ボルボ・V40

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

ボルボ・V40(ブイフォーティ・ぶいよんじゅう)はボルボ・カーズが製造・販売する乗用車である。1995年にステーションワゴンモデルのV40が発売された。

歴史[編集]

初代(1995年 - 2004年)[編集]

ボルボ・V40(初代)
1995年発売モデル
前期型(1995年 - 2000年)
1997-2000 Volvo V40 2.0 station wagon 01.jpg
後期型(2000年 - 2004年)
2006-06-13 volvo v40 1.jpg
製造国 オランダの旗 オランダ
販売期間 1995年 - 2004年
乗車定員 5人
ボディタイプ 5ドア ステーションワゴン
駆動方式 前輪駆動/四輪駆動
変速機 4速・5速AT / 5速MT
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後:マルチリンク
全長 前期:4,470mm
後期:4,521mm
全幅 前期:1,720mm
後期:1,717mm
全高 前期:1,410mm
後期:1,426mm
ホイールベース 前期:2,550mm
後期:2,557mm
車両重量 1,330 - 1,405kg
後継 ボルボ・V50
-自動車のスペック表-

1995年に発売。当時のV40の公式日本名は「ぶいよんじゅう」。ボディ形状はステーションワゴンである。

生産は(当時)オランダ政府・三菱自動車工業・ボルボの合弁会社であったネッドカーで行われた。同じ工場でプラットフォームを共有する三菱・カリスマとともに生産された。

2000年、内外装を変更。ヘッドランプ・テールレンズなどのデザインが変更となる。同時にホイールベースの延長、サスペンションの見直しやタイヤサイズの変更も実施された。

2004年、後継モデルV50の発売に伴い、V40の販売終了。

2代目(2012年 -)[編集]

ボルボ・V40(2代目)
2012年発売モデル
外装 前期型(2012年 - 2016年)
VOLVO V40 JPN 2014 01.JPG
内装 前期型(2012年 - 2016年)
Wnętrze V40.jpg
製造国  ベルギー
販売期間 2012年 -(欧州)
デザイン サイモン・ラマー
乗車定員 5人
ボディタイプ 5ドアハッチバック
駆動方式 前輪駆動/四輪駆動
変速機 6速DCT(パワーシフト)
6速AT
6速MT
サスペンション 前:マクファーソンストラット式
後:マルチリンク式
全長 4,370mm
全幅 1,785mm(標準車)
1,800mm(Rデザイン・クロスカントリー)
全高 1,440mm(標準車・Rデザイン) 
1,470mm(クロスカントリー)
ホイールベース 2,645mm
車両重量 1,430kg(標準車)
1,540kg(Rデザイン)
1,580kg(クロスカントリー)
ユーロNCAP(2012) ☆☆☆☆☆
自動車排出ガス規制 平成17年排出ガス基準75%低減
プラットフォーム ボルボ・P1プラットフォーム
-自動車のスペック表-

2012年9月15日のジュネーブショーでデビューし、欧州では同年秋から販売を開始した。翌2013年春から日本で販売される。

ボルボ・V40はクーペC30・セダンS40・ワゴンV50の統合後継車種として開発された5ドアハッチバックモデル。標準車のほかにスポーツタイプの「Rデザイン」、クロスオーバーSUVの「クロスカントリー」のバリエーションがある。

V40は、基本骨格として先代と同じ「フォード・C1プラットフォーム」と共通の「ボルボ・P1プラットフォーム」を使う。

エンジンはガソリンエンジンとディーゼルエンジン。最高出力の2.5Lガソリンエンジンは187kW(254PS)となる。燃費低減機構としてアイドリング・ストップシステム、ブレーキ・エネルギー回収システムがあげられる。トランスミッションは6速MT、トルクコンバーターによる6速AT、そしてパワーシフトと呼ばれる湿式多板クラッチによる6速デュアルクラッチトランスミッションがある。

安全装備として追突を回避・軽減の自動ブレーキ機構である「シティ・セーフティ」が標準搭載のほか、歩行者を検知して回避・軽減する「ヒューマン・セーフティ」、車線逸脱を防止する「レーン・キーピング・エイド」、車両の急接近を警告する「レーン・キーピング・エイド」、道路標識を読み取ってディスプレーに表示する「ロード・サイン・インフォメーション」などのパッケージ・オプションがある。この他、世界初採用の「歩行者エアバッグ」をオプション設定している。

オフロードバージョンのクロスカントリーは専用の内外装に前輪駆動・四輪駆動が用意される[1]

スポーツモデルのRデザインは、黒を基調とした専用の内装と足回りを持つ。

「Rデザイン」、「クロスカントリー」共に垂直に配列されたLEDランプを備えた専用マスクを備える。リアには左右独立マフラーを装備。

日本での販売

2013年2月19日発売。発売時の車種は標準車のみでベースモデルの「T4」と上級仕様の「T4 SE」の2車種。

日本の保安基準に適合させるため、フロントバンパーカバー下部のLEDデイタイムランプは装着されず、メッキパーツの装着となる[2]。歩行者エアバッグは全車種受注オプションとなる。

派生モデルである「T5 Rデザイン」が4月23日に発売、「T5 クロスカントリー AWD」が5月7日に発売。

6月7日、一部改良モデルとなる2014年モデルが発売。予定より2ヶ月前倒ししての発売となった。

2014年モデルでは自動ブレーキ機構に自転車の検知機構が追加されたほか、ベースモデル「T4」にレザー・パッケージ、ナビゲーション・パッケージのオプションが新たに設定された。上級モデル「T4 SE」はナビゲーション・パッケージが標準装備となり価格は329万円[3]

12月2日、価格改定。セーフティ・パッケージを全車標準装備とし、ナビゲーション・パッケージおよびレザー・パッケージのオプション価格を引き下げ。「T4 SE」は標準装備だったナビゲーション・パッケージをオプション装備に戻す [4]

2015年7月23日、ディーゼル車発売。一部改良[5]

  • V40 / V40 Cross CountryにDrive-E 2.0リッター4気筒クリーンディーゼル「D4」エンジン搭載車を追加。「D4」エンジンは最高出力190ps/最大トルク400Nm。自動車取得税および自動車重量税が免税(100%減税)。
    • 「D4」エンジン車のトランスミッションには新開発のトルクコンバーター式パドルシフト付8速ATが採用される。
  • ガソリン車はDrive-E 1.5リッター4気筒直噴ターボ「T3」エンジンを採用(9月1日発売予定)。最高出力152ps/最大トルク250Nm、JC08モード燃費は16.5km/L。自動車取得税が40%、重量税が25%減税。
    • 「T3」エンジン車のトランスミッションは従来の6速デュアルクラッチトランスミッションから新開発のトルクコンバーター式6速AT(ロックアップ機構付)に変更された。

2016年7月5日、フェイスリフト[6]

  • 内外装の変更や新世代ボルボのデザインであるトールハンマー型LEDヘッドランプの採用。
  • 歩行者エアバッグの全車標準装備化。
  • グレード体系や装備内容の見直し。


関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 日本仕様のT5 クロスカントリーは四輪駆動のみ。
  2. ^ Rデザイン・クロスカントリーはフロント部にLEDを装着するがデイタイムランプの機能はない。
  3. ^ 「T4 SE」は20万円の値上げになったが、他車種の価格は据え置かれた。
  4. ^ ボルボV40シリーズ全車に、車両や歩行者に加えサイクリストを検知する 自動ブレーキをはじめ、10種の先進安全・運転支援機能装備を標準化 2013/11/08
  5. ^ V40シリーズ、60シリーズの一部仕様を変更 2015/7/23
  6. ^ ボルボ・カー・ジャパン プレスリリース 2016/7/5

外部リンク[編集]

ウィキメディア・コモンズには、ボルボ・V40に関するカテゴリがあります。