3月号から、発売されるCDの「さわり」を収録した試聴CDが付録として添付されている。
- 2012年現在の状況
2012年5月号からは、『蔵出し』の遠回し語である『インテルメッツォ・アーカイブ』のコーナーが設けられる。このコーナーは、月ごとに様々な管弦楽団の未発表オリジナルライブ音源が、約20分間、最初から最後まで、付録である試聴CDに収録されているものである。
主な執筆者[編集]
- 吉田秀和
- 柴田南雄
- 門馬直美
- 園部三郎
- 大宮真琴
- 菅野浩和
- 中河原理
- 畑中良輔
- 服部幸三
- 黒田恭一
- 長岡鉄男
- 宇野功芳 交響曲月評担当
- 金子建志 交響曲月評担当
- 堀内修 声楽曲月評担当
- 皆川達夫 音楽史月評担当
- 佐野光司 現代曲月評担当
- 長木誠司 現代曲月評担当
- 中橋愛生 吹奏楽月評担当
- 諸石幸生 ビデオ・ディスク月評担当
- 白石美雪 再発売月評担当
- 横原千史 再発売月評担当
- 片山杜秀
- 根岸一美
- 船山隆
- 出谷啓
- 寺島靖国
- 中矢一義
- 高城重躬
- 江川三郎
レコード・アカデミー大賞[編集]
日本で開催されるクラシックのレコード賞としては最も権威のある、レコード・アカデミー大賞を主催しており、毎年1月号にその受賞ディスクと批評が発表される。
関連項目[編集]
脚注[編集]
外部リンク[編集]
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