ボルボ・XC90

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ボルボ・XC90
前期型(2002年-2007年)
Volvo XC90 front-1.JPG
後期型(2007年-)
Volvo XC90 Międzyzdroje2.JPG
乗車定員 5/7人
ボディタイプ 5ドアクロスオーバーSUV
エンジン DOHC水冷直列5気筒2.5L、209馬力/32.6kgm(2.5T)
DOHC水冷直列6気筒3.2L、238馬力/32.6kgm(T-6、3.2、3.2スポーツ、3.2R-DESIGN)
DOHC水冷V型8気筒4.4L、315馬力/44.9kgm(V8TE)
駆動方式 AWD(電子制御式)
変速機 電子制御前進4速AT(T-6)
電子制御前進5速AT(2.5T)
電子制御前進6速AT(V8TE、3.2、3.2スポーツ、3.2R-DESIGN)
サスペンション 前: マクファーソンストラット
後: マルチリンク式
全長 4.800-4,810mm
全幅 1,910-1,935mm
全高 1,685-1,695mm
ホイールベース 2,855mm
車両重量 2,150-2,210kg
-自動車のスペック表-

XC90(えっくすしー・きゅうじゅう)は、ボルボ・カーズ2002年8月から製造しているクロスオーバーSUV型の中型高級乗用車である。

初代 (2002年-2015年)[編集]

プラットフォームS80や他の大型のボルボ車に使われているボルボ・P2プラットフォームであり、S80と同じくエンジンは直列5気筒直列6気筒ガソリンエンジンを横置きする。当初用意された直5はシングルターボ、直6はツインターボであった。

  • 2003年、北米トラック・オブ・ザ・イヤーおよびモータートレンド誌のスポーツ・ユーティリティ・オブ・ザ・イヤーを受賞。アメリカで最も人気のボルボ車となり、一時は売上の約25%を占めた。
  • 2005年、新型V8 4.4Lエンジンを搭載したV8 TEを追加。このエンジンはヤマハ製で、最大出力315馬力 (232kW) 、最大トルク44.9kg·m (440N·m) となる。年間目標販売台数は15,000台で、V8エンジン搭載モデルは当初、エンジン搭載位置の関係で、日本仕様では左ハンドルのみの設定だった(この当時ボルボの日本仕様で左ハンドルのみは大変珍しかった)。
  • 2006年後半に一部改良が施され、新開発の直列6気筒エンジンを搭載。またプレチャージ式電子制御AWDシステムを搭載。停止状態から発進する際、あらかじめ80Nmのトルクが後輪に配分される新技術で、これによりホイールスピンを軽減、従来以上に発進時のレスポンスを素早くする。エクステリアの変更点は、右ハンドル車の場合、左フェンダーミラーが装備され、死角対策が講じられた。またV8エンジン搭載モデルも右ハンドルが選択可能となり、イギリスオーストラリアなどでも販売された。このタイミングで直列5気筒エンジン車は廃止。
  • 2007年、マイナーチェンジ。フロントグリルのデザインなどが変更された。また、特別限定車「XC90 3.2スポーツ」を設定。XC90 3.2(7人乗り仕様)をベースに、XC90シリーズ初の専用スポーツサスペンションと速度感応式パワーステアリング、強化アンチロールバー、通常よりも固めのセッティングのショックアブソーバーを採用した専用スポーツサスペンションを採用する。逆に装備をシンプルにし、価格を抑えた「ノルディック」も限定販売した。
  • 2008年特別仕様車「3.2 R-DESIGN」を設定。専用スポーツサスペンションに、個性的で洗練されたボルボのスタイリング・コンセプト「R-DESIGN」の専用装備を施した限定車。19インチスペシャルデザイン・アルミホイール、デュアル・スポーツテールパイプ、フロントグリル、本革スポーツシート&スポーツステアリングホイールなどR-DESIGN専用仕様となる。限定80台、ハンドル位置は右。また、V8 TE AWDのフロントシートに「ベンチレーション機能」と「マッサージ機能」を、2列目シートに「シートヒーター」を新たに標準装備した。右ハンドル仕様、V8 TE AWDは左ハンドルが選択可能。
  • 2009年限定車として設定されていた「Nordic(ノルディック)」と、スペシャリティ限定車として設定されていた「3.2 R-DESIGN(Rデザイン)」の2モデルを新たにカタログモデルとして設定し、ラインアップを一新した。「ノルディック」では、バイ・キセノンヘッドライト、本革シート、助手席パワーシート、ボディ同色ホイールアーチ、パークアシスト・リアを新たに標準装備化。新たにシリーズのトップレンジモデルとなる、「3.2 Rデザイン」は、電動ガラス・サンルーフを標準装備し、ボルボ初の20インチアルミホイールが装備される。このマイナーチェンジで4400ccV8エンジンは廃止。右ハンドルのみの設定。
  • 2010年この年からラインアップは標準的な「SE」と、専用サスペンションや本革スポーツシートなど、スポーティな「R-DESIGN(デザイン)」の2グレードに設定する。今回の改良では、大型フロントエンブレム採用したほか、全車にサイドビューカメラを標準装備とした。加えて、クロームトリム付フロントバンパーエアインテークを採用している。SEには、シルバーカラーのルーフレール、速度感応式パワーステアリング、18インチアルミホイールを標準装備とした。右ハンドルのみの設定。
  • 2011年一部改良。シートは最大64通り、自由自在なシートアレンジが可能となった。また、サイドビューカメラ、ハイパフォーマンス・オーディオシステム(160W、8スピーカー/CDプレーヤー)、USBポートなどを装備。RSC(ロール・スタビリティ・コントロール)などのセーフティ機能を採用する。今回、モデル名を「3.2 SE AWD」から「3.2 AWD SE」に変更を行うとともに、R-DESIGNパッケージが追加設定された。右ハンドルのみの設定。
  • 2012年モデル名を「3.2 AWD SE」から「3.2 AWD」へ変更を行った。右ハンドルのみの設定。
  • 2013年再びマイナーチェンジを実施。ラインアップは、「3.2 AWD」と「3.2 AWD エグゼクティブ(3.2 AWD EXECUTIVE)」を設定。R-DESIGNを「3.2 AWD Rデザイン」としてラインアップ。全グレード、3.2L 直列6気筒エンジンを搭載、最高出力243馬力。トランスミッションは、6速ギアトロニック付きオートマチック。「3.2 AWD エグゼクティブ(3.2 AWD EXECUTIVE)」には、専用エンブレム、パーフォレーテッド・ソフト・レザー・シート(フロント:ベンチレーション機能およびマッサージ機能付)、リア・シートヒーター(2列目)を装備。また、全グレードに盗難防止システム「ボルボ・ガードシステム(インテリア・ムーブメント・センサー付)」を標準装備。右ハンドルのみ設定。

2代目 (2015年-)[編集]

2015 Volvo XC90
2015 Volvo XC90
リアビュー
インテリア

ボディー、シャシー、サスペンション、内外装のスタイリングを含めあらゆる部分が新開発となっており、新時代のボルボ車となっている。

デザインを含め車両は非常に高く評価され、2015/04/11独レッドドット賞の「ベスト・オブ・ザ・ベスト」プロダクトデザイン賞を受賞、インテリア・デザイン・オブ・ザ・イヤー(量産車部門)を受賞、更に2016年の北米トラック&SUVオブ・ザ・イヤーを受賞、米モーター・トレンドの2016 SUV・オブ・ザ・イヤーをはじめ、全世界で50以上の賞を受賞した。

比較的大きなボディを持つSUVであるが、搭載するエンジンを直4に限定している点もダウンサイジングを考慮した時代に即したものとなっている。プラットフォームも新開発であるスケーラブル・プロダクト・プラットフォームを採用。ボディーは先代と比べると全長と全幅を拡大し、全高は20mmほど下げられている。

2016年1月27日、日本仕様を発表。全車AWDのみの設定となり、搭載されるエンジンは全車直4・ガソリン2.0L直噴ターボとなるが、トップレンジの「T8」はそれに電気モーターを組み合わせたPHEVとなり、システム出力407PSを発生。モーターのみで35.4kmの走行が可能。「T6」は320PSのハイプレッシャーターボ、「T5」は254PSのロープレッシャーターボとなる。

関連項目[編集]

リンク[編集]