デヴィッド・サイドラー

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デヴィッド・サイドラー
David Seidler
生年月日 1937年
没年月日 2024年3月16日
出身地 イギリスの旗 イギリスロンドン
死没地 ニュージーランドの旗 ニュージーランド
国籍 イギリスの旗 イギリスアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
職業 脚本家
ジャンル 舞台、テレビ、映画
主な作品
タッカー
英国王のスピーチ
 
受賞
アカデミー賞
脚本賞
2010年英国王のスピーチ
放送映画批評家協会賞
オリジナル脚本賞
2010年『英国王のスピーチ』
英国アカデミー賞
オリジナル脚本賞
2010年『英国王のスピーチ』
英国作品賞
2010年『英国王のスピーチ』
その他の賞
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デヴィッド・サイドラーDavid Seidler, 1937年 - 2024年3月16日)は、イギリス系アメリカ人舞台テレビ映画脚本家である[1][2]

生い立ち[編集]

父方の祖父母をホロコーストによって失っている[3]。幼児期はロンドンで過ごし、中産階級家庭で育てられた[4]。父のバーナードは毛皮ブローカーだった。第二次世界大戦時のザ・ブリッツで住んでいたアパートが爆撃されると、一家はサリーのリングフィールドに移った[1]。さらに戦争が続くと一家はアメリカニューヨーク州ロングアイランドに逃れ、そこへボートで旅している頃にサイドラーは吃音になってしまう[5]。サイドラーは、自分の吃音は戦争による精神的ストレスが原因であると考え、10代の頃は吃音で他人が不愉快にならぬよう、無口な人間として過ごしてきた[4]

キャリア[編集]

40歳の時にフランシス・フォード・コッポラ監督の『タッカー』の脚本を書き、ハリウッドでのキャリアがスタートする[1]

2010年には長年脚本を温めていた、ジョージ6世が吃音を克服する姿を描いた映画『英国王のスピーチ』が公開され、これがトロント国際映画祭などで絶賛され、以後様々な賞を受賞する。サイドラー自身もアカデミー脚本賞英国アカデミー賞オリジナル脚本賞などを受賞した。

私生活[編集]

サイドラーは2005年後半に咽喉癌と診断されたが、2011年2月現在は鎮静している[1]

イギリスとアメリカ両方の市民権を持っている[2]

2024年3月16日、ニュージーランドへのフライフィッシングの遠征中に死去。86歳没[6]

フィルモグラフィ[編集]

映画[編集]

テレビ[編集]

受賞・ノミネート[編集]

部門 作品名 結果
英国アカデミー賞 2010年 オリジナル脚本賞 英国王のスピーチ 受賞
アカデミー賞 2010年 脚本賞 受賞
ゴールデングローブ賞 2010年 脚本賞 ノミネート
放送映画批評家協会賞 2010年 オリジナル脚本賞 受賞
英国インディペンデント映画賞 2010年 脚本賞 受賞
サテライト賞 2010年 オリジナル脚本賞 受賞
ロサンゼルス映画批評家協会賞 2010年 脚本賞 次点
サンディエゴ映画批評家協会賞 2010年 オリジナル脚本賞 ノミネート
シカゴ映画批評家協会賞 2010年 オリジナル脚本賞 ノミネート
ワシントンD.C.映画批評家協会賞 2010年 オリジナル脚本賞 ノミネート
オンライン映画批評家協会賞 2010年 オリジナル脚本賞 ノミネート

出典[編集]

  1. ^ a b c d David Seidler (2010年12月20日). “How the 'naughty word' cured the King's stutter (and mine)”. Daily Mail. 2011年1月26日閲覧。
  2. ^ a b David Seidler, 'The King's Speech' writer, and his commoner cause”. ロサンゼルス・タイムズ (2010年12月9日). 2011年1月27日閲覧。
  3. ^ Jpost.comBy JTA 01/17/2011 17:53
  4. ^ a b Screenwriter’s stammer inspires ‘Speech’ November 23, 2010, Naomi Pfefferman, Jewish Journal
  5. ^ David Seidler - Script Writer of The King's Speech (Episode 240) Archived 2010年12月29日, at the Wayback Machine.Stuttertalk, Podcast, (retrieved 27/01/10)
  6. ^ Haring, Bruce (2024年3月17日). “David Seidler Dies: Academy Award-Winning Writer For ‘The King’s Speech’ Was 86” (英語). Deadline. 2024年3月17日閲覧。

外部リンク[編集]