スズキ・GSX400FW

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GSX400FW(ジーエスエックスよんひゃくエフダブル)は、1980年代に発売された、スズキの中型オートバイ

概要[編集]

スズキの400cc水冷DOHC4バルブ第1世代。

GSX400Fを水冷化した直列4気筒水冷4バルブDOHCエンジンを採用し、アッパーカウルを装着した爬虫類的なフォルムが特徴だった。当時の400cc市場での競合車種であるホンダ・VF400F(1982年発売・53馬力)、カワサキ・GPz400(1983年発売・51馬力)・カワサキ・GPz400F(1983年発売・54馬力)、ヤマハ・XJ400Z(1984年発売・55馬力)などが次々と50馬力オーバーするなかで、控えめな50馬力の馬力表示が災いして売れなかった。水冷並列4気筒16バルブ50馬力(2型では59馬力にパワーアップされた)。

姉妹車として、同じ爬虫類スタイルの250cc水冷4気筒GS250FWも発売された。こちらは1気筒あたり2バルブであったため「GSX」でなく「GS」である。なお、スズキの車種の命名には法則があり、GSX400FWの場合は、GSは4サイクルスーパースポーツ車の称号、Xは4バルブ、Fは4気筒、Wは水冷を示す記号となっている。

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