アン・クレシーニ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

アン・クレシーニ英語: Anne Larson Crescini1974年5月21日 - )は、日本言語学者(海外語学研修・言語学)。学位応用言語学修士オールド・ドミニオン大学2002年)。北九州市立大学基盤教育センターひびきの分室准教授

作家、コラムニスト、ブロガー、コメンテーター、YOUTUBER、宗像応援大使、三児の母。

合言葉は「日本がすきすぎて、たまらん」


来歴[編集]

生い立ち[編集]

1974年5月21日アメリカ合衆国バージニア州にて生まれた[1]。バージニア州フレデリックスバーグ市に所在するメアリー・ワシントン大学に進学し[2][註釈 1]宗教哲学を学んだ[2]。在学中はバスケットボールに打ち込んでいた[3]1996年にメアリー・ワシントン大学を卒業した[2]

大学生の頃から摂食障害に苦しんでおり[3]、救いを求めてキリスト教教会に出向いたことをきっかけに[3]神学校に進学することにした[3]。そこで知り合った男性と婚約するが[3]婚約者外国語青年招致事業に参画するため日本に赴任することになった[3]。そのため、1997年に婚約者とともに日本に渡った[3]。婚約者と翌年結婚し[3]兵庫県神戸市で暮らしていたが[3]、日本での生活に馴染めず2000年に帰国した[3]

帰国後、近所の日本人留学生と親しくなり[3]カラオケで日本のを教えられ[3]日本語に興味を深めるようになる[3]。バージニア州ノーフォーク市に所在するオールド・ドミニオン大学大学院に進学し[2]応用言語学を学んだ[2]2002年、オールド・ドミニオン大学における大学院修士課程を修了した[2]。それに伴い、応用言語学修士学位を取得した[2]

言語学者として[編集]

その後、再び日本に渡り[1]福岡県宗像市で暮らす[1]北九州市立大学に採用され[2]2003年から2008年にかけて国際環境工学部の語学教師を務めた[2]。なお、北九州市立大学は2005年公立大学法人化されることになり、従前の設置者である北九州市から、大学と同名の公立大学法人に移管されているが、その間も引き続き語学教師の職にとどまった。2008年、北九州市立大学の基盤教育センターにて、ひびきの分室の講師に就任した[2]。基盤教育センターのひびきの分室においては、主として国際環境工学部に対する基礎教育を担当した[2]。その後、北九州市立大学の基盤教育センターにて、ひびきの分室の准教授に就任した[2]。基盤教育センターにおいては、引き続き国際環境工学部に対する基礎教育を担当した[2]

研究[編集]

専門は言語学であり[2]、特に和製英語に着目した研究に従事していた。2018年には「TEDxFukuoka」に登壇した[1][4]

なお、和製英語の定義は論者によって揺れがあると指摘している[5]。具体的には、「アルバイト」のようにそもそも英語ですらない外来語を和製英語と称したり[5]、「チャック」のように日本語から生まれた単語まで和製英語と称するなど[5]、何でもかんでも一緒くたに和製英語として論じている執筆者がいると指摘したうえで[5]、「私はそういう単語は和製英語だと思っていない」[5]としている。

人物[編集]

大学生の頃は日本に関心がなく[3]、日本については「全然知らなかった」[3]という。ただ、自身の日本車に乗っていたため[3]、日本に対する唯一の印象は「全然故障しないイメージ」[3]だった。その後、福岡県宗像市での生活が長くなるにつれ、日本語も話せるようになったが、共通語ではなく宗像弁で話す[6]


メディア活動[編集]

テレビ番組[編集]

  • TNC 福岡NEWSファイルCUBE レギュラーコメンテーター
  • TVQ 好きっちゃ北九州 レポーター(不定期出演)

新聞コラム[編集]

  • 西日本新聞生活面 「アンちゃんの日本GO!」 毎週木曜日掲載


TED[編集]

  • TED×Fukuoka 登壇 「世界観を知ると人は変わる」(2018年1月27日)

各種サイト[編集]

  • アルク学習サイト GOCHA! 連載記事
  • KADOKAWA Study Walker コラム掲載
  • 東洋経済オンライン 「ドリンクバーが英語じゃないって知ってる?」

YOUTUBE[編集]

  • アンちゃんのオモシロニッポン(COLT株式会社製作)

ブログ[編集]

  • バイリンガルブログ「アンちゃんから見るニッポン」 (2017年6月~)

略歴[編集]

著作[編集]

単著[編集]

  • Anne Crescini, Driving Me Crazy about It -- Reflections of an American in Japan, Createspace, 2012. ISBN 9781481147729
  • Anne Crescini, Bathhouses and Bodybags -- And 98 Other Things You Need to Know about Japan, Createspace, 2013. ISBN 9781492217329
  • アン・クレシーニ著『バリバリウケる! ジャパングリッシュ』アルク2018年
  • アン・クレシーニ著『ペットボトルは英語じゃないって知っとうと!?』ぴあ、2018年。ISBN 9784835638843
  • アン・クレシーニ著『即使える《病院英語》ハンドブック』アルク、2018年。

脚注[編集]

註釈[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ Mary Washington Collegeは、のちにUniversity of Mary Washingtonの源流の一つとなった。

出典[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b c d e 冨安京子「ペットボトル、モーニングコール…和製英語に魅せられて――北九州市立大学アン・クレシーニ准教授」『【ぴいぷる】ペットボトル、モーニングコール…和製英語に魅せられて 北九州市立大学 アン・クレシーニ准教授 (3/3ページ) - zakzak産経デジタル2018年11月7日
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 「クレシーニ アン」『クレシーニ アン/Anne Crescini九州市立大学国際環境工学部・大学院国際環境工学研究科
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 「在住18年! ピアスに革ジャンの米国人准教授――ワタシが日本に住む理由」『在住18年!ピアスに革ジャンの米国人准教授:ワタシが日本に住む理由|テレ東プラステレビ東京2018年4月22日
  4. ^ 「LiveSpeakers」『アン・クレシーニ | TEDxFukuoka』TED Conferences。
  5. ^ a b c d e アン・クレシーニ「ドリンクバーが英語じゃないって知ってる? ――日本で生まれた和製英語の素晴らしき世界」『ドリンクバーが英語じゃないって知ってる? | 英語学習 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準東洋経済新報社2018年9月27日
  6. ^ 藤村はるな「英語を上達させるのに欠かせない〇〇とは? ――人気ブロガー・アンちゃんに聞く英語学習方法」『英語を上達させるのに欠かせない〇〇とは? 人気ブロガー・アンちゃんに聞く英語学習方法【後編】 | スタディウォーカーKADOKAWA2018年8月8日

外部リンク[編集]