スズキ・ZZ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スズキ・セピアから転送)
移動先: 案内検索

スズキ・ZZ(ズィーツー)とは、かつてスズキが製造販売していた原付スクータータイプのオートバイである。なお本項では先代車種にあたるセピアZZ(セピア ズィーツー)についても解説する。

セピアZZ[編集]

スズキ・セピアタカース
後期モデル(CA1HC型)
基本情報
排気量クラス 原動機付自転車
メーカー 日本の旗スズキ
車体型式 CA1HC
エンジン A142型 49cm3 2ストローククランクケースリードバルブ
内径x行程 / 圧縮比 __ x __ / 6.9:1
最高出力 7.2ps/7,000rpm
最大トルク 0.76kg-m/6,500rpm
乾燥重量 69kg
テンプレートを表示

セピアは、従来のHi-UPシリーズの後継として1989年に登場した。直線基調のスタイリングを受け継ぎつつ、当時主流になりつつあったメットイン機能を採用した点が特徴と言える(前年の1988年に登場したアドレスも同様にメットイン機能を採用)。

セピアZZの前期モデル(CA1EB = AF50ZZ)は、セピアのスポーツモデルとして、1990年に発売された。基本モデルから0.2馬力増しの7.0馬力エンジンを搭載し、スズキのスポーツモデルとしてお馴染みのボトムリンク式フロントフォークとフロントディスクブレーキを装備(セピアはテレスコピックフォークドラムブレーキ)。他社に先駆けてハイマウントストップランプを採用したこともあり(最初期モデルはリアスポイラーのみ)、装備の充実したハイスペックなモデルとしてヒット車種となった。

セピアZZの後期モデル(CA1HC = AJ50ZZ)は、セピアのモデルチェンジ1993年)を受けて、同93年に発売された。エンジン出力が自主規制上限値の7.2馬力となり、スタイルも大幅に変更されている。

1990年代後半において、当時のスズキではアドレスシリーズをはじめ各種50ccクラスのスクーターを発売していたことから、ラインナップの整理を受ける形でセピアは販売終了されることになった。その一方で、セピアZZについては人気が高かったことから、シリーズから独立して「ZZ」という単独車種へと昇格されることになった。

セピア前期モデル(CA1EA型)
※セピアZZ(CA1EB型)ではない


ZZ[編集]

スズキ・ZZ
Suzuki ZZ.jpg
基本情報
排気量クラス 原動機付自転車
メーカー 日本の旗スズキ
車体型式 CA1PB
エンジン A155型 49cm3 2ストローククランクケースリードバルブ
内径x行程 / 圧縮比 41.0mm x 37.4mm / 7.1:1
最高出力 5.3kw(7.2ps)/7,000rpm
最大トルク 7.5Nm(0.76kg-m)/6,500rpm
乾燥重量 80kg
テンプレートを表示

ZZ(CA1PB = AZ50R)は、2000年3月から発売が開始された(公式上は4月1日だが実際には3月下旬から市場に出回っていた)。セピアZZからの7.2psエンジンを受け継くとともに、「INCH UP SPORT」というサブネームが冠されている通り、軽量でシャープなデザインの12インチ6本スポークアルミ製キャストホイールを前後輪に装備(一般的な50cc原付は10インチのスチール製ホイールを装備している)していることによるルックスの良さと、直進安定性の高さが最大のアピールポイントとなっていた。それに加えてサスペンションショーワ製のゴールドアルマイト処理がされたものを装備して性能と共にファッション性も向上させたほか、シリーズの伝統である前輪ディスクブレーキリアウィングハイマウントストップランプも装備されるなど、「走り」と「見栄え」を高いレベルで両立させていた。50ccクラスの車両としては非常に豪華で充実した仕様ではあるが、その分定価は税込で約19万円、実売価格でも新車の場合15~17万円程度と価格も上昇してしまった。ベースとなる車種は従来のセピアからレッツIIに変更された。また、スズキZZ(CA1PB-AZ50R)は開発段階ではレッツIIRであった

50ccクラススクーターで2ストローク7.2馬力エンジン搭載車であり、全体的な走行性能も高い。特に足回りに関しては125ccクラスレベルといっても過言ではないほど評価が高く、走行嗜好者[誰?]を中心に人気の車種であったが、自動車排ガス規制強化に伴い2007年8月31日を以て生産終了となった。

外部リンク[編集]