スズキ・グラディウス

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スズキ・グラディウス400 ABS
基本情報
排気量クラス 普通自動二輪車
車体型式 EBL-VK58A
エンジン K510型 399 cm3 
内径×行程 / 圧縮比 72 mm × 49 mm / 11.8:1
最高出力 41kW 55ps/11,000rpm
最大トルク 41N・m 4.1kg-m/8,500rpm
車両重量 206 kg
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輸出向けのSFV650 GLADIUS。騒音対策における日本向け仕様との差異が確認できる。

グラディウス (GLADIUS) とは、スズキが製造販売しているオートバイの車種名。シリーズ車種として日本市場向けの「グラディウス400 ABS」(排気量399cc)と、日本国外輸出向けの「SFV650グラディウス」(同、645cc)の2車種が存在する。

車名は古代ローマ剣闘士「グラディエーター」が使用していた短剣「グラディウス」に由来する。

概要[編集]

同社のネイキッドモデル、SV650に搭載されている645ccV型2気筒エンジンを新開発のトラスフレームに搭載し、2009年モデルの新型車として日本国外への輸出が開始された。最高出力・最大トルクはそれぞれ53kW(72PS)/9,000rpm、64N・m(6.5kg-m)/6,400rpmとなっている。またABS装着モデルもラインナップされている。

登場当初は輸出仕様のSFV650のみであったが、2009年の第41回東京モーターショーで、日本国内向けの400cc仕様とされる「グラディウス400 ABS」が参考出品で発表され、同年12月9日より販売が開始された。なお400はABSが標準装備となっている。また同車両の最高出力は41kW (55ps) /11,000rpmであり、かつての馬力規制(排気量400ccで53ps)を若干上回る数値となっている。ただし日本の平成13年加速騒音規制に適合させるため、車体左側のエンジンカバーや、ホールなしのリアスプロケットなどが装備されているため、車体重量は650のABS仕様(205kg)より重い。

なお400は継続生産車への平成28年自動車排出ガス規制適用により、2017年9月にメーカーより生産終了が発表された。

関連項目[編集]

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