ブラザヴィル

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ブラザヴィル
Brazzaville
位置
コンゴ共和国でのブラザヴィルの位置の位置図
コンゴ共和国でのブラザヴィルの位置
座標 : 南緯4度16分 東経15度17分 / 南緯4.267度 東経15.283度 / -4.267; 15.283
歴史
発見 1880年
行政
 コンゴ共和国
 特別市 ブラザヴィル
 市 ブラザヴィル
Governor Hugues Ngouelondélé
地理
面積  
  市域 263.9 km2 (101.9 mi2)
  市街地 100 km2
  都市圏 10,065 km2 (3,949.9 mi2)
標高 320 m (1,050 ft)
人口
人口 2010年現在)
  市域 1,408,150人
    人口密度   5,335.92人/km2(13,818.94人/mi2
  都市圏 9,823,150人
    都市圏人口密度   975.97人/km2(2,486.93人/mi2
  備考 都市圏はキンシャサ市全域を含める。
その他
等時帯 西アフリカ時間 (UTC+1)
夏時間 なし

ブラザヴィルフランス語: Brazzaville)は、コンゴ共和国の首都。 2010年の人口は140万8150人。 コンゴ川下流に面する。 コンゴ川を挟んだ対岸にはコンゴ民主共和国の首都キンシャサがあり、この二つの都市で大都市圏を形成している(双子都市)。 首都が隣り合っているのは世界でここだけである。

ブラザヴィルは、ポワントノワールと並ぶコンゴ共和国屈指の都市であり、双方とも特別市として、他地方と共にコンゴ共和国を構成する。

歴史[編集]

1880年フランス人の探検家ピエール・ブラザが当時ンタモ(Ntamo)と呼ばれていた町を発見し、自分の名を取ってブラザヴィルと命名した。

1910年フランス領赤道アフリカが成立し、ブラザヴィルにはその植民地政府が置かれた。

第二次世界大戦中の1944年には、ブラザヴィルは自由フランス軍の拠点となった。 6月、アフリカのフランス植民地と自由フランスとの間でブラザヴィル会議英語版が開催され、ブラザヴィル宣言が行われた。 この宣言により、アフリカのフランス植民地は戦争協力と引き換えに、戦後の自治権拡大を約束された。

1960年代までは、街は欧州人居住区(中心部)とアフリカ人居住区(ポトポト (Poto-Poto)、バコンゴ (Bacongo)、マケレケレ (Makélékélé))に分けられていた。

1997年にはドニ・サスヌゲソ前大統領派とパスカル・リスバ大統領派の間で市街戦が勃発し、サスヌゲソ派が勝利した。

2012年3月4日には軍の武器庫が大爆発を起こし146人以上が死亡する事故が発生した[1]ブラザヴィル弾薬庫爆発事故参照。

気候[編集]

ケッペンの気候区分ではサバナ気候(Aw)に属する。

ブラザヴィル (マヤマヤ空港) 1961–1990年、極値1932年–)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C (°F) 37.5
(99.5)
36.3
(97.3)
37.5
(99.5)
36.8
(98.2)
37.3
(99.1)
34.3
(93.7)
33.8
(92.8)
40.2
(104.4)
39.5
(103.1)
38.9
(102)
35.8
(96.4)
40.2
(104.4)
40.2
(104.4)
平均最高気温 °C (°F) 30.5
(86.9)
31.3
(88.3)
31.7
(89.1)
31.8
(89.2)
30.9
(87.6)
28.4
(83.1)
27.0
(80.6)
28.5
(83.3)
30.4
(86.7)
30.8
(87.4)
30.4
(86.7)
30.2
(86.4)
30.2
(86.4)
日平均気温 °C (°F) 26.0
(78.8)
26.4
(79.5)
26.7
(80.1)
26.8
(80.2)
26.2
(79.2)
23.8
(74.8)
22.4
(72.3)
23.6
(74.5)
25.5
(77.9)
26.1
(79)
25.9
(78.6)
25.8
(78.4)
25.4
(77.7)
平均最低気温 °C (°F) 21.4
(70.5)
21.5
(70.7)
21.7
(71.1)
21.9
(71.4)
21.6
(70.9)
19.3
(66.7)
17.8
(64)
18.8
(65.8)
20.6
(69.1)
21.4
(70.5)
21.4
(70.5)
21.5
(70.7)
20.7
(69.3)
最低気温記録 °C (°F) 17.0
(62.6)
14.5
(58.1)
17.7
(63.9)
18.6
(65.5)
17.0
(62.6)
12.7
(54.9)
10.5
(50.9)
10.3
(50.5)
15.2
(59.4)
13.7
(56.7)
18.2
(64.8)
17.7
(63.9)
10.3
(50.5)
降水量 mm (inch) 160
(6.3)
137
(5.39)
167
(6.57)
191
(7.52)
118
(4.65)
8
(0.31)
3
(0.12)
4
(0.16)
34
(1.34)
139
(5.47)
261
(10.28)
172
(6.77)
1,394
(54.88)
平均降水日数 (≥ 1.0 mm) 10 8 11 12 8 1 0 0 4 9 14 12 89
湿度 81 80 79 81 81 79 77 73 71 76 81 82 78
平均月間日照時間 171 167 192 181 177 141 127 133 145 152 157 154 1,897
出典 1: Deutscher Wetterdienst (humidity, 1951–1990)[2][3][4]
出典 2: Meteo Climat (record highs and lows)[5]

教育[編集]

コンゴ共和国唯一の国立大学マリアン・ングアビ大学がある。

交通[編集]

市内タクシー

市内にはマヤマヤ空港が有り、エールフランスケニア航空エチオピア航空などが就航している。ブラザビルはコンゴ川の航行可能部の末端であるマレボ湖に面しており、中央アフリカ共和国の首都バンギコンゴ民主共和国を含むこれより上流の地域とは盛んに水運が行われ、内陸部の交通結節点・集散地となっている。また、マレボ湖の対岸に位置するコンゴ民主共和国の首都キンシャサとはフェリー便の連絡がある[6]コンゴ・オセアン鉄道ポワントノワールとブラザヴィルを結んでいる[7]

姉妹都市[編集]

出身者[編集]

脚注[編集]

  1. ^ http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2862824/8595399 コンゴ共和国の武器庫で大規模爆発、死者146人 AFP 2012年11月17日閲覧
  2. ^ Klimatafel von Brazzaville (Flugh.) / Kongo” (German). Baseline climate means (1961–1990) from stations all over the world. Deutscher Wetterdienst. 2016年10月24日閲覧。
  3. ^ Station 64450 Brazzaville/ Maya–Maya”. Global station data 1961–1990—Sunshine Duration. Deutscher Wetterdienst. 2016年10月24日閲覧。
  4. ^ ftp://ftp-cdc.dwd.de/pub/CDC/help/stations_list_CLIMAT_data.txt Station ID for Brazzaville/ Maya–Maya is 64450 Use this station ID to locate the sunshine duration
  5. ^ Station Brazzaville” (French). Meteo Climat. 2016年10月24日閲覧。
  6. ^ 田辺裕、島田周平、柴田匡平、1998年、『世界地理大百科事典2 アフリカ』、朝倉書店 ISBN 4254166621 p206
  7. ^ 「世界の鉄道」p345 一般社団法人海外鉄道技術協力協会著 ダイヤモンド・ビッグ社 2015年10月2日初版発行

外部リンク[編集]