アツギ
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![]() アツギ本社 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 |
大証1部(廃止) 3529
|
本社所在地 | 北緯35度26分35秒東経139度23分40秒座標: 北緯35度26分35秒 東経139度23分40秒 |
設立 | 1947年(昭和22年)12月24日 |
業種 | 繊維製品 |
法人番号 |
4021001026648 ![]() |
事業内容 | 衣料品の製造 |
代表者 | 代表取締役社長 工藤洋志 |
資本金 |
200億円 (2020年3月31日現在) |
売上高 |
連結:196億2100万円 単独:187億8200万円 (2020年3月期)[1] |
営業利益 |
連結:△4億6100万円 単独:4200万円 (2020年3月期)[1] |
純利益 |
連結:△59億2100万円 単独:△62億2700万円 (2020年3月期)[1] |
純資産 |
連結:357億5600万円 単独:348億2400万円 (2020年3月31日現在)[1] |
総資産 |
連結:423億9500万円 単独:409億3100万円 (2020年3月31日現在)[1] |
従業員数 |
206人 (2020年3月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 東レ 5.44% |
関係する人物 | 堀禄助(創業者) |
外部リンク | https://www.atsugi.co.jp/ |
アツギ株式会社(英文社名:ATSUGI CO.,LTD.)は、日本の繊維製品の製造・販売メーカー。
概要[編集]
主にパンティストッキング・靴下・下着を製造・販売している。その他不動産の販売・賃貸、介護用品の製造等の事業がある。製造は子会社に移管、中華人民共和国での生産にも移行している。
2013年3月期の連結売上構成は繊維事業95.5%、不動産事業その他4.5%となっている。
沿革[編集]
- 1947年(昭和22年)12月24日 堀禄助(ほり ろくすけ)が現在の神奈川県海老名市に厚木編機株式会社を設立。当初は靴下も製造していたが、主な製品は捕鯨用ロープだった。
- 1952年(昭和27年)シームレスストッキング、タイツの製造・販売を開始。
- 1960年(昭和35年)
- 1月 厚木ナイロン工業株式会社に改称。
- 9月東京店頭売買承認銘柄として株式公開。
- 1961年(昭和36年)
- 1962年(昭和37年)
- 9月 福岡証券取引所に上場。
- 10月 東京証券取引所、大阪証券取引所、名古屋証券取引所第1部に指定替え。
- 1963年(昭和38年)
- 8月 海外販売を目的として厚木ナイロン香港有限公司(現連結子会社 厚木香港有限公司)を設立。
- 10月 東京証券取引所市場第一部信用銘柄となる。
- 1964年(昭和39年)4月 ファンデーション、ランジェリーの製造販売開始。
- 1966年(昭和41年) 5月 ストッキングの増産のため、アツギむつナイロン株式会社を設立(青森県むつ市)。
- 1968年(昭和43年)
- 6月 パンティストッキングの製造・販売を開始。
- 12月 パンティストッキングの増産のため、アツギ白石ナイロン株式会社を設立(宮城県白石市)。
- 1970年(昭和45年) 6月 パンティストッキングの増産のため、アツギ佐世保ナイロン株式会社を設立(長崎県佐世保市)。ソックス類の本格製造販売開始。
- 1971年(昭和46年)9月 札幌証券取引所に上場。
- 1972年(昭和47年) 10月 ミサワホーム株式会社と業務提携し、厚木ナイロンミサワホーム株式会社を設立(神奈川県海老名市)。
- 1974年(昭和49年)3月 メリヤス肌着の本格製造販売開始。
- 1977年(昭和52年)
- 6月 物流部門を独立させ、アツギ物流株式会社を設立(神奈川県海老名市)。
- 10月 アツギむつナイロン株式会社がアツギ白石ナイロン株式会社を吸収合併し、東北アツギ株式会社に商号変更。
- 1979年(昭和54年)フルサポーティパンティストッキングの製造・販売を開始。
- 1988年(昭和63年)12月 厚木ナイロンミサワホーム株式会社、アツギメカトロ株式会社を合併。
- 1994年(平成6年) 主力製品である「ミラキャラット」の製造・販売を開始。
- 1999年(平成11年) アツギ株式会社に改称。
- 2000年(平成12年)9月 介護用品の製造販売を目的として、アツギケア株式会社(現連結子会社)を設立。印刷、製袋部門を独立させ、アツギ印刷株式会社を設立。10月 青森スタッフ株式会社はアツギむつ株式会社と、宮城スタッフ株式会社はアツギ白石株式会社と、長崎スタッフ株式会社はアツギ佐世保株式会社(現連結子会社)とそれぞれ合併。
- 2003年(平成15年)3月 名古屋証券取引所、福岡証券取引所、札幌証券取引所への上場廃止。
- 2007年(平成19年)10月 アツギむつ株式会社がアツギ白石株式会社、アツギ印刷株式会社を吸収合併し、アツギ東北株式会社に社名変更。
- 2008年(平成20年)10月 厚木(上海)時装貿易有限公司(現連結子会社)設立。
- 2009年(平成21年)12月 厚木靴下(煙台)有限公司(現連結子会社)設立。
- 2011年(平成23年)2月「ASTIGU(アスティーグ)」発売。
- 2020年(令和2年)10月 株式会社レナウンから株式会社レナウンインクスの全株式を取得し、レナウンインクスを連結子会社化[2][3]。
社名の由来[編集]
会社の所在地は海老名市であるが、社名に相模川対岸の町である「厚木」の名前を使用したのには次の理由がある。会社設立前に近隣にある厚木基地に連合軍総司令官ダグラス・マッカーサーが降り立った。そこで創業者の堀は「世界中に知れ渡った厚木の名を社名にすれば、いちから宣伝しなくても済む」とひらめいたことから。ただし厚木基地は厚木市内ではなく、綾瀬市と大和市にまたがった地域にある。所在地に近い厚木駅も厚木市内ではなく海老名市にある。ちなみに発明学会前会長豊沢豊雄の著書によると厚木ではないからアツギナイロンと命名したとある。
主な製品[編集]
- ミラキャラット
- アスティーグ
- レリッシュ
- クリニカル
- スリムライン
- ウルトラスルー
CMモデル[編集]
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また1970年代には、「スクールマルチ」の商品モデルに山口百恵・麻丘めぐみ・片平なぎさが起用されたが、CMは製作されたかは不明。
アツギイメージガール[編集]
アツギイメージガール(ATSUGI Image Girl)とは、2007年の同社創立60周年を記念して創設したキャンペーンガールの名称。元々は「ミラキャラットガール」という名称であった。毎年9月にオーディションで2名を選出し、翌年9月までの1年間にわたり同社の顔としてPR活動を行っている。
- 1期生(2007年-2008年9月):中条友莉、菅野広恵
- 2期生(2008年10月-2009年9月):鈴原あいみ、REIRA(別名:宮坂絵美里(現:絵美里))
- 3期生(2009年10月-2010年9月):kazumi、三浦真理子
- 4期生(2010年10月-2011年9月):秋本茉菜、関戸優希
- 5期生(2011年10月-2012年9月):蜂谷晏海、吉江瞳
関係会社[編集]
連結子会社[編集]
- アツギ東北(神奈川県海老名市、青森県むつ市、宮城県白石市に工場。靴下・インナーウェアの製造販売)
- アツギ佐世保(神奈川県海老名市)(物流業務の請負)
- 神奈川スタッフ(神奈川県海老名市)(物流業務の請負)
- アツギケア(神奈川県海老名市)(介護用品の仕入販売)
- レナウンインクス(東京都江東区)
- 厚木香港有限公司(香港)(靴下の仕入販売)
- 煙台厚木華潤靴下有限公司(中国・山東省。靴下の製造販売)
- 阿姿誼(上海)針織有限公司(中国・上海。靴下・インナーウェアの製造販売)
- 阿姿誼(上海)国際貿易有限公司(中国・上海。原材料・靴下の仕入販売)
- 厚木(上海)時装貿易有限公司(中国・上海。靴下の仕入販売)
- 厚木靴下(煙台)有限公司(中国・山東省。靴下の製造販売)
関連会社[編集]
- 山東華潤厚木尼龍有限公司(中国・山東省。靴下の製造販売)
テレビ提供番組[編集]
いずれも過去。フジテレビ番組やTBS番組が多い。
- ミス・シームレス・コンテスト(フジテレビ系列、一社提供、1961年から1963年まで行われたコンテストを放送した特別番組)
- アツギハイステップショウ ハイステップ・ミコちゃん(フジテレビ系列、一社提供)
- 嫁ぐ日まで(フジテレビ系列、一社提供)
- 気ンなるあいつ(フジテレビ系列、一社提供)
- 歌って踊って恋をして(フジテレビ系列、一社提供)
- スカイヤーズ5(第2作)(TBS系列。ヒッチハイク担当)
- 歌と笑いでつっぱしれ!(TBS系列)
- 魔女の条件(TBS系列)
- オフレコ!(TBS系列)
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アクセス[編集]
海老名駅から相鉄バス、神奈川中央交通で「厚木ナイロン[注 1]」バス停で下車。
不祥事[編集]
- 2020年11月2日の「タイツの日」に合わせて、タイツを履いた女性のイラストなど投稿し自社製品をPRするハッシュタグ「#ラブタイツ」をイラストレーターのよむと共同で企画・プロモーションをTwitter上で行い[4]、27名ものイラストレーターが参加したが[5]、そのイラストがタイツを履く女性を性的に見る視点で描かれたものばかりだったことから性的搾取(性的対象化)などと批判を受けた[6][7]。メディア・経営・ジェンダーの専門家である治部れんげは、ラブタイツキャンペーンが、実際にタイツを買っている人たちではなく、タイツを履いた女性を鑑賞する層に向けられていたことが企業広告として誤っていると指摘した[8]。これを受け、アツギは文書で謝罪し、キャンペーンのツイートを削除するとともに公式アカウントでのツイートをしばらく休止し、社員教育を徹底すると発表した[7][9]。共同企画者のよむも、アツギの謝罪ツイートをリツイートした上で謝罪した[10][11]。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 本社前のバス停の名称は相鉄バス・神奈川中央交通ともに2020年現在も旧社名の「厚木ナイロン」である。
出典[編集]
- ^ a b c d e 2020年3月期決算短信アツギ
- ^ 株式会社レナウンインクスの株式取得(子会社化)に関するお知らせ アツギ 2020年8月20日
- ^ アツギ、レナウン子会社を買収 肌着や靴下を強化、取得額は非開示日本経済新聞 2020年8月20日
- ^ アツギ (2020年11月2日). “@ATSUGI_jp 2020年11月1日 午後3:21(UTC、日本時間2020年11月2日 午前0:21)のツイート”. Twitter. 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月7日閲覧。
- ^ “タイツの日のラブタイツで炎上して消されたイラスト魚拓まとめ”. 千里高校報道部 (2020年11月4日). 2020年12月2日閲覧。
- ^ “アツギが「性的消費」と炎上。タイツを履いた女性のイラストで商品をPR”. ハフポスト (2020年11月4日). 2020年11月6日閲覧。
- ^ a b “アツギ、「タイツの日」PR企画の不適切表現を謝罪 Twitterで「性的」と批判相次ぐ”. ITmedia NEWS (2020年11月4日). 2020年11月6日閲覧。
- ^ “アツギ、タカラトミー、サントリー、キリン…炎上広告はどうすれば防げたのか”. wezzy (2020年11月14日). 2020年12月2日閲覧。
- ^ “アツギが"タイツの日"のキャンペーン取り下げ ツイッターは新規投稿を休止”. FASHIONSNAP.COM (2020年11月4日). 2020年12月2日閲覧。
- ^ よむ (2020年11月9日). “Twitter @y_o_m_y_o_m”. Twitter. 2020年11月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月7日閲覧。
- ^ よむ (2020年11月7日). “@y_o_m_y_o_m 2020年11月7日 午後11:21(日本時間)のツイート”. Twitter. 2020年12月7日閲覧。