ボンバーマンビーダマン

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ボンバーマンビーダマン
Bomberman B-Daman
ジャンル アクションパズル
対応機種 スーパーファミコン
開発元 ハドソン
発売元 ハドソン
プロデューサー いのうえよしのり
ディレクター 川田忠之(川田名人)
プログラマー 白谷守
すずきのりお
音楽

貫田顕勇

相原真人
美術 水野祥司
シリーズ ボンバーマンシリーズ
ビーダマンシリーズ
人数 1 - 4人
メディア 8メガビットロムカセット[1]
発売日 1996年12月20日
その他 型式:日本 SHVC-AH9J-JPN
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ボンバーマンビーダマン』はハドソン1996年12月20日に発売したスーパーファミコン用ゲームソフトである。ジャンルはアクションパズル。スーパーファミコンのボンバーマンシリーズ第6作目。

概要[編集]

ビーダマン史上初めてのゲーム作品。ノーマルモードやデュエルモード、バトルモードなどが搭載された。このゲームのシステムは、後のGB版ソフト『スーパービーダマン ファイティングフェニックス』やSFC版ソフト『爆球連発!!スーパービーダマン』でも採用されることとなる。パッケージにはハドソンオリジナルビーダマンが同梱されていた。

ノーマルモード[編集]

ステージ内の爆弾を一発のビーダマで爆発させるというシンプルなルール。レベルは1から10まであり、各レベル10面の全100面構成。プレイするレベルは選ぶことができ、10面を連続でプレイしたときの総合点(100点×10面=1000点満点)がそのレベルにおける成績となる。3つあるデータファイルにセーブが可能。

n回目のトライにおけるステージをプレイした時の点数は、100-10×(壊せなかった爆弾の数)-5×(n-1)(点)。一個も壊せなかった場合は無条件で0点となる。トライ回数はオプションで設定でき、2回以上トライした場合は一番良かったものが採用される。また、すべての爆弾を爆破した場合はトライ回数に関係なく次のステージに移行となる。

しめ打ちやステージ内のトラップを利用してビーダマのスピードや軌道を変える必要のあるステージもある。特にしめ打ちは左カーブや右カーブ、高速のビーダマを発射することができ、重要なアクションといえる。

ノーマルモードの総合得点(1000点×10(レベル)=10000点満点)によって段位が決まる。高得点を取るとタイトルの音楽が変化するなど、様々な特典もある。

操作方法[編集]

十字キー左右:移動
A、B、X、Yボタン:ビーダマの発射
L、Rボタン:しめ打ち

ステージ[編集]

LEVEL1、2(ノーマル競技場)
LEVEL3、4(森林競技場)
LEVEL5、6(海岸競技場)
LEVEL7、8(宇宙競技場)
LEVEL9、10(JBA競技場)
サッカー場を模したステージ。

トラップ[編集]

導火線
誘爆による着火を利用して、末端に付いた爆弾を誘爆させる。
原始人
手に持った松明で誘爆させることができる。
恐竜の卵
ビー玉を当てると孵化し、火を吐いて爆弾を爆発させる。
三角板
ビー玉を斜め方向に反射させる。
分裂爆弾、スイカ、隕石
ビー玉が当たると上下左右に分裂する。
サメ
爆弾の前を左右に泳いでいる。
BFO(ぼんふぉー)
爆弾の形をしたUFO。ビー玉を当てると大爆発を起こす。
矢印板
ビー玉がこの上に乗ると、矢印の方向にビー玉が移動する。
ベルトコンベア
常に下方向に流れており、ビー玉の動きを遅くする。
凶悪ボンバー5人衆
爆弾を転がしたり、爆弾の前を左右に往復するなど、いわゆる「お邪魔キャラ」として登場する。

デュエルモード[編集]

レベルを選んで二人交代で得点を競うモード。最後にマスター攻略王が判定する。このモードでは得点は保存されない。

バトルモード[編集]

JBAドッジボールを遊べるモード。COMも交えて四人でプレイすることができる。

ビーダマを2発連射することができ、相手にぶつけることで1点加点される。逆にビーダマをぶつけられると1点減点となってしまう。制限時間がなくなった時に最も点の高かったビーダマンが一勝となる。

操作方法[編集]

十字キー左右:移動(1P、2P)
十字キー上下:移動(3P、4P)
Aボタン:4Pの方向にビーダマを発射
Bボタン:1Pの方向にビーダマを発射
Xボタン:2Pの方向にビーダマを発射
Yボタン:3Pの方向にビーダマを発射

ルール設定[編集]

BATTLE
対戦を行って何回勝利した人が優勝になるかを設定できる。1~5。
TIME
一回の試合の制限時間を設定できる。30(秒)/60(秒)/90(秒)/120(秒)。
カスタムパーツ
2回戦以上に設定した場合に、勝者に次の試合にパワーアップパーツを装備した状態で試合ができる。パワーアップパーツはルーレットで決定される。ON/OFF。
ドクロルーレット
ビーダマンを病気(マイナス効果)にしてしまう、ドクロパネルが出現する。ON/OFF。

カスタムパーツ[編集]

カスタムパーツを「ON」にすると、2回戦目以降パワーアップパーツが一回前の勝者に贈呈される。ビーダマをぶつけられると奪われてしまう。

ビーダーブレード
移動速度が上がる。
ジャイアントボム
相手のビーダマを貫通する。
パワーウィング
ビーダマの速度が上がる。
スカ
何も手に入らない。

ゲームが始まるまで分からないカスタムパーツも存在する。

ドクロ[編集]

ドクロモードを「ON」にするとドクロパネルが出現。触れたビーダマンは病気になってしまうが、他のビーダマンにビーダマをぶつけることで移すことができる。

病気は以下の3種類。

リバース病
十字キーが上下左右逆になる。
のろのろ病
ビーダマが遅くなってしまう。
ドンソク病
ビーダマンの移動が遅くなってしまう。

マイビーダマンエディット[編集]

白ボンを除いた全5体のビーダマンの体や手足の色、表情を変更してビーダマンを作ることができる。作ったビーダマンは他のモードで使うことも可能。

体や手足は14色、表情は全6種類のため、14×14×6=1176(通り)のビーダマンが作成できる。

ステージエディット[編集]

オリジナルのステージを3つまで作成できる。爆弾を大・中・小、速い・普通・遅いから選んで真っ直ぐに動かすプログラムが可能。置ける爆弾は8個まで。

おまけモード[編集]

スペシャルモード[編集]

8500点以上をノーマルモードで獲得すると出現する。

以下の中から好きな装備をセットしてノーマルモードから選ばれる10ステージをプレイできる。点数は保存されない。

スコープヘッド
打つべき爆弾がマークされる。
バーストショットマガジン
4つのビーダマを一列に発射できる。これをセットするとパワーウィング、ジャイアントボムが使えなくなる。
ビーダーブレード・パワーウィング・ジャイアントボム
バトルモードと効果は同じ。

サバイバルモード[編集]

9000点以上をノーマルモードで獲得すると出現する。ノーマルモードの100面を一から連続でプレイできる。パーフェクトに失敗した時点で終了となる。

????[編集]

ノーマルモードで100回判定を貰うと出現する。基本的な内容はノーマルモードと変わらないが、ビーダマのスピードが通常の2倍でプレイすることができる。なお、ノーマルモードの得点とは区別して記録されるようになっている。

関連書籍[編集]

出典[編集]

  1. ^ 「スーパーファミコンソフトオールカタログ 1996年」『スーパーファミコン パーフェクトカタログ』、ジーウォーク、2019年9月28日、220頁、ISBN 9784862979131 

外部リンク[編集]