タウリケのイピゲネイア

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タウリケのイピゲネイア』(タウリケーのイーピゲネイア、: Ἰφιγένεια ἐν Ταύροις: Iphigenia in Tauris)は、古代ギリシアエウリピデスによるギリシア悲劇の1つ。

アガメムノーンに生贄にされる直前にアルテミスによって救出され、ケルソネーソスにあるタウロイ人の国でアルテミス神殿の巫女として過ごしていたイーピゲネイアの元に、母親への復讐とアテナイでの審判を終え、アルゴスへと帰国途中の弟オレステースが訪れ、共にアルゴスへと帰国する様が描かれる。

紀元前413年頃に作られたと推定される[1]。上演成績は不明。

構成[編集]

日本語訳[編集]

  • 『タウリケのイピゲネイア』 吳茂一訳、岩波文庫、1939年
  • 『タウリケーのイーピゲネイア』 久保田忠利訳、岩波文庫、2004年
    • 元版 『ギリシア悲劇全集7』「タウリケーのイーピゲネイア」 岩波書店、1991年
  • 『古典劇大系 第二卷・希臘篇(2)』「タウロイのイフィゲネイヤ」 近代社、1925年
  • 『世界戯曲全集 第一卷・希臘篇』「タウロイのイフィゲネイヤ」 近代社、1927年
  • 『ギリシア悲劇全集Ⅳ エウリピデス篇Ⅱ』「タウリケのイーピゲネイア」 人文書院、1960年
  • 『ギリシャ悲劇全集Ⅳ エウリーピデース編〔Ⅱ〕』「タウリケーのイーピゲネイア」 鼎出版会、1978年
  • 『ギリシア悲劇Ⅳ エウリピデス(下)』「タウリケのイピゲネイア」 ちくま文庫、1986年
    • 元版 『世界古典文学全集9 エウリピデス』「タウリケのイピゲネイア」 筑摩書房、1965年

翻案[編集]

  • 『タウリス島のイフィゲーニエ』(五幕二十場)[2]

脚注・出典[編集]

  1. ^ 『全集7』 岩波 p.471
  2. ^ ゲーテが『タウリケのイピゲネイア』から着想を得て著した戯曲。構想から完成までに10年以上を要した。1778年2月14日に第1稿を脱していたが、それから詩型を変える形で第2稿、第3稿と改められ、更にはソポクレスの『エレクトラ』に深い感銘を受け、自らの『イフィゲーニエ』が読むに耐えられなったために改作が行われ、1787年1月6日ローマにて最終稿である第4稿が完成した。