ウルトラマラソン

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ウルトラマラソン
Sahara Race 2011.jpg
2011年サハラレース(エジプト[注 1]
統括団体 国際ウルトラランナーズ協会
特徴
身体接触
カテゴリ 屋外または屋内競技
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ウルトラマラソンとは42.195kmを超える道のりを走るマラソンのことである。一般のマラソンのように一定の距離を走るタイプと、一定の時間を走り続けるタイプ(その時間内に走った距離が最も長い者が優勝となる)がある。

100kmや24時間走は世界的に行われており、IAU(国際ウルトラランナーズ協会)主催の世界選手権も開催されている。また、100kmでは世界陸連が道路の世界記録を公認している。他にも長いものでは6日間レースや約5,000kmを走るものまである。

日本のウルトラランナーは2021年現在、100キロ・ロードでは男女ともに世界記録を保持している。

世界陸連公認記録[編集]

男子[編集]

種目 タイム 名前 国籍 日付 場所
100 km 6時間0914 風見尚 日本の旗 日本 2018年6月24日 日本の旗 湧別 - 北見(サロマ湖)、日本

女子[編集]

種目 タイム 名前 国籍 日付 場所
100 km 6時間33分11秒 安部友恵 日本の旗 日本 2000年6月25日 日本の旗 湧別 - 北見(サロマ湖)、日本

IAU公認記録[編集]

男子[編集]

種目 記録 選手 日付 場所 出典
50 km 2:40:13  Stephen Mokoka (南アフリカ) 2022年3月6日 南アフリカ共和国の旗 ポート・エリザベス、南アフリカ [1]
100 km 6:09:14  風見尚 (日本) 2018年6月24日 日本の旗 湧別 - 北見(サロマ湖)、日本 [2]
100マイル 11:19:13  Zach Bitter (アメリカ) 2019年8月24日-25日 アメリカ合衆国の旗 ミルウォーキー、アメリカ [3]
1000 km 5d 16:17:00  イアニス・クーロス (ギリシャ) 1984年11月26日 - 12月2日 オーストラリアの旗 コーラック、オーストラリア [2]
1000マイル 10d 10:30:36  イアニス・クーロス (ギリシャ) 1988年5月20日 - 30日 アメリカ合衆国の旗 ニューヨーク、アメリカ [2]
6時間 97.200 km  Donald Ritchie (イギリス) 1978年10月28日 イギリスの旗 ロンドン、イギリス [2]
12時間 168.790 km  Zach Bitter (アメリカ) 2019年8月24日 - 25日 アメリカ合衆国の旗 ミルウォーキー、アメリカ [3]
24時間 303.506 km  イアニス・クーロス (ギリシャ) 1997年10月4日 - 5日 オーストラリアの旗 アデレード、オーストラリア [2]
48時間 473.495 km  イアニス・クーロス (ギリシャ) 1996年3月3日 - 5日 フランスの旗 Surgeres、フランス [2]
6日 1036.800 km  イアニス・クーロス (ギリシャ) 2005年11月20日 - 26日 オーストラリアの旗 コーラック、オーストラリア [2]

女子[編集]

種目 記録 選手 日付 場所 出典
50 km 2:59:54  Desiree Linden (アメリカ) 2021年4月13日 アメリカ合衆国の旗 Dorena、アメリカ [3]
100 km 6:33:11  安部友恵 (日本) 2000年6月25日 日本の旗 湧別 - 北見(サロマ湖)、日本 [2]
100マイル 12:42:40  Camille Herron (アメリカ) 2017年11月11日 アメリカ合衆国の旗 Vienna、アメリカ [2]
1000 km 7d 16:08:37  Surasa Mairer (オーストリア) 2002年9月29日 - 10月6日 アメリカ合衆国の旗 ニューヨーク、アメリカ [2]
1000マイル 12d 14:38:40  Sandy Barwick (ニュージーランド) 1991年10月16日 - 28日 アメリカ合衆国の旗 ニューヨーク、アメリカ [2]
6時間 85.492 km  Nele Alder-Baerens (ドイツ) 2017年3月11日 ドイツの旗 ミュンスター、ドイツ [2]
12時間 149.130 km  Camille Herron (アメリカ) 2017年12月9日 - 10日 アメリカ合衆国の旗 フェニックス、アメリカ [2]
24時間 270.116 km  Camille Herron (アメリカ) 2019年10月26日 - 27日 フランスの旗 アルビ、フランス [2]
48時間 397.103 km  稲垣寿美恵英語版 (日本) 2010年3月21日 - 23日 フランスの旗 Surgeres、フランス [2]
6日 883.631 km  Sandy Barwick (ニュージーランド) 1990年11月18日 - 24日 オーストラリアの旗 キャンベルタウン、オーストラリア [2]

主な大会[編集]

日本国内[編集]

現在開催されている大会[編集]

開催月 開催地 大会名 距離(時間) 登り累積標高差 備考
1月 沖縄県 宮古島100kmワイドーマラソン 21 km(4時間) / 50 km(7時間) / 100 km(14時間)
1月 鹿児島県 屋久島一周ウルトラecoマラニック 100 km(16時間) / 25km(5時間30分) 約1,471m
3月 大阪府 OSAKA淀川ウルトラマラソン 50 km(7時間30分) / 70 km(10時間) / 100 km(13時間30分)
3月 沖縄県 NAGOURAマラソン大会 42.195 km(7時間) / 75 km(11時間30分) / 100 km(15時間) 100km伴走付の部あり
4月 和歌山県 奥熊野いだ天ウルトラマラソン 100 km(14時間30分) 約1,721m
4月 島根県 奥出雲ウルトラおろち100km遠足 60 km(10時間) / 100 km(16時間) リレーの部あり(60km)
4月 山梨県 チャレンジ富士五湖 71 km(11時間) / 100 km(14時間) / 118 km(15時間)
4月 大阪府 水都大阪100kmウルトラマラニック 70 km(11時間) / 100 km(14時間)
5月 兵庫県 赤穂ウルトラマラソン大会 10 km / 30 km / 50 km / 100 km(5時から日没まで)
5月 長野県 星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン 42 km(6時間30分) / 67 km(10時間15分) / 100 km(14時間)
5月 島根県 えびす・だいこく100キロマラソン 100 km(14時間) チームの部あり
5月 福井県 東尋坊愛のマラニック 52 km(8時間) / 103 km(15時間)
5月 東京都 東京・柴又100K(ヒャッケイ) 60 km(9時間) / 100 km(14時間) 日本陸上競技連盟公認
5月 神奈川県 三浦半島みちくさウルトラマラソン 60 km(10時間) / 100 km(14時間)
6月 岐阜県 飛騨高山ウルトラマラソン 72 km(11時間) / 100 km(14時間) 約2,707m
6月 岩手県 いわて銀河100kmチャレンジマラソン 10 km(90分間) / 50 km(8時間) / 100 km(14時間) 駅伝の部あり
6月 熊本県 阿蘇カルデラスーパーマラソン 100 km(13時間30分)
6月 島根県 隠岐の島ウルトラマラソン 50 km(8時間) / 100 km(14時間30分) 約1,687m
6月 北海道 サロマ湖100キロウルトラマラソン 50 km(8時間) / 100 km(13時間) 世界陸連公認
7月 北海道 北オホーツク100kmマラソン 50 km(9時間) / 100 km(14時間)
7月 山口県 やまぐち萩往還マラニック&ウォーク 65 km(15時間) / 100 km(16時間)
9月 和歌山県 高野龍神スカイラインウルトラマラソン 50 km(7時間) / 100 km(13時間30分) 日本陸上競技連盟公認
9月 京都府 歴史街道丹後100kmウルトラマラソン 60 km(9時間30分) / 100 km(14時間) -
9月 岡山県 児島半島港めぐり100キロマラソン 102 km / 111 km(18時間) 練習会に参加が出場要件
9月 広島県 安芸太田しわいマラソン 88 km (13時間) / 100 km(13時間) Kids部門あり
9月 兵庫県 村岡ダブルフルウルトラランニング 44 km(9時間) / 66 km(11時間) / 88 km (14時間) / 100 km(14時間) 約2,550m 2017勇者の道120K開催
9月 岐阜県/石川県 白山白川郷100kmウルトラマラソン 50 km(10時間) / 100 km(16時間) 約2,530m
9月 秋田県 秋田内陸リゾートカップ100キロチャレンジマラソン 50 km(7時間) / 100 km(13時間)
10月 新潟県 越後・くびき野100kmマラソン 50 km(7時間30分) / 100 km(13時間30分) 1年おき(偶数年)に開催
10月 高知県 四万十川ウルトラマラソン 60 km(9時間30分) / 100 km(14時間) 日本陸上競技連盟公認
10月 福島県 伊南川100kmウルトラ遠足 100 km(16時間) 約2,953m 一部トレイル区間有
10月 石川県 能登半島すずウルトラマラソン 60 km(9時間) / 100 km(14時間)
10月 長崎県 壱岐ウルトラマラソン 50 km(7時間) / 100 km(14時間)
11月 静岡県 南伊豆町みちくさウルトラマラソン 70 km(12時間) / 100 km(14時間)
12月 沖縄県 沖縄100Kウルトラマラソン 100km(14時間) / 50km(8時間) / RUN&Walk 22.5km

過去に開催されていた大会[編集]

開催月 開催地 大会名 距離(時間) 開催数 備考
2月 香川県 小豆島・寒霞渓100Kmウルトラ遠足 100 km(16時間) 2 2013年ファイナル
5月 山口県 山口100萩往還マラニック 70 km(12時間) / 140 km(24時間) / 250 km(48時間) 30 2018年ファイナル
6月 鳥取県 天体界道にちなんおろち100kmウルトラマラソン全国大会 100 km(14時間30分) 10 2010年ファイナル
6月 福島県 郡山布引高原“風の谷”ウルトラマラソン 24.4 km(5時間) /42.195 km(9時間) /68 km(12時間) / 100 km(14時間) 5 2013年ファイナル
6月 広島県/愛媛県 しまなみ海道100kmウルトラ遠足 100 km(16時間) 14 2014年ファイナル
8月 長野県 木曽町グレートトラバース100kmウルトラマラソン 100 km(15時間) 1 2015,木曽町合併10周年記念事業
11月 三重県 木曽三川ウルトラマラソン 42.195 km(7時間) / 60 km(8時間) 1 2014,中日スポーツ創刊60周年記念事業

日本国外[編集]

現在開催している大会[編集]

開催地 大会名 距離(時間) 備考
ギリシャの旗 ギリシャ スパルタスロン 246 km(36時間)
イギリスの旗 イギリス グランドユニオン運河145マイルレース 233 km(45時間)
フランスの旗 フランス ウルトラトレイル・デュ・モンブラン/UTMB 161 km(46時間30分) 世界中のトップが参加する最高峰大会の一つ[4]
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ウェスタンステイツ・エンデュランスラン 161 km(24時間) 米国グランドスラムの一つ
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 バーモント100マイルエンデュランスラン英語版 161 km(30時間) 米国グランドスラムの一つ
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ワサッチフロント100マイルエンデュランスラン英語版 161 km(36時間) 米国グランドスラムの一つ
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 レッドヴィルトレイル100英語版 161 km(30時間) 米国グランドスラムの一つ
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 自己超越3100マイルレース 4,989 km(52日) 世界最長のレースとされる。周回路を5649周する[5]
モロッコの旗 モロッコ サハラマラソン 約230 km(7日)
4デザーツ英語版 各250km(各7日) ゴビ砂漠モンゴル)、ナミブ砂漠ナミビア)、アタカマ砂漠チリ)のうち2つ完走したランナーが南極大陸で行うザ・ラストデザートに出場可能[6]

過去に開催されていた大会[編集]

開催地 大会名 距離 備考
イギリスの旗 イギリス ロンドン・ブライトンマラソン
オーストラリアの旗 オーストラリア シドニー・メルボルンマラソン 875 km 1983年から1991年まで開催
オーストラリアの旗 オーストラリア グレートバリアリーフ・マラソン 74 km 2011年11月開催、2012年大会は皆既日食マラソンとして開催
オーストラリアの旗 オーストラリア Cliff Young Australian 6-day race 約1,000 km 1983年から2005年まで開催

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 4デザーツの一つであったが、アラブの春以降の政情不安から開催されていない。

出典[編集]

  1. ^ 男子50kmで世界新記録!! 19年世界選手権マラソン5位のモコカが2時間40分13秒月陸Online(2022年3月6日)2022年4月15日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p IAU Records Committee 2017 - 2020 (PDF)” (2020年10月6日). 2021年7月22日閲覧。
  3. ^ a b c IAU Records Committee 2021 - 2025 (PDF)” (2022年1月1日). 2022年4月15日閲覧。
  4. ^ Trail Running magazine No.11 (トレイルランニングマガジン) (エイムック 2480)
  5. ^ “52日で5000キロ、邦人初完走 NYで世界最長の耐久レース”. 産経新聞. (2021年10月27日). https://www.sankei.com/article/20211027-DUKKYD6PPRM5VOPDIM2BTL6LMI/ 2022年4月10日閲覧。 
  6. ^ 南極250kmマラソン『The Last Desert』で、 アドベンチャーランナー 北田雄夫がチーム戦2位! ~日本人初の世界七大陸走破に挑む!~” (2016年12月6日). 2022年4月14日閲覧。

関連項目[編集]